2011年10月28日金曜日

InfoTalk、行ってきました

aegif CTO blog: InfoTalk/20111021 - 産業技術大学院大学:


前回の投稿で予告した勉強会へ行ってきました。


結論としては、妙な別題を付けてしまったプレッシャで、うまく喋れませんでした。反省です。大学院という先入観があるためか、10年前の修士論文発表会を思い出しました。思えばあれも情けない発表でした。


別題は、「コードなんて書かなければ書かないほど偉い」と思っている人とのつきあい方、というものだったのですが、これは趣味やバイトでプログラムを書いていた学生が外資系コンサルティングファームでパッケージ導入コンサルティングの仕事につくことで感じた価値観のギャップと、今現在のWeb業界のイノベーションとEnterprise市場のビジネスの連携の弱さというIT業界の問題点を絡めた話をしたい、と思ったからなんですが、うまくまとめきることができませんでした。どこかで再チャレンジしたいテーマではあります。


Technology Populismとソーシャル・モバイル・クラウドの話とか、我々が何故OSSの業務パッケージを扱ってるのか、という話を思い切って削ればよかったのかもしれませんが、そうなると本当に私が何者なのかわけがわからなくなりますし、、、


もう一つの反省点は、つきあい方、の答えをちゃんと伝えることができなかった、というところですね。事前に社内でディスカッションして、意思決定に近いところで仕事しよう、そのためには偉くなるか、フラットな構造の会社を顧客にするか、規模の小さくても付加価値ができる仕事をすれば良い、、、というような話。もう一つが、やはりオリジナルな製品・サービスで勝負しよう、別にWeb業界じゃなくてもそれはできるし国外にも市場はある、というような話。前者は偉そうな感じがして嫌ですし、後者はアジテーション色が強すぎて辛すぎました。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2011年10月21日金曜日

InfoTalk/20111021 - 産業技術大学院大学

InfoTalk/20111021 - 産業技術大学院大学: "「Enterprise市場から見たWebとSocial」"


今日こそはランチミーティングに参加、と思ったのですが、社長が時間をけちりたがるので社内ミーティングスペースで実施することになってしまいました。空腹のあまりおかしなことを書いてしまうかもしれません。


本日18時、産業技術大学院大学で毎月行われている勉強会イベント、InfoTalkに参加させて頂く予定になっています。Enterprise市場から見たWebとSocialという、怪しい表題です。柄にも無く砕けた感じの話をする、、、という課題を勝手に設定しています。事前に講演内容のダイジェストをお送りすることになっていたのですが、ちょうど忙しい時期でなかなか手が着けられず、締め切りぎりぎりでひねり出した格好です。徹夜に近い状況だったため、眠気のあまりおかしな副題をつけてしまいました。(もし、万が一、愉快な内容を期待して来られる方がいらしたら本当に申し訳ないです)


エンタープライズソフトウェアの世界を少し相対化した整理と、Technology Populismの話が、エンタープライズソーシャルに繋がるような話をできればいいな、と思ってはいるんですが、対象自体がまだまだ混沌としている状況なので、実際の発表はかなりとっちらかってしまうかもしれません。聞いて頂いた方のフィードバックをもらえればそれを反映したバージョンの発表資料を後日ここでも紹介したいと考えています。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2011年10月15日土曜日

John Newton氏の来日など

今日の第2回Bloggerランチミーティングは欠席してしまいました。


昨日、Alfresco会長のJohn Newton氏の通訳役としてeドキュメントJAPANの講演に参加してきました。講演は2本あり、1つはAIIMのボードメンバーとして海外のECM事情についてのお話、もう1つはオープンソースECM(あるいはソーシャルコンテンツマネジメントシステム)としてのAlfrescoのお話でした。通訳役としてはひどいありさまでしたが、講演の内容自体は興味深いものだったのではないかと思います。


その後、AlfrescoのOEM事例として今最も注目されているPanasonic CrossLeadの発表を見にSOLUTION Japan 2011展示会会場にも足を伸ばしました。Alfrescoのメンバーも非常に感銘を受けていたようです。今、AlfrescoはSocial、Mobile、Cloudなどのキーワードにフォーカスして製品の機能強化やプロモーションを計っているところで、プレゼンテーションの中でもiPadの普及スピードの高さを強調しています。ただ、彼らとしてもアジア市場ではAndroidの影響力が大きくなるものとも想像していたらしく、会う人毎に日本におけるシェアの推移予想なんかを質問していました。その中で、産業分野におけるAndroidタブレットのソリューション事例がたくさん発表されていたので、その印象は非常に強いものであったように見えました。


