2010年10月6日水曜日

Will Abson on Alfresco » Blog Archive » Custom Tomcat Packages for Alfresco 3.4


The only casualty has been the Tomcat bundle packages, which are no longer shipped due to the overhead in maintaining these separately from the Bitrock stack and WAR bundles.

[From Will Abson on Alfresco » Blog Archive » Custom Tomcat Packages for Alfresco 3.4]

Alfrescoのバージョン3.4以降では、今まで提供されていたtomcat Bundleエディションがなくなっています。Bitrockベースの新しいインストーラ(WindowsとLinuxのものがそれぞれ32bit版と64bit版が提供されています)の導入にあたって、バージョン依存の管理が難しいパッケージの維持を取りやめた、ということのようです。今まで通りwarファイルの提供はされているので、実質的にはほとんど差はないようにも思えますが、これまでもtomcat Bundleを利用していたユーザは戸惑うかもしれません。(実は、私も手元の検証用の環境にはこのエディションを使っていました)


ということで、Community版限定ではありますがWill Abson氏が私家版といいますか非公式にTomcatをくっつけたバージョンを公開しています。簡単な検証であればこのバージョンを使うという手もあるかもしれません。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年10月5日火曜日

Alfresco 3.4 Powers Collaborative Web Development and New Tools for Sp


“The demand for collaboration and social sharing around enterprise content is rising – and content that was once meant just for the intranet is now being repurposed for the public web, external portals or even to destination sites across the web,” said John Newton, Alfresco CTO. “Through our implementation of CMIS as a core standard and new features in Alfresco 3.4, our content services platform can now manage and deliver enterprise content to any internal or external application in a way that traditional, monolithic ECM products can’t enable without significant time and expense.”

[From Alfresco 3.4 Powers Collaborative Web Development and New Tools for Sp]

少しご報告が遅れてしまいましたが、Alfrescoの新バージョンがでています。コミュニティ版だけでなくエンタープライズの方も3.4βになっています。レ例によって日本語ランゲージパックも更新しました。



  • Shareによる新しいWebコンテンツ管理機能


  • Google Docs連携


  • SpringとSpring Surfを利用したCMIS実装(とそのWebコンテンツ管理における活用)


  • エンタープライズポータルやソーシャルソフトウェアとの連携


  • 分散コンテンツレプリケーション


あたりが新機能として紹介されています。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年9月28日火曜日

社員旅行2010

またも、間がかなり空いてしまいました。


忙しくなると、どうしても目前の作業ばかりが気になってしまい、長期的な視座に基づいた行動をとるのが難しくなります。Blogへの投稿が果たして、「長期的な視座」に適うものなのかどうかは難しいところかもしれませんが。


ところで、やや唐突ですが、先週末は最近ようやく「恒例」と言っても良さそうな段階に入ったと言えそうな、イージフの社員旅行でした。基本的に宿と夕飯、翌日の朝食くらいまでを押さえてあって後は現地集合現地解散、という流れです。今回は、水上高原でした。私は子連れ参加なので、ほとんど何のアクティビティにも参加していないのですが、ゴルフをやったりパラグライダーをやったりと他のメンバーはかなり活動的な週末を過ごしたようです。


若手が集まったベンチャーで、伝統的日本企業で行われていたと言われる社員旅行を再発明、、、という程の実績や野心的で派手な取り組みがあるわけではありませんが、毎回旅行準備を担当してくれているメンバは色々と頑張ってくれています。いつまで続けられるものかわかりませんが、どうせなら長く続けたいと思います。


通常ですとここで集合写真か、旅行中のハプニング映像かなにかのマルチメディア的なものを貼り付けるところですが、色気のないBlogをモットーにやっておりますので、割愛します。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年9月15日水曜日

Open4Dev - Piergiorgio Lucidi's Website - Journal - Alfresco 3 Web Services book available for preorder


[From Open4Dev - Piergiorgio Lucidi's Website - Journal - Alfresco 3 Web Services book available for preorder]

Alfresco WCMのトレーニングを一緒に受けたPiergiorgio Lucidi氏と一部の講師を務めていたUgo Cei氏が、Alfresco WebServicesの書籍を出しました。


SOAPバインディングだけでなく、最近採用が増えているRESTful API、さらにはCMISにまで突っ込んだ説明があります。珍しいところでは.NET環境からの呼び出しのサンプルなんかもありました。(開発環境がSharpDevelopなのは流石、というべきなんでしょうか)


近頃、ご提案や製品紹介デモの場で感じるのは、AlfrescoのようなECMをバックエンドに採用して他のシステムからリモートのAPIを叩く、というやり方自体は違和感なく理解して頂けるものの、コミュニティ版を使ってプロトタイピングを、となった瞬間に身動きが取れなくなる製品検証担当のエンジニアさんが結構たくさんいらっしゃる、ということです。すでに組み上がっているアプリケーションに対するカスタマイズよりも、やはり技術全体に対するパースペクティブが持てないと手を動かそうにも向かう先がわからない、ということになってしまうようです。


そういう意味ではリモート呼びだしに特化した本書の様なサンプルやチュートリアルは、相当歓迎されるのではないかと思います。ネイティブの英語じゃないので読みやすい、ような気もします。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)





2010年9月10日金曜日

Alfresco Liferay Integration


Alfresco now proudly offers a suite of portlets that have been certified to run in the Liferay portal.

[From Alfresco Liferay Integration]

Alfrescoも次バージョンの発表をひかえ徐々に慌ただしくなってきた感があります。今更、と言えば今更なのですが、弊社が正式にサポートを行っているもう一つのオープンソース製品であるLiferay Portalとの連携ソリューションのデモやその他の参考情報へのリンクをまとめたページが公式サイトに追加されていました。


Liferayのポータル上でAlfresco標準のポートレットを設定することで、Alfrescoリポジトリ内での操作が一通りできるようになっています。Shareの文書ライブラリの機能がポートレットとして利用できます。動画もありますし、近日中にWebinarも開催されるようです。


単純な文書共有アプリとしてポートレット化する、というだけでは今ひとつ面白味に欠ける面もあるかもしれませんが、認証基盤を統一しSSOでその他のアプリケーションへのアクセスを統制しつつ、その情報が共有アプリ上のアクセス権としても活用できる、というのは、通常のポータル製品ではなかなか手間がかかるお話なので、地味に価値のある取り組みなのではないかと思います。(オールインワンのグループウェアであれば、ユーザ情報、グループ情報がアクセス権にそのままマッピングされることが多いようですが、他システムとの連携やアクセス権制御の細やかさについては大幅な譲歩を余儀なくされるのではないでしょうか)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年9月8日水曜日

Hitachi Data Systems buys ParaScale • The Register


HDS' chief strategist for file and content services, Miki Sandorfi, announced this on his blog last night, writing: "We have recently acquired the IP and brought on board the core engineering team [of ParaScale]."

[From Hitachi Data Systems buys ParaScale • The Register]

以前、Alfrescoとの連携ソリューションということでご紹介したParaScaleですが、米国 日立データシステムズ社に買収されていたようですね。つい先日、Alfrescoとは直接関係しない形でリサーチをしていてParaScale社へのアクセスができなくなっていることに気がつきました。(Twitterユーザの中には日本語で同じ問題に言及している人も数人いらっしゃったようです)


ソフトウェアの技術が評価され、ハードウェアも併せて一貫したビジネスを行える会社に買収された、ということ自体は大変良いお話だと思うのですが、なんとなく寂しさを感じる面もありますね。自己リスクで先進的なオープンソーステクノロジを採用し、クラウド的なストレージを実現しようとする人は、いわゆる分散ファイルシステムを採用することになりそうな気もしますし、そういう意味でも合理的な判断だったのかもしれませんが・・・


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年9月4日土曜日

Bossie Awards 2010: The best open source applications | Open Source - InfoWorld


Alfresco Community Edition did its open source developers proud this year by becoming the first enterprise content management system to boast CMIS 1.0 compliance.

