2006年6月30日金曜日

オープンソース ECM の決定版!?

弊社が主力サービスとして取り扱っているイギリス発のオープンソース ECM(Enterprise Content Management 企業向けコンテンツ管理)製品、Alfrescoのご紹介をさせて頂きます。



Alfresco はハイエンドな文書管理システムとして名高い商用アプリケーション Documentum の共同設立者の一人 John Newton をはじめとする文書管理コンテンツ管理の専門家集団によって新たに作られたオープンソースソフトウェアです。



我々は、このAlfresco、言い換えれば「オープンソースによる企業向けコンテンツ管理システム」には市場を大きく変える可能性があると信じ、彼らのパートナーとして日本における普及に努めていくつもりです。企業向けコンテンツ管理システム ECMは今や企業にとっての必需品であり、それをより多くの企業に広げていくためにはオープンソースこそが唯一妥当な戦略である、そんな彼らのビジョンに強く共感しています。



文書管理/コンテンツ管理の重要性は長年にわたって指摘され続けてきたことであり、また近年ではコンプライアンス強化を目指し市場は活発になりつつあることは疑いありません。しかし、企業の根幹をなす業務システムでもなく、ウィルス対策やアクセス制限などの直接的なセキュリティ対策ソリューションでもないこの種のソフトウェアは、いわば一種の「贅沢嗜好品」としての扱いを受けてきました。この傾向は日本国内で特に顕著であるといえます。そのことは企業向けコンテンツ管理システムのユーザが製薬業界や金融業界などIT投資に積極的かつ特殊なニーズがある業界に偏っているという現状からもよくわかります。必需品であるはずなのに、一部の人にしか行き渡っていないという現状があるわけです。



Alfresco はオープンソースであり、自己リスクでの使用に関しては完全にフリーです。15年以上コンテンツ管理アプリケーションを開発し続けてきたチームが、これまでの経験・教訓・ノウハウを踏まえた上で、最新のテクノロジーを使って再設計したシステムです。当然、多言語化もその前提に含まれており、日本語の文書も扱うことができます。



弊社ではアジア圏唯一のパートナーとして、これからも更なる多言語対応への協力を推し進めると共に、近日中に日本語によるコミュニティサイトを構築する予定で Alfresco社と準備を進めています。メニューの日本語化などのノウハウについてもこのBlogかそのサイトで積極的に公開していく予定です。



ぜひこの”コンテンツ管理業界のイノベーション”の成果をご体験ください。



(文責 Ishii Akinori)