講演の内容などについてご紹介したいことも色々あるんですが、今日は弊社の新入社員歓迎会なので、このあたりでいったん切り上げたいと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2011年10月12日水曜日

Major Mobile Investments; iPad and iPhone Applications Available Now

Major Mobile Investments; iPad and iPhone Applications Available Now: " Alfresco, the open platform for social content management, today announced the availability of Alfresco Mobile - free iOS apps for the iPad and iPhone."


投稿順が前後してしまいましたが、Alfrescoのモバイルアプリが少し前からAppStoreに並んでいます。


単なるビューワといえばそれまでですが、これによりリポジトリ側で設定された管理ルールに従った社内情報配信がiPad/iPhoneを使って実現します。


ECMプロジェクトでは、コンテンツの作成者とコンテンツの承認者の仕事の仕方や端末やネットワークなどのシステム環境が異なることはよくあります。(逆にほぼ同条件というプロセスも決して珍しいものではないのですが)


非常に単純化した話としては、キーボードやマウスを頻繁に使って「自分の」文書コンテンツをたくさん生成する作成者と、複数の作成者が生み出したファイルをとにかくチェックしていかなければならない承認者では最適なツールが異なるのではないか、という議論はあり得ると思います。後者はモバイルツールを使えば良いわけですね。(残念ながら承認権限を持つ人ほど新しい機材を受け入れる速度が遅く、相対的に視力も弱っていることが多いので、支援体制もよく考える必要がありそうですが)


また、閲覧をタブレットなどのモバイル端末に限定しておいて、漏洩=端末毎の紛失、という条件で、紛失時のリモートロック機能とサーバ側のリポジトリ制御のあわせうちでセキュリティ強化、というシナリオもあるかもしれません。


(我々IT寄りの仕事をしている人間を別とすれば特に、)PCは必ずしも仕事の前提条件であり続けたわけではないですし、今後も状況は流動的になってきそうです。Windowsによる統一、Webアプリによる端末差異の(部分的な)解消、と来た上で、一巡してまたどんな端末に投資するかをよく考えないといけない時期が来ているように見えますね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)


 



2011年10月11日火曜日

Alfresco 4 Delivers Cloud-Scale Performance

Alfresco 4 Delivers Cloud-Scale Performance: "Addition of Solr Indexing, Activiti Workflow & a more extensible UI enabling a new generation of content-rich apps"


8日金曜日のBlog担当者ランチミーティングで書いています。Aegif Blogger Meetingらしいです。


Alfrescoの新メジャーバージョン4.0系のCommunity版がついにリリースされました。


アピールされているのは以下の3つです:



  • クラウド-スケールのパフォーマンス

  • 初のオープンなソーシャルチャネル向け配信基盤

  • コンシューマライク(エンドユーザ受けしそうな、の意?)なユーザ体験


まず、最初の「クラウド-スケールのパフォーマンス」についてですが、具体的には3つの要素を根拠として語られています。全文検索に対するApache Solrの採用、ワークフローに関するActivitiの搭載、そしてCIFS機能のクラスタ対応強化、です。AlfrescoはLuceneを直接組み込んだ形で実装されてきましたが、今バージョンではSolrプロジェクトの成果も取り込んで、より高機能かつスケーラブルなリポジトリ検索サービスを提供できるようになりました。この部分は他の2つ以上に多くのユーザに影響が出るポイントになりますね。


次に、「初のオープンなソーシャルチャネル向け配信基盤」ですが、ソーシャルチャネルというのは平たく言えばFacebook、Twitter、LinkedInなどのことです。(元記事では、さらにYoutube、Flickrあたりに言及されているあたりが「コンテンツ」管理システムらしいところですし、Slideshareが並んでいる点はビジネス向けソリューションとしての色が出たところと言えそうですね。) これらの基盤に対して簡単にリポジトリ内のコンテンツを「配信(Publish)」できる機構を備え、プロセスをシンプルにした、ということが、今バージョンの成果です。かねてからAlfresco社の面々が語っているSocial Content Managementの機能ですね。