[From Bossie Awards 2010: The best open source applications | Open Source - InfoWorld]

毎年お馴染みという感じになってきていますが、AlfrescoがInfoWorldのBossie Awardに挙げられています。ERPのOpenBravoですとかBIのPentaho、SugarCRMなどもお馴染みの顔ぶれですし、WordPressやDrupalなどのLL系のCMSが並んでいるところも例年と大きくは違っていません。文書管理分野からLogicalDOCが挙げられているのは注目すべき点かもしれません。


AlfrescoについてはやはりCMIS対応、そしてLotus連携とGoogle Docs連携がやはり大きなトピックだったと捉えられているみたいですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年9月2日木曜日

Alfresco 日本語サイト


[From Alfresco のオープンソースエンタープライズコンテンツ管理システム (CMS)]

AlfrescoのTwitterアカウントからリリース情報が出ていましたが、公式Webサイトに日本語表記が追加されました。弊社が協力して翻訳後のコンテンツを提供しています。実は以前からデータだけは作っていたんですが、今になって漸く安定提供の目処がたったという感じでしょうか。


Alfrescoの製品はますます強力に、しかも安定したものになってきています。日本での事例も十分出そろって来ている(とは言えなかなかお客様のお名前をお出しできないケースが多くて歯がゆい面もありますが)ので、後はこうした部分で「日本語環境への対応度合い」について安心感を持って貰うことが重要だと考えています。(実際には、より技術的におもしろい課題の方を優先してしまいがちだったりもするのですが)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年8月24日火曜日

Paul Hampton » Blog Archive » Alfresco Product Naming and Numbering


people asked what happened to versions a, b, c, d, e and f!

[From Paul Hampton » Blog Archive » Alfresco Product Naming and Numbering]

先日、最近Alfresco社に参加したメンバーに二人のBarryさんがいらっしゃって混乱してしまったというお話をさせて頂きましたが、その話題の折に、彼らから、今ではJohnが4人(社長と会長もJohnですからね)、Helenも4人いると聞きました。なので、来日したJohn JaquetteさんはJJと呼ばれているそうです。John NewtonはJN、John PowellはJPだそうです。その時、PHとPHHがいる、という話も出たんですが、そのPHの方がPaul Hamptonさんですね。


Alfresco Blogsでバージョンナンバーの話をしています。基本的にはCommunityであればメジャーバージョンとマイナーバージョンとビルド番号をピリオドでつないだものが、EnterpriseであればさらにHotfixの番号をつないだものがバージョンラベルとなるのですが、おそらくはマーケティング上の都合で、3.2rですとか3.3gなんていうバージョン記号を目にすることがあります。3.2rのrはレコードマネジメントの、3.3gのgはGoogle Docsの頭文字で、その時もっとも強調されていた新機能を表現したものでした。その他にもLabs、Community、Alfresco DM、 Alfresco Explorerなど混乱を招きそうな表現がこれまでもたくさんありました。(多分今後もいろいろとあるのではないかと思います)


次のCheetah(OSXの様ですね)は3.4として近いうちに(next few month)リリースされます。DBアクセスの改善やTikaの採用など、技術的におもしろい要素が沢山あります。ロードマップの内容もまた近いうちにご紹介しなければなりませんね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年8月20日金曜日

Alfresco APAC拠点の拡充

今日は来日中のAlfresco社カスタマサービス担当VP Barry Duplantis氏と、技術サポートリーダ John Jaquette氏に同行して、いろいろなところへご挨拶に伺わせて頂きました。


実はBarryさんというお名前だけ伺っていたので、昨日ご紹介したオーストラリアとニュージーランドの地域マネージャのBarry Costin氏と勘違いしていたのですが、別人でした。今回お会いしたBarryさんはかつてRedhat社に勤務していたころに日本に何度か来たことがあるそうです。オープンソースのビジネスに長く携わってきたという立場から、サポート付き有償版とサポートのない無償版の棲み分けなどの話題についてもいろいろと具体的な事例を交えて話ができるのは大きな強みであると感じました。頼もしいですね。(具体的な事例、がどこまで勝手に引用して良い話なのかが判断つけづらいのが残念なんですが)


John Jaquetteさんはこれまではアメリカで活動していましたが、今後はシドニーに移り住んでアジアパシフィックでのAlfrescoのプレゼンス強化をエンジニアリングの面から支援していく形になるようです。こちらも心強いお話です。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年8月19日木曜日

Alfresco Names Barry Costin as Territory Manager for Australia and New


Our ANZ business has now reached a point that we need a serious field sales presence

[From Alfresco Names Barry Costin as Territory Manager for Australia and New]

シドニーにアジアパシフィックのサポートセンタを設置し、現在この地域に対する積極的な投資姿勢をみせているAlfresco社ですが、新たにオセアニア地域のマネージャとしてBarry Costin氏を招き入れたそうです。英語圏ということもあってオーストラリアとニュージーランドでの導入は日本よりもかなり進んでおり、サポートセンタの責任者であるWardさんも近いうちにセールス面の人員を強化しなければならない、という話を先日の来日されたときにしていました。その方向で実を結んだのが今回の人事と言うことでしょう。


Barry氏はOracleのコンテンツ管理やポータル製品のアジアパシフィック地域セールスマネージャや、SPSSのアカウントマネージャ、Microsoftのパートナーシップのマネージャなどを経験した実績のあるセールスマネージャだそうです。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年8月13日金曜日

IFRS of the day: 「現場で使えるIFRS導入の実務」好評いただいています


[From IFRS of the day: 「現場で使えるIFRS導入の実務」好評いただいています]

またしばらく放置してしまってましたが、Blogの更新を再開したいと思います。


先月末に本が出ました。同僚の野口との共著(と言っても、ほとんどすべて彼女の成果なんですが)で、日本実業出版社から「現場で使えるIFRS導入の実務」という書名で出ています。


私自身は普段は情報技術の話ばかりをしていますが、うちの会社は社長も公認会計士ですし、会計コンサルティングの会社でもあるわけです。IFRSは会計分野から派生してITの領域でも無視できない影響を及ぼすだろうと言われています。ちょうどここ数年のJSOXの動きと重ねて見ている人が多いのではないかと思います。


我々も内部統制のコンサルティングという形で本当に多くのお客様のお手伝いをさせて頂きました。その中で、「本当に内部統制のために外部コンサルを雇う必要があるのか(あったのか)」、という問いに対して、常に答えを返せるようでなければならない、と考えて来ました。直接内部統制に関する作業に携わっていない意志決定者や協力部門の責任者の方々に対して十分な説明責任を果たすことができなければ、プロジェクト作業そのものが阻害されてしまう、という実務的なレベルでの必要性もありますし、コンサルティングというサービスの根幹に関わる問題意識でもあると感じています。ここで大切なことは、仕事の全体像、その必要性、難易度などをなるべく納得しやすく伝えることで、「社内人材でできることの限界」についての同意を得ることであったと考えています。


IFRSについても同様で、まずはどのような作業を行う必要があるのか。それぞれの作業にはどういう難しさ(多くの人の同意を得なければいけない、とか、高度な専門知識を要する、とか)が含まれているのか、ということをなるべく具体的にイメージして頂きたいと思います。今回の書籍では、外部のコンサルタントを利用するかどうかはともかくとして、「プロジェクト」としての流れを現時点で可能な限りタスクのレベルまで掘り下げて記述することで、社内人材でその作業を実施できるのかできないのかを判断する材料として使ってもらうことを狙ったつもりです。(それだけが狙いというわけではありませんが)


IFRSに絡む可能性がある方は是非お手にとって頂ければと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年7月29日木曜日

Day買収


[From 072810AdobetoAcquireDaySoftware]

Adobe社によるDay Software社の買収が発表されています。AdobeはAlfrescoをOEMで採用していますし、コンシューマ向けの文書共有サービスにおいてもAlfrescoのリポジトリを自社利用している巨大ユーザでもあります。それだけに今回の買収のニュースには驚きました。Alfrescoは高すぎて買えなかったということなのでしょうか?


DayはJCR対応リポジトリとして有名で、Documentumとのブリッジ製品なんかも出ていました。個人的に持っているイメージはWebDAVにおいてXythosが占めているポジションをJCR JSR-170規格において占めている製品であり企業である、というものでした。


今後のAdobeの動きが気になります。また、CMISの普及に対してこのての動きがどう影響を及ぼすのかも興味深い点だと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年7月22日木曜日

iPadから投稿

iPad。発売日に入手し、極力これだけで外出時の仕事は完結させようと色々と試行錯誤をしています。あちこちで言われていることですが、やはりViewerとしては非常に優れたデバイスであるように思います。Kindleは持っていないので実はすでに世の中にはもっと快適な環境があるのかもしれないのですが、洋書を読むための環境は格段に改善されました。



iWorkのシリーズも一通り購入しました。結論としては、Keynoteは若干期待外れ、Numbersは予想以上の出来栄え(ただし利用シーンはあまりない)、Pagesは予想通り、といった感じでしょうか。



読むだけじゃなく、文書を作るツールとしての可能性をちゃんと評価していかないといけない立場だと、自分では勝手にそう考えているのですが、なかなか実態が追いついていません。極力外付けのキーボードに頼ることなく仕事の仕方を工夫して対応して行きたいと思います。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年7月21日水曜日

Liferay Portal 6 GA Released - Blog - Liferay.com


Whew. Just finished the upload the Liferay Portal 6 GA!

[From Liferay Portal 6 GA Released - Blog - Liferay.com]

Liferay CE(Community Edition)の6.0.3 GA版がリリースされています。少し古い情報で恐縮ですが・・・


先日、CEOのBryan氏とも相談をしたのですが、Liferay社は社風としてギリギリまで新機能を詰め込もうとするらしく、ランゲージパックのためにコードやランゲージパックそのものをフリーズするという文化がほとんどないのだそうです。今後やり方をいろいろ工夫していくとして、今回のバージョンも弊社のエンジニアの貢献が全面的に行き届いた版とはなっていない部分がどうやらありそうです。(それでも、弊社参画以前よりは改善しているというコメントも頂いています。ありがとうございます)


今後のLiferayの国内展開にどうぞご期待ください。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)





2010年7月17日土曜日

セミナにご参加頂いた皆様、ありがとうございました

昨日、”米国Liferay社CEO 来日記念セミナー”というタイトルで、セミナを実施しました。


予想よりも多くの方にご参加頂けました。アンケート調査等々を見る限り、概ね好評であったようなので、ほっとしております。(もちろん、Liferay製品がそれだけの魅力を持っているということであって、我々が具体的に何らかの価値を提供できるところにまではいたっておりませんが)


今回、CEOのBryan氏のスタイルやプレゼンテーションの題材を考慮して、専門の通訳の方ではなく英語に関してはまったくの素人である私が通訳を務めるという、ある種無謀な方式にチャレンジしました。ご参加頂いた方にはお聞き苦しい点が幾つもあったかと思います、この場でもお詫びしたいと思います。通訳というのはつくづく大変なお仕事であると痛感しました。現時点では、もう二度とやりたくない、という気持ちと、次にチャンスがあればもう少しまともな通訳ができるのではないか、という気持ちの両方があります。


LiferayはAlfrescoと同じく、当該分野のシステム投資を検討する担当者あるいは責任者の方が無視することが許されない製品になっていく(あるいはすでになっている?)と考えています。何か余程特殊な事情が無い限り、今では業務アプリケーションの世界でも「オープンソース・オルタナティヴ」を製品選定の対象に含めることは避けて通れない道になって来ています。そこまで含めて初めて、「システム検討を誠実に行なった」と言える、という発想が広く共有されるようになってきたと感じます。


コンテンツ管理の要素を持つシステムを構築する場合、自前でコンテンツと属性・アクセス権の解決のロジックを開発するのはナンセンスです。かと言ってプロプライエタリの製品をエンジンとして使うとライセンス料が係る上に生産効率が下がる、また、つぶしの効かない特殊な技術での仕事になってしまうという問題があります。こうした場合、Alfrescoを採用して頂くのが、サポート体制と生産効率そしてコストの見合いを考えればベストである可能性が極めて高いだろうと言えます。(例外は自前で開発しても対処できるくらいにコンテンツに絡む要件が少ない場合くらいでしょうか)


同じことが、認証基盤との統合やパーソナライゼーション機能、ソーシャルコラボレーション機能などの要素を持つシステムを構築する場合、Liferayに対して当てはまります。Struts2やSpringなどのいわゆる標準的なWebアプリケーションよりもさらに具体的な道具立てが揃った、高水準フレームワークとして利用できます。この使い方に関して、Bryan氏も再三プレゼンテーションの中で強調していましたが、私も今後、より分かりやすい実例などをご紹介していきたいと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)





2010年7月15日木曜日

CMIS Blog- Content Management Interoperability Services


Struts2CmisExplorer is a further web-based CMIS explorer. The lead developer of this client is Nicolas Raoul. Struts2CmisExplorer has also been developed to be forged to Spring.

[From CMIS Blog- Content Management Interoperability Services]

CMIS Blogで、弊社発のプロジェクトstruts2cmisexplorerが紹介されています。当Blogも日本語でCMISについて言及している稀有なサイトとして言及されています。ちょっと嬉しいですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)





2010年7月9日金曜日

have to とought to


John Newton, co-founder and CTO at Alfresco, finds the evolution of enterprise control interesting. "The conversation has moved from, 'you have to control everything' to 'you ought to control everything' to 'you can't control anything because people will find work-arounds.'"

[From IT can't control information flow forever - FierceContentManagement]

Alfresco社のサイトのMedia Coverageのページからの動線で、リンク元の記事を読みました。


冒頭でまず、Dropboxの個人利用をITセキュリティポリシーなどの観点から禁止するのはあまり得策とは言えないのではないか、という視点が提示されています。特に珍しい意見ではありませんが、確かにWeb上で個人が利用できるツールはどんどん増えていてますます便利になっていますし、方針やブロッキングによって禁止してもすぐ迂回路が発見されてしまうという実態もあります。


引用部分だけがAlfresco関連だったのですが、Alfrescoの会長のJohn Newton氏が、Enterprise 2.0関係のイベントの席で、「すべてに統制を効かせなきゃいけない(have to)」から「すべてに統制を効かせるべきだ(ought to)」を経て、今や「どうせイタチごっこになるんだから、すべてに完全な統制を持ち込むのは不可能だ」という議論になっていると語ったとのことです。ought toはshouldとほぼ同じ意味だと学校でならったような気もしますが、文意からすればもう少し突っ込んで2番目の文は、「”本来なら”すべてに統制を効かせるべきだ」ぐらいの訳の方が良かったでしょうか。いずれにしても客観的な義務を表現しているはずで、確かにこの変遷というのは現実に存在すると思いました。


結局は総花的あるいは画一的な施策には意味が無いので、ちゃんと重み付けをしましょうね、という話に落ち着いてしまうのですが、統制過多という現状認識からの揺り戻し、というのはITに限らず面白いテーマですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年7月8日木曜日

【7月15日(木)】米国Liferay社 CEO 来日記念セミナー -企業ポータルをオープンソースで実現-|オープソースポータルのLiferay


米国Liferay社 CEOのBryan Cheung氏が来日し、同社のオープンソースポータル製品『Liferay』について紹介するとともに、日本市場におけるオープンソースソフトウェアの展開やロードマップをお話します。

[From 【7月15日(木)】米国Liferay社 CEO 来日記念セミナー -企業ポータルをオープンソースで実現-|オープソースポータルのLiferay]

弊社のOSS事業においてAlfrescoに次ぐ重要性を持っている製品、Liferayの製造元米国Liferay社のCEOが来日します。少し前からWebサイトにも告知を出していますが、協同でセミナを開催することにしました。来週木曜日7月15日、13:30~、場所は六本木ヒルズです。是非ご参加ください。無料です。