最後が、コンシューマライク、の点。要するにユーザの目に見える機能強化がたくさんありますよ、というところですね。HTML5によるドラッグアンドドロップ、AdobeのツールやAppleのiWorkのサポート(メタデータ自動抽出など)、コンテンツ作成者のフォロー(購読ですね)とLiking(いいね!)、Googleドキュメント連携、iOSクライアント、など結構派手な要素が並んでいます。


是非、ダウンロードして評価をしてみてください。(あるいは、デモのご要望があればご連絡ください)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2011年10月7日金曜日

六本木に世界最大のUFOキャッチャーが

世界最大のUFOキャッチャー™に挑戦して、家族でラクティスのCMに出よう! | ラクティス:


イージフのオフィスがある六本木ヒルズに昨日から「巨大なUFOキャッチャー」が設置されています。


またしても家業の話で恐縮ですが、私の実家は天井クレーンの製造販売をやっています。この仕事を人に説明する時には「工場の天井に巨大なUFOキャッチャーを付ける仕事です」という言い方をしているのですが、まさか自分のオフィスのすぐそばにまさにそのものの設備ができるとは驚きでした。


世界最大!というキャンペーンのようですが、天井クレーンとの比較で考えると、幅が12.1mですから、小ぶりに感じます。大して大きくないうちの実家の工場でも2倍までは作れちゃうので。


さて、今日はいよいよBlog担当者ランチミーティングです。次はまじめな記事を上げます。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2011年10月6日木曜日

久々の六本木ヒルズ

約1ヶ月ぶりの通勤です。


今月からイージフCTOとしての業務にフルタイムで復帰したはずだったのですが、月初から出張が入っていたためオフィスにくるのは久しぶりです。さっそくエレベータホールを間違えました。六本木ヒルズはこの手のビルでは珍しいダブルデッカー(2階建て)のエレベータなので、我々偶数階の住人はまず1階分エレスカレータで上がってからエレベータに乗らないといけないんですが、そのことをすっかり失念していました。


社長やマーケティング責任者(取締役)の加納あたりには10月1日にPwCコンサルティング同期の同窓会で会ったんですが、その時も妙な「久しぶり感」がありました。長期の仕事であれば1ヶ月顔を合わせないことなんて今までもあったような気がするんですが、やはり「クレーン屋」の世界からの復帰ということが大きいのかもしれません。


Blogの投稿も復活させていきたいと思います。金曜日には社内のBlog寄稿者があつまってランチタイムに執筆しようという動きもあります。


#MarsEditによる公開日時の指定はうまく行きませんでした。日付は入ったんですが、ステータスがDraftのままで公開されませんでした。かといってPublishedで出すとすぐに公開されてしまいそうです。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2011年10月5日水曜日

eドキュメントJAPAN 2011 49th 画像情報マネジメントショウ

eドキュメントJAPAN 2011 49th 画像情報マネジメントショウ


イージフとして加盟させて頂いた後、最初のJIIMA主催イベントeドキュメントJAPANの日が近づいて来ました。今回はAIIMのボードメンバーでAlfrescoの会長でもあるJohn Newton氏の講演があります。私も通訳役で参加の予定です。


■■■■■■テーマセミナー ■■■■■■

〜オープンソースの視点から見るECMのグローバル市場〜

10:00 - 10:50@607会議室

米国では従来の統制主体のECMから、クラウドやソーシャルネットワーキングといった
新しいトレンドとともに消費者志向のECMへと進化しています。
欧州ではコスト削減だけでなく“自由”という観点でオープンソースの採用が進み
革新的な使用方法が生まれています。
本講演では国によって適用方法の異なるECMのグローバル市場について説明いたします。

■■■■■■スポンサードセミナー ■■■■■■

〜オープンソースで実現するソーシャルコンテンツマネジメント−Alfresco−〜

12:20-13:10@703会議室

オープンソースECMの特徴はコストだけでなく、柔軟性や技術革新の速さもその一つです。
急成長するWebやソーシャルの世界とコンテンツ管理の融合についてAlfrescoを例にご紹介します。

┏┓ セ ミ ナ ー の 詳 細
┗■―□―■―――――――――――――――+++

□会場
| 東京ビックサイト 東ホール、会議棟
| http://www.bigsight.jp/general/access/index.html
□参加費
| ドキュメントJAPAN 2011への入場が必要になります。
| 下記サイトから事前登録にて入場無料、当日2,000円
| http://expo.nikkeibp.co.jp/e-doc/2011/registration/index.html


 


 


よろしくお願いします。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2011年10月2日日曜日

MarsEdit 3

MarsEdit 3 - Desktop blog editing for the Mac.