Alfrescoに関しては製品自体の黎明期からの付き合いであり、国内に特にユーザのコミュニティもなかった状況からパートナーシップを締結して今日までビジネスを広げて来ましたが、Liferayの場合は少し事情が異なっています。我々が手をあげるまでは国内には正式なパートナーとして商用サポートを提供する会社こそありませんでしたが、無償版のユーザは多数存在しました。そのこと自体は、Liferayの製品の品質の高さ、使い勝手の良さを示すものだと思いますが、弊社の立場の説明を難しくしている面もあります。


弊社は、ある一面では、(SAP ERPに代表される)エンタープライズ向けの業務パッケージのコンサルティングサービスを得意とするコンサルタントを擁するファームであると言えます。誤解を恐れずに限定的な言い方をするのであれば、いわゆる「パッケージ採用のメリット」の実現と業務上の有効性の担保のバランスを取る、という仕事をしています。これには、パッケージに対する技術的にも突っ込んだ理解と、業務側のユーザや経営者を中心とした各ステークホルダへの説明責任を全うできるレベルの、現場での検討の積み重ねが大前提となります。そういった立場から業務システムというものと付き合っている我々から見ると、OSSというのは、かつて「パッケージ採用のメリット」と言われていた理想を、より精緻な形で実現できる可能性をもった製品群であると言えます。


(ちょっと話がLiferayから離れすぎてしまいそうなので、引き戻します。中略。)


Liferayのメリットの1つは、エンタープライズ環境における認証の仕組み(つまりはADなどのディレクトリサービス)と連携可能な、パーソナライズ機能付きのWebアプリケーション基盤である、というところにあります。もちろんポータルエンジンですから、既存のシステムのUIをユーザ管理基盤を同調させつつ統合することもできます。ただし、この種の基盤というのは、OS・ミドルウエア・ブラウザなのどアクセス技術の変遷に追随しつつある程度の後方互換性を維持するという、非常に手間がかかる作業が背後にあってはじめてパッケージとしてのメリットを生み出せる、という事情があります。その上、これはあくまで基盤であるため、いくら手間をかけても、アプリケーション以上のレイヤで実現するような「効果」を新たに生み出すことはできません。だからこそ、専門家に任せようという話になってくるわけです。


そして、その基盤の上に独自のアプリケーションを実装する人の立場にたって考えたとき、「特定の技術やプラットフォームに束縛されない」「製品ラインとして廃止されて利用不可能になるというリスクがない」「いざという時にコードを見て問題解決を図るという選択肢が用意されている」「独自規格にこだわらず業界標準に従った構成・APIを積極的に採用している」といったOSSのメリットが、非常に説得力を持ってきます。LiferayもAlfrescoも、インストール直後からそのまま使うことができる完成された「アプリケーション」ですし、それを製造元の正式サポート契約を整備して安心して使っていただく、ということも我々の大切な使命の1つです。しかし、パッケージそのままではやはり効率的な業務システムとしてエンドユーザの中に定着していくとは難しいのが現実であり、これらの製品を土台として使ってその上層に業務に応じたアプリケーションを実現するというやり方こそ、我々のサービスの第1のターゲットです。


上層にアプリをのせるための土台としてパッケージを評価するのであれば、OSS無償版を自己責任で使い続けるという選択肢はほぼありえません。自分でリスクをとるということは、そのレイヤも含めてコードのメンテナンス対象とするということになってしまいます。しかも、それだけの手間をかけてそのノウハウを蓄積しても、製品ラインに対するコントロールを持っているわけではないので、開発元はどんどん新バージョンとして管理対象のコードを追加してくるわけです。それではせっかくオープンで見通しの良い製品を使っていても、時間ともにメンテナンスの負担がどんどん大きくなってしまいます。


以上のようなコスト構造のお話というのはOSSのしかもアプリケーションよりの製品に携わっている人間にとっては今更目新しいものではありませんが、Liferayのセミナでは、実際にこれらのメリットを理解し、非常に洗練された形でLiferayを活用している実例についても幾つか言及される予定です。国内での事例ももちろんご紹介しますが、特に海外において、これらの基盤としての色合いをもったOSSアプリケーションが理屈通りに価値を発揮しているという実態を、是非より多くの方々に知って頂ければと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)





2010年7月7日水曜日

Why A Case Management Framework?, Cheryl's Nuxeo Blog


Case Management is a hot topic these days. Several of the large ECM vendors have announced Case Management products or strategies over the last few months. But this is not a "me-too" announcement from Nuxeo.

[From Why A Case Management Framework?, Cheryl's Nuxeo Blog]

先日に引き続いてCase Managementのお話を。


Alfrescoのライヴァル、として以前ご紹介したオープンソースECMのNuxeo陣営からCase Management Frameworkが発表されています。Blogの中では、「この数カ月で大手ECMベンダが相次いでCase Managementソリューションを発表しているが、今回の発表はそれらに対する単純なフォローではない」というような旨のことが表明されていました。


基本的にはオープンスタンダードなECM基本サービスを実装したリポジトリをコアに持つ製品群ということですから(その意味でもAlfrescoの競合ですね)、こういった適用分野を絞ったソリューションというのはある種のテンプレートのような形をとることになります。AlfrescoでいうとRecord Managementが似たような発想で作られた製品ラインと言えるのではないかと思います。


あくまでCase Managementですので、これまでも特定の業界(医療など)で構築されていた業務特化型のCase Managementツールをリプレースすることを念頭に作られたフレームワークなのではないかと思われます。その意味では、それがすぐにAdaptive Case Managementを体現したものとはならないのではないか、と。特にKnowledg Workerの仕事に特化して、とか、チェックシートによるCase毎のプロセス修正などの具体的なアイデアなどについても発表資料上は言及がないようです。


ただ、やはりECM、BPMのベンダが、一つの営業戦略としてCase Managementに期待をしているという実態はあると言えそうです。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年7月6日火曜日

Adaptive Case Management


[From "Mastering the Unpredictable" presentation by Keith Swensonさん (BPMinna) : ATND]

先日、7月2日の金曜日に、Mastering the Unpredictableの主要な著者の1人であるKeith Swenson氏の講演(といってもレストランで実施されたアットホームな取り組みでしたが)イベントに参加してきました。


日本BPM協会の方などが参加されるBPM周辺の意欲的な方々による勉強会、という趣きの会で、色々と刺激を受けました。


Mastering the Unpredictableで提起されているAdaptive Case Management(ACM)は、既存のBPMが効果を出しにくい領域、ドラッカーが言うところのKnowledge Workerの生産性向上を目的とした取り組みである、とされています。これまでのBPMがプロセス中心の考え方で、予めかっちりと定義されたプロセスに、個別のデータを流しこむ形で運用されていたのに対し、ACMではデータが中心にあってプロセスの方がその都度構成される、というデータ中心の考え方になっている、という説明もありました。


具体的なシステムへの落とし込み方法について、明確な解はあるいはまだ存在しないのかもしれませんが、Keithさんが所属しているFujitsu Americaの製品では、Knowledge Workの領域に関しては厳格に定義されたBPMN(あるいはシステム側でいえばBPEL)などではなく、タスクの順番や追加・削除がある程度自由に行えるチェックリストのようなものが都度作成される、という説明がありました。確かに、明らかにルーチンワークであるような仕事でない限りは、チェックリストぐらいの表現力が適しているような気もします。


また、彼らが提唱するAdaptive Case Management以外にも似たようなアイデアが、IBMからはAdvanced Case Managementとして提案され、ForresterはDynamic Case Managementというキーワードで整理を試みている、という紹介もありました。その意味では、まだACMという略語が一般化するかどうかは分からない、という面もあるのかもしれませんが、Mastering the UnpredictableはBPMの領域でキャリアを積み上げてきた錚々たるメンバーによる著作ですし、そのインパクトはそれなりに大きいのではないかと思います。(隣接業界とは言え門外漢なので、本当によく事態を理解しているわけではないんですが・・・ ただ、この本の作者たちが既存のBPMに対する課題意識を議論した場所がAlfresco社のオフィスがある街だったらしい、というところに多少の縁を感じます)


Case ManagementはBPM業界だけでなくECMの分野からの言及も増えてきているようですので、今後も継続してリサーチをしていこうと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年6月26日土曜日

struts2cmisexplorer - Project Hosting on Google Code


If you have documents stored in your ECM repository and want to expose them (or some of them) to your clients/employees through an Intranet (or Internet/portal) web application, Struts2CmisExplorer is for you:

[From struts2cmisexplorer - Project Hosting on Google Code]

うちのメンバーがStruts2ベースのCMISエクスプローラを公開しました。Struts2ベースのWebアプリケーションからCMISの操作を行う場合には土台として有用に使えるのではないかと思います。


まだ公開したてのプロダクトで特に見栄えのするデモなどがあるわけではありませんが、ご紹介まで。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)





2010年6月24日木曜日

AIIM iECM's 2010 CMIS Demonstration


[From AIIM iECM's 2010 CMIS Demonstration]

AIIMのiECMのデモサイトを久々に見ていまさらながら気がついたんですが、CMISのスポンサーとしてはMicrosoftはあくまでNon-Repository Vender Sponsorsの枠に入るんですね・・・


Repository Vendersとしては、Alfrescoの他にDocumentumのEMC、FileNetのIBMのロゴがでています。あとはAlfrescoと同じくオープンソースのNuxeo、以前からJCRに力を入れていたeXo Platform、今のところ全部で5社ということですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年6月23日水曜日

Alfresco Enables Community to Contribute To Projects


Yet, only the company's employees have been able to commit code to Alfresco projects: up until now.

[From Alfresco Enables Community to Contribute To Projects]

Alfrescoの最大の特徴はオープンソースであること、ではありますが、いわゆるコミュニティモデルでの開発が行われてきたわけではなく、開発元であるAlfresco社のエンジニアによってほぼすべてのコードが書かれています。


Alfresco社による品質保証と、有償サポートビジネスの実態を考えれば、基本的にこの方向性というものが大きく変ることはないと思いますが、コミュニティの成果を本家のコードベースに取り込む動きが以前よりも明確になってきているようです。


Alfresco Community Committer Programというプログラムが動き出しました。要するになんでもかんでも受け付けるのではなく、コミッティーによって承認されたものだけが本家に取り込まれて行く、という取り組みで特段変わった考え方ではありませんが、昨今ではパートナーの数が増え、サードパーティによる様々なソリューションが流通しだしているので、品質の担保という意味でもこの流れの勢いを殺さないという意味でも有意義な手法だと思います。


現時点ではセマンティクスによる自動タグ付け(Calais連携)や仏独のランゲージパック、メタデータ埋込機能などがこの遡上にのっているという状況のようですね。日本語ランゲージパックもこういう仕組みで適宜更新していかないといけませんよね・・・


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年6月22日火曜日

The Open Source 50: Ranked 1 to 25 (2010 Edition) | The VAR Guy


[From The Open Source 50: Ranked 1 to 25 (2010 Edition) | The VAR Guy]

VAR guyのThe Open Source 50の今年度版が公表されています。


Enterprise系のアプリケーションの躍進が目覚ましい、と言ってよいのではないかと思います。


たとえばSugarCRMは11位から4位になっていますし、Alfrescoも12位から7位へランクアップしています。その他にもBIやERPが上位に食い込むようになってきているようです。


国内でのプレゼンスはやはりまだ今ひとつという感想を持っているんですが、やはりリーマン・ショック以降の置き換え需要が効いているということなのでしょうか。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年6月5日土曜日

Alfresco's 3.3 ECM upgrade delivers CMIS support, integration with Lotus Notes, Outlook, Google Docs, Drupal, | ZDNet


Alfresco customers include Boise Cascade, Merck, Air Force, Endeca, Cisco and H&R Block.

[From Alfresco's 3.3 ECM upgrade delivers CMIS support, integration with Lotus Notes, Outlook, Google Docs, Drupal, | ZDNet]

Alfresco社のWebサイトには、各メディアでAlfrescoが取り上げれる度にその記事を紹介するコーナーがあるのですが、今回の3.3のリリースにあわせて連続して記事紹介があがっています。その中のZDNetの記事を流し読みしていて、少しだけ気になったことがあります。


1つには、やはり今売りとすべきはCMISという認識なのだろうな、ということを前提トした上で、挙げられた連携のパターンが、Lotus Note・Outlook・Google Docs・Drupalという順番であったということです。記者の方がどこまでこうした細かい順番に気を使われているかどうかはわかりませんが、世間の注目の度合いをある程度反映したものになっているのではないかと思います。


NotesとOutlookはIBMやMSの製品によって構成されている既存インフラを単純に新しいもので置き換えるのではなく住み分けをしてうまくやっていくという方向性ですね。営業の場での通りは良いストーリーだと思います。ただ、個人的にもっとも気になっているのはGoogle Docsとの連携です。Googleなどのクラウド上に文書ファイルを預けるという状況についての整理が先に必要なのかもしれませんが、これにより段階的にであれOfficeツールへの依存を軽減できるのであれば、色々とメリットが出てくるはずです。


並べて見るとDrupalはさらに浮いていますね。Drupalは単純にWebコンテンツのパブリッシュ環境として使われるケースと、社内コラボレーションポータルの実行基盤としてAlfrescoと連携するケースがあるようです。後者については例えばLiferayと連携させた場合やAlfresco Shareを土台に同様の機能を実装した場合と対比してもLL言語で追加開発ができるというメリットが打ち勝つケースが少しずつ見えてきているということでしょうか。


もう1つ気になったのが、引用もしたところなんですが、リファレンスとして上げられている顧客事例が今ひとつピンとこない、ということです。Aire ForceとCiscoはわかりますが他の会社は(少なくとも私にとっては)Alfrescoの事例でしか見かけない名前、が含まれていることが多く、海外での実績を持って国内市場にアピールすることの難しさについ思いを馳せてしまいました。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年6月4日金曜日

migration-center - First in Migration Technology: Product


[From migration-center - First in Migration Technology: Product]

Alfrescoのフォーラムで、また新しい移行ツールの話題を見かけました。Switch To Alfrescoのキャンペーンを共同実施しているEntrpySoft と比べると対応製品は少なめですが、ドイツではかなり実績を持っている製品のようですね。主にDocumentumをターゲットとして成長してきたツールということなので、基本的な発想としてはAlfrescoとも相性が良いのではないでしょうか。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年6月2日水曜日

Alfresco Simplifies Legacy and Proprietary ECM Replacement with Packag


Alfresco Migration Services have been developed by EntropySoft, leading specialist in the Data Integration market.

[From Alfresco Simplifies Legacy and Proprietary ECM Replacement with Packag]

Alfresco社が”Switch To Alfresco”というキャンペーンを始めました。要するに競合製品であるEMC DocumentumやMS SharePointからの移行を促すための取り組みで、ETLの専門家であるEntropySoft社から提供される移行ツールを利用して、安価かつ安全に、より維持コストが安く将来にわたる技術的なリスクが小さい環境(Alfresco)へ既存のリポジトリの中身を移行させましょう、という趣旨です。


パートナーとして現時点では弊社の名前はあがっていませんが、Alfresco社から紹介を受けて少し前からEntropySoft社と技術的な情報交換をしながら日本語環境における検証を進めております。もしこの取り組みに関心をお持ちの方がいらっしゃれば、御気軽にお声がけください。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年6月1日火曜日

3.3 Share ランゲージパック


[From AlfrescoForge: Japanese Language Pack: Project Info]

Shareについても3.3の日本語ランゲージパックを公開しました。あくまで初期バージョンで、十分な品質チェックを行っているわけではありませんが、コミュニティに寄贈したものですのでEnterpriseのユーザ以外の方も自由に使って頂くことができます。


#どうも最近Ectoで引用モードではなく新規作成で記事を作ろうとすると本文が消失してしまうという障害に見舞われています。昨晩から空白ページを公開してしまっておりました。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月29日土曜日

Alfresco Delivers Next-Generation ECM Platform for Composite Content A


As the first commercially-supported CMIS implementation offering integrations around IBM/Lotus social software, Microsoft Outlook, Google Docs and Drupal, Alfresco Enterprise 3.3 becomes the first content services platform to deliver the features, flexibility and affordability required across the enterprise.