動作が不安定だったEcto3をあきらめて、MarsEditを導入してみました。


はたしてTypepadに対しても日時指定投稿は成功するのでしょうか? とりあえず、このエントリの公開を正午に設定してみようと思います。


これを、aegifの業務への復帰を記念して勢いを付けるための投資と考えるか、ストレス発散のための単なる衝動買いと見なされてしまうかは今後の活用次第というところでしょうか。


今月は最近我々も加入したJIIMAの一大イベントeドキュメントJAPANもありますし、そこにAlfrescoの会長John Newton氏を呼んだりもしているため、さらに忙しくなることが予想されます。とりあえず、このイベントについては追ってまた具体的なことをご紹介するつもりです。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



復帰

ご無沙汰しております。aegif CTOの石井です。


さぼっている間に、一緒にお仕事をさせて頂いた中国人ブリッジSEの方に「Blogを読んでます」といわれてプレッシャを感じました。こんなところまでチェックしているとは、意識の高いエンジニアの方のバイタリティには恐れ入ります。


復帰直後に私事で申し訳ないんですが、1ヶ月程までに父が亡くなりまして9月いっぱいはaegif CTOとしての仕事を完全にお休みさせて頂いておりました。家業が「(ホイスト式)クレーンの製造・販売・メンテナンス」というマニアック(?)な町工場を営んでいるため、父から弟への事業承継のサポートをしていました。時間も予算も限られていたので会社案内の焼き直しや簡易的なCRMの導入など、本当にささやかな成果しかなかったんですが、その中で会社案内を受け取って頂いた方が見るかもしれないWebサイトの構築、というタスクがありました。


GoogleサイトというGoogle Appsの中にあるおそらくはWiki的な情報共有サイトを構築するための仕組みを使って、会社の公開サイトを作ってみました。Googleサービスに対するログインや利用規約へのリンクが強制的に表示されるなど、基本的には会社のメインサイトに使うものではないような気もしますが、簡易さとGoogle Appsとの親和性を買って今回はこういう形にしてみました。30分程度で完成して大したものだと思っていたんですが、実際には画像(会社ロゴも!)が自動的に画像ファイルそのもののリンクになっているのを放置した形だったり、ページ名がURL構成文字のつもりで設定したwwwのままだったり、と形ができた後にも色々と細かくいじるべきところがあったらしく、色々な人からコメントを頂いて2日くらいはあちこちを書き直していました。


また、Googleのサービスを使って独自ドメインをマップした如何にもな会社サイトをつくれば、特にSEO的なことをしなくても良いかな、と思っていましたが、私の実家のような零細工場でも最近はマピオンなどの電話帳サービス上でページが割り振られてしまっているため、最初は会社名で検索してもまったく結果ページに表示されませんでした。(このエントリも半分以上公私混同といいますか、実家のサイトの被リンク数を押し上げるための施策であったりもします)


これまでの私の認識ではGoogleサイトは「帯に短くタスキに長い、あまり使い道がなく人気もない」サービスだったのですが、UIの使い勝手は良いですし、独自ドメインのマッピングも無料でした。前述した強制的に挿入されるリンクのフッタさえ気にならなければ、なかなか応用が利くしくみなのかもしれません。Webサイト構築をブラウザで簡単にやりたいという目的ならJimdoの方が高機能ですし、特定組織内の情報共有に関してはWikiもしくは専門のコラボレーションツールを使うべきだとは思いますが、



  • (画像が多いなど)自由書式に近い表現方法を採用したい

  • 独自ドメインの配下におきたい

  • 扱うユーザがGoogle Appsに参加している

  • RSSなどで整理された更新情報を受け取らせたい相手がいるわけではない

  • ページ毎にアクセス権を設定したい(あるいは後でしたくなるかもしれない)


などの条件下であれば、かなり適合度が高くなるということのようです。存続してくれることを願います(ここ5年のITの環境を考えると、結構切実な願いですよね)。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)