[From Alfresco Delivers Next-Generation ECM Platform for Composite Content A]

ついにAlfresco Enterpriseの3.3がリリースされてしまいました。CMIS 1.0に対応した最初のバージョン(Alfrescoとして初めてなだけでなく、もちろん世界で初めて完全対応を果たした製品でもあります。毎回のことですが)になります。


以前からご紹介させて頂いているようなLotus製品やGoogle Docsなどとの連携がセールスポイントとなりそうです。


iPadの国内発売(本来は”国外発売”なんでしょうけど)と重なってしまい、ご紹介が若干送れました。後日またこのバージョン3.3のEnterpriseの機能について具体的にご紹介させていただきたいと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月28日金曜日

もう一つ寝ると

iPadの発売日になりました。長かったです。特に発売延長が発表された後は。


少しずつ仕事のツールをMS OfficeからiWorkにシフトさせてきているので、今後はiPadだけでかなりの仕事をこなせるのではないかと期待しています。好きなツールで仕事をすることができるのが小さい会社をやっている最大のメリットであるように思います。


そういえばそろそろまじめにiPhone OSクライアントの紹介もやらなくては・・・


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月27日木曜日

Ian’s Blog on Open Source Marketing » Blog Archive » The Impact of the 3 C’s of Open Source Marketing on Documentum


Documentum was the poster child of Geoffrey Moore’s books “Crossing the Chasm” and “Inside the Tornado”. Documentum’s “technical discontinuity” was the virtual document that was used for drug submissions and derivatives contracts …

[From Ian’s Blog on Open Source Marketing » Blog Archive » The Impact of the 3 C’s of Open Source Marketing on Documentum]

EMCのDocumentumチームがInformation Intelligence Groupに名前を変えたというニュースを、元記事のAlfresco社CMO Ian Howells氏のBlogで初めて知りました。EMC社のWebサイトを見る限り製品名としてのブランドは維持されるのではないかと思いますが、5年前に比べるとECM業界もだいぶ変化してきた、という実感を新たにします。


Ian氏曰く、Documentumはヴァーチャルドキュメント機能により新薬申請の分野で「キャズム越え」を果たした伝統的ソフトウェア企業のいわば代名詞というべき存在だが、市場が”オープンソースマーケティングの3つのC”の影響下にある現在では、その存続すら危ぶまれる、と。


競合関係にあるわけ企業のしかもCMOの言う事を鵜呑みにしても始まりませんが、この3つのCというのが気になりました。新人の頃、コンサルティングファームのトレーニングで出くわしたいわゆる3Cフレームワーク(Customer、Competitor、Company)とは違うもののようです。



Here you commoditize the market, consumerize the experience and dramatically lower cost



Commoditize(日用品化・共用化)、Consumerize(一般消費者向けにする)、Cost(コスト)で3C、と。フレームワークではなくシンプルな状況の記述です。結局価格の話になってしまっているのは、あまり面白くないような気もしますが、現在のソフトウェア業界においてはオープンソース・オルタナティヴによって市場がどう変化するのか、ということを幾つかのタイムスケールで予め予測して意思決定をする必要がある、ということはほぼ間違いのないことであるように思います。それは我々のようなサービス提供者側だけでなく、顧客サイドにおいても意思決定者にはほぼ同じレベルで求められる判断であるように思います。(他にも、クラウドとかSaaSとかっていうキーワードについても同様といえば同様の構造がありますが、、、)


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月26日水曜日

伝統的ECMと比較してAlfrescoが劣っている点

 Alfrescoのご紹介をさせて頂く際に非常に頻繁に受ける質問として、表題のような「他社製品、特にエンタープライズレベルの要求に応えられるとされているDocumentumやFilenetと比較した場合のAlfrescoの弱点」、があります。値段が安いので、オープンソースなので、パフォーマンスなどの性能面でAlfrescoはそれなりに劣っているのだろう、という先入観があるようです。そうした方々は逆にECMの業界は細かい機能の差が殆どないということはよくご存知であることが多く、「Alfrescoでも基本的な機能は十分備えられているが、文書数○○を超えると、あるいはユーザ数○○を超えると、DocumentumやFilenetにしておいた方が良い」というような答えを求められているように感じます。


 しかし、その答えは2つの意味で間違っていると言わざるをえません。まず、Alfrescoの場合、恐らくは戦略的に実装を遅らせている機能がたくさんあります。コンテンツ指向サービスを提供するエンジンとして備えている機能は十分なのですが、それを扱うためのUI、特に管理者向けのUIについてはほとんど手付かずです。伝統的なECMでは管理者がGUIを使って、つまりはコーディング無しで設定できる項目が多岐に渡っていますが、Alfrescoで同等のことをやろうとした場合にスクリプト記述を要求されてしまう、というケースはよくあります。


 例えば、具体例として「有効期限管理」があります。Alfrescoには標準で有効期限管理のためのアスペクトが用意されています。エンドユーザが特定のファイルを指定し、そのファイルに対して有効期限管理アスペクトを付与する操作をすれば、属性として有効期限の日付が設定できるようになります。しかし、実際にその有効期限として入力した日が過ぎてもAlfresco上では特になにも置きません。多くのユーザは有効期限管理が来たのだから自動的にファイルが削除されるなどのスケジュールアクションを期待すると思いますが、そういった機能は標準では用意されていません。何故なら、この種の有効期限が訪れた際に起こしたいアクションというのは、組織や業種などによって大きくことなるからです。削除したいのか、別のエリアにアーカイブしたいのか、特定のアクセス権を無効化したいのか、単に通知が出ればよいのか、、、考えられるアクションをすべて機能として実装し、ユーザが有効期限管理アスペクトを使おうとしたときにその巨大なリストから選択してもらった上で個別のパラメータまで入力するとなると、使い勝手がかなり損なわれることになるでしょう。そのためAlfrescoではまず日付を入力するところまでを標準で用意し、管理者が定期的に検索機能で期限が切れたものを見つけ、マニュアルで然るべき対応をとる、というのが標準の考え方になっています。それ以上の処理はすべてスクリプトで吸収しています。伝統的なECM製品には標準でこうしたアクションまで含めた機能を持っていることがあります。そうした製品の場合は本当の期待がその標準のアクションと違っていた場合こそカスタマイズなどの対応が必要になりますが、そうでなければ標準機能で求める機能を得ることができるわけです。その意味で、Alfrescoには相対的に機能が足りていない、という結論になります。


 しかし、スケーラビリティなどの面ではすでに大手ベンダの製品と比べても遜色ない状況にあると言えます。むしろ余計な後方互換性のための負荷がない分、Alfrescoの方が優位であることの方が多いと思われます。後出しジャンケンで、新しい技術を前提として設計されているのですから、これはある種当然の話だと思うのですが、そのままお伝えしても(私も決して中立的な立場ではないので)、今ひとつ説得力にかけるのが残念なところです。もちろん全文検索インデックスと使い方など、癖のある部分もなくはないのですが、基本線で劣っているところを見つけるのは非常に難しいと思います。(率直に言って、そもそも、大手製品を使えばそんなにスケールするのか、高いパフォーマンスを得られるのか、という問題があります。伝統的なECM製品はどこも肥大化しているので、むしろ不利な材料の方が多いのではないかと思うのですが・・・)


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月25日火曜日

The Miller Group Builds on Open Source Foundations with Alfresco


“The support and maintenance costs for Livelink were becoming prohibitive, so we needed to find a cost-effective alternative”, said Graeme Stirling, IT Director at The Miller Group. “It was a major decision for us to move to Alfresco.”

[From The Miller Group Builds on Open Source Foundations with Alfresco]

英国大手建設業 Miller GroupがLivelinkからAlfrescoへ乗り換えたというプレスリリースがでました。実装したパートナーはIxxus社です。プラチナ(グローバル展開をしている)パートナーですね。


大量の図面を含むコンテンツをベースにしたコラボレーション環境を実現する上で、従来Livelinkの上に構築してきたシステムが維持できなくなり、よりメンテンスも含めて安価に行えるプラットフォームを求めていた、ということのようです。


Alfresco社から聞いてる話によれば、今後しばらくこうした大規模な商用ECMインストールベースからの移行事例が色々と出てくるのではないかと思われます。 その根拠についてはまだ正式発表ではないので後日にお伝えします。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月22日土曜日

セミナー、やってきました

(何故か、昨晩書いたはずの記事が消失していました・・・ 細かい調査はしてませんが、多分Typepadではなく私の環境でのectoの動作の問題だと思います)


予告通り(?)昨日Alfrescoのパートナーセミナーを実施しました。アジェンダは、


1. aegif(私)からAlfresco 3.3の新機能の紹介


2. Alfresco(Wardさん)からパートナープログラムの紹介


3.質疑応答


という構成でした。(ectoの動きが怪しいので箇条書き機能は今日は使いません)


良かった点としては、Alfresco社のメンバーであるWardさんが、日本語でAlfrescoのビジネス・サービスのポリシーを語ることで海外製品を取り扱って頂くための不安の払拭に寄与できたと思われる、ということが何よりではなかったかと思います。現場よりの話、技術的なお話を積み重ねることは我々でも可能ですが、Alfresco社からの直接のメッセージ(しかも日本語)をそこに組み合わせることというのはこれまでできなかったことですので、非常に心強く感じました。


逆に悪かった点は、Alfresco社から提供された資料を単純に翻訳して私のパートをやってしまったので、これまでのAlfrescoをご存じない方へのフォローが十分にできなかった、というところでしょうね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月21日金曜日

Alfresco小規模セミナー -Switch to Alfresco-


[From Alfresco小規模セミナー -Switch to Alfresco- ]

特にこのBlogでのご紹介はしていませんでしたが、明日は弊社主催のシステムインテグレータおよびサービスプロバイダ向けセミナーを行う予定です。(定員10名で気がついた時にはもう申し込みを締め切っていたので・・・)


私、石井もAlfresco 3.3の新機能などについて簡単にお話をさせて頂きます。


以下ここでも簡単にその内容をご紹介したいと思います。


3.3は、Webコンテンツ管理・Share・システム連携の3つに焦点があたっているバージョンです。最新のレコードマネジメント機能が以前のようなAlfresco ExplorerベースのものからShareベースのものに切り替わったというお話は前バージョンの公開時に触れさせて頂きましたが、本バージョンではWebコンテンツ管理の機能もShareから操作するようになっています。


Shareは元々はCompany Home下のSitesスペースの中にすべての情報を格納しており、さらにその下部構造のSite毎スペースの下だけがアクセス可能領域だったわけですが、今回のバージョンからはリポジトリの全体がShareの文書ライブラリ機能を使って操作できるようになりました。ルール機能やカスタムメタデータなど、これまでAlfresco Explorer限定だった機能も一通りShareから操作できるようになっています。


システム連携というキーワードは要するにCMIS 1.0対応を意味していますが、他にも具体的なアプリケーションとしてはLotusファミリのQuickr連携機能があります。Sharepointプロトコルへの対応、Google Docs連携とあわせて注目されているソリューションです。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月20日木曜日

InfoQ: スタンドアロン BPMS は本当に死んだのか?


[From InfoQ: スタンドアロン BPMS は本当に死んだのか?]

昨日に引き続きActiviti関連の記事を紹介していきたいと思います。


InfoQにタイミングよくTom Baeyens氏のBlog投稿に言及している記事が載っています。以前の投稿であるSOA の死亡宣告に引き続く「死亡告知」シリーズという位置づけのようですね。


Baeyens氏は(この場合孫引きですが)、いわゆる商用パッケージとしてのBPMSはそれ自体価格が高く、効果をあげるために外部システムと連携させようとするとそのブリッジ部分にも逐一コストがかかる、ということをまず指摘しています。ついで、そういった高いコストを正当化するためには、対象となるビジネスプロセスがそれだけ複雑で流量の大きなものである必要がある、ということから、結果極端に間口が狭くなってしまっていると結論付けます。


この問題を解決するために作られたのが柔軟で低コストなjBPMだったわけですが、さらに、別の解としてECMに組み込むというケースにも言及しています。この部分はAlfrescoへの参加が契機となっていると見るのが正しいと思いますが、InfoQの記事ではそこに対するツッコミは特に見受けられません。(論旨そのものではなく転職の影響をあげつらうのはあまり上品とは言えない気もします)


Baeyens氏の言う、BPMSはjBPMのような開発者向けの柔軟で低価格なエンジンか、ECM組み込み型のような形で敷居を下げなければならない段階にあり、従来型の商用パッケージはすでにその役割を終えつつある、という主張に対しては、InfoQ(Boris Lublinsky氏)は別の意見を持っているようです。


まず、敷居を下げなければならないこと、それ自体には賛成しています。その先はSOAの死亡宣告と同じ線上にある話になりますが、BPMはそもそも本来的に開発者向けであるべきではなく、SOAと組み合わすことでアプリケーション間の垣根を超えたビジネスプロセスを実現するという地平をゴールとすべきものであること、そしてそこには(システム開発者向けではない)モデリングやシミュレーション、モニタリングなどの機能が提供されプロセスそのものを改善するツールでなければならない、という主張をしています。これは理念としてBPMが語られる文脈においてはある種正統的な主張であると言えますが、個人的な感想としては、実務的にはそこまで行うプロジェクトはやはり「複雑で流量の多いビジネスプロセス」に限定されてしまうように思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月19日水曜日

Alfresco launches new Activiti Business Process Management Initiative - Content Log


larger software companies that were concerned about any open source license with the letter G in it.

[From Alfresco launches new Activiti Business Process Management Initiative - Content Log]

気になる人にはすごく気になる、ビッグニュースです。Alfresco社がBPMエンジンの新しいプロダクトを発表しました。もちろんオープンソースモデルで開発されます。まだAlpha版ですが、我々としてはかなり大きく期待してしまいます。


もともとAlfrescoはjBossのjBPMをワークフローエンジンとして搭載していますが、このエンジンのライセンスはLGPLです。今、AlfrescoはOEMニーズへの対応をねらってGPLからの脱却を目指している状況にあります。使い勝手が良いライセンスで、自分たちの顧客(ECMユーザ)のニーズにマッチした製品を創りだそうという試みのようです。


例によって、その道の第一人者を雇入れて製品製作にかかっていました。jBPMプロジェクトのファウンダーでもあるBPMの専門家Tom Baeyens氏がAlfresco社にこのActivitiプロジェクトのために参加しています。


これにより他社ECM製品と比べても遜色のないグラフィカルUIをもったワークフロー機能がAlfrescoに同梱される日もそう遠くないということができそうですね。また、BPMNの2.0規格が今普及期にあるというタイミングも好材料であると思います。


また折にふれてこの製品についてご紹介したいと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年5月17日月曜日

長い休暇とAlfresco 3.3

GWの連休から一気に更新をストップしていました。


6日7日とお休みをいただいていたため、確かに大型連休ではあったのですが、そこまで休みっぱなしだったわけではありません。さすがに、(少しは)働いていました。今日からまた、毎営業日投稿を再開していきたいと思います。


更新をサボっている間にAlfresco Communityの3.3のが出てしまいました。いつものサイトにランゲージパックをアップロードしておきました。まだ品質的にはかなり問題があるのではないかと思いますし、Shareのものが抜けていますが、少し公開から日が経ってしまったのでとりあえず公開させていただきました。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月29日木曜日

FORMal Discussions » Blog Archive » Introducing the Forms Development Kit


[From FORMal Discussions » Blog Archive » Introducing the Forms Development Kit]

Alfresco エンジニアのGavin Cornwell氏が久々に新しいBlog記事を出していました。


元来グループポータルのコンセプトをもったコラボレーションツールとして設計されたShareは、Alfrescoが本来持っている属性情報の管理機能やルール機能などを有効に使うためのUIを持たないものでしたが、バージョン3.3からはそのあたりの制限が一気に取り払われました。


標準UIであるAlfresco ExplorerでできることはほとんどShareのUIでも利用可能になりつつあります。中でも属性情報編集用のGUIの埋め込は実業務での利用を考えると非常に重要な要素です。我々もそろそろ製品紹介のデモの機会などでも積極的にShareを紹介するように心がけていくべきなのかもしれません。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月23日金曜日

#drupalcon Alfresco Community 3.3 Includes In Context Editing, Integration with Lotus Quickr


Alfresco Community 3.3 Includes In Context Editing, Integration with Lotus Quickr

[From #drupalcon Alfresco Community 3.3 Includes In Context Editing, Integration with Lotus Quickr]

Alfresco バージョン3.3の話題をあちらこちらで見かけるようになってきました。Lotus Quickr連携は予想以上に注目されていそうです。元記事はCMSWireです。


実はこのモジュールを使うとQuickrクライアントのiPhoneアプリからAlfrescoリポジトリにアクセス出来たりもするようです。Alfresco専用のアプリもありますが、Quickrのものの方がクライアントそのものの評判は良いのではないかと思います。(レーティングやコメントからなんとなく読み取った印象であって、細かい調査をしたわけではないんですが)


この記事では、その他、Shareからリポジトリ全体へアクセスできるようになったり、ルール機能なんかも利用できるようになったこと、ライセンスがLGPLになったことなどが際立った特徴という整理のようですね。


#しかしなんでDrupalのイベントのタグがついてたのでしょうか・・・


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月21日水曜日

YouTube - Google Docs integration with Alfresco


[From YouTube - Google Docs integration with Alfresco]

YouTubeにAlfresco Google Docs連携のデモムービーが公開されていました。


関連付けたGoogle DocsアカウントにAlfresco内のコンテンツを「チェックアウト」するという発想のようですね。これは結構上手い使い分けであるように思います。そして、「チェックイン」操作もAlfresco側で行うようです。個人的には好感を持ちましたが、やはり作業環境であるGoogle Docsから直接チェックイン作業をしたがるユーザの方が多いのではないだろうか、という気もします。


これは是非社内にも導入したいですね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



Alfresco Community 3.3 Offers New Content Services Platform for Develo


Google Docs – Alfresco’ s integration with Google Docs provides users with full online editing capabilities, removing the need to use office applications, such as Microsoft Office(TM) to modify or update content. The integration will be previewed at AIIM Expo and available for download in Alfresco Community in May.

[From Alfresco Community 3.3 Offers New Content Services Platform for Develo]

Communityのバージョン3.3がリリースされたことを受け、Alfresco社からプレスリリースがでています。


色々と面白そうな新機能や改善点が並んでいますが、中でも気になったのがGoogle Docs連携です。Office文書のオンライン編集が可能になるということでしょうか。AIIMの展示会で発表する予定らしいので、もう少し様子をみたいと思います。(先にコードを手に入れて検証したい気もするのですが、今はそこまでの余力がありません・・・)


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月20日火曜日

CMS Watch > Blog: ECM Family Trees Part 2 - EMC Documentum


To my eyes EMC is most interesting as I have been following the firm since I worked on a Documentum project in 1996-97 for John Brown Engineering. This family tree differs from the Open Text's in that Documentum themselves were acquired by EMC in 2003. EMC then acquired some other vendors, so the tree fills out a bit.

[From CMS Watch > Blog: ECM Family Trees Part 2 - EMC Documentum]

先日のOpenText中心の製品関連図に引き続きDocumentumのバージョンが公開されています。折角Xeroxからのスピンオフの線を書いてるんですから、Alfrescoも載せてくれれば良いような気もするんですけどね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月17日土曜日

freshdocsalfrescoiphone - Project Hosting on Google Code


[From freshdocsalfrescoiphone - Project Hosting on Google Code]

以前から噂は聞いていたんですが、iPhoneOSで動作するAlfrescoクライアントであるFresh Docsがオープンソースになったようです。


これ自体も面白い製品ですが、iPhoneベースの業務アプリからCMISでECMへ接続というコンセプトもこれからは結構出てくると思われるので、その時の参考になるという意味でオープンソース化は大歓迎ですね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月16日金曜日

CMS Watch > Blog: ECM Suite Family Trees, Part 1 - Open Text


First up is Open Text -- a firm that has made many acquisitions over the years, often buying firms that were acquisitive in their own right. There is some excellent technology in the Open Text portfolio. I think this particular family tree makes for interesting reading, as Open Text is the largest remaining 'independent' ECM vendor. If you are at any point in the procurement process, do remember to check out our detailed evaluations of ECM vendors.

[From CMS Watch > Blog: ECM Suite Family Trees, Part 1 - Open Text]

ここ数年海外のECM関連ソフトウェアのベンダは買収による統廃合が盛んに行われてきています。(何もECMに限った話ではない、という気もしますが)


CMS WatchにOpenTextを中心とした製品同士の関連図が紹介されていました。次は我々にとってお馴染み(?)のEMC|Documentumが取り上げあれる予定らしいです。ちょっと楽しみですね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月15日木曜日

Week in Review: Making Money with OSS, SharePoint 2010 Sought for Collab and SoMe


You know, there is a lot of things that I can do to manage content using Microsoft Office, and nobody will call it a CMS.

[From Week in Review: Making Money with OSS, SharePoint 2010 Sought for Collab and SoMe]

また更新できず、放置Blogになってしまいそうな気配がでてきてしまっています。つい5分ほど前に、無理してでもポストしなければならない、という気持ちにかられました。


Alfrescoの公式サイトのRSSフィードを眺めていて、CMSWatchの記事が取り上げられていることに気がつきました。とりあえず、今日のところはこの記事をご紹介したいと思います。


CMS、WCMについてのお話です。我々が度々目にする「SharePointをECMと呼んでよいか?」とにた問題設定、「WordPressはCMSか?」について書かれています。


Twitter上で宗教論争が起こっていた、ということのようですね。Scott Liewehr氏の「個人的にはWordPressをWCMであるとは考えていない。Blog配信システム、であったり、あるいはより踏み込んでWeb配信システム、と言った呼び名は適切だと感じるが、10年以上コンテンツ管理に携わって来た人間としては、(少なくとも頭の中では)WCMという語にはもっと具体的なイメージを持っているので、WordPressをWCMと呼ぶことには抵抗がある」という発言であったり、Laurence Hart氏の「コンテンツの管理という領域においてMicrosoft Officeを使うことで実現できることはたくさんあるが、通常それはWCMとは呼ばれない」、なんていう発言の引用が印象的です。


以上の情報を下敷きに、元記事ではさらにWCM関連の記事へのリンクがまとめられています。もちろんOpenSource関連の記事もたくさん含まれています。是非ご参考にご一読ください。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月13日火曜日

そういえば!


[From Download Community Edition - AlfrescoWiki]

AlfrescoのCommunity 3.3が公開されています。


ランゲージパック、修正しないといけませんね・・・


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月8日木曜日

Alfresco APACサポートセンターからの来客

今、Alfresco社のAPACサポートセンターの責任者、Wardさんが来日しています。彼はオーストラリア在住のベルギー人ですが、日本に10年以上住んでいたことがある人で、日本語も非常に堪能です。APACのセンターには日本人のエンジニアの方もいらっしゃるので、ここにきてAlfrescoの日本語への対応は非常に手厚くなってきていると言えます。


今日は弊社も含めた今後のサポートサービスの枠組みの話と製品ロードマップについての議論をしました。近い将来のバージョンでHibernateへの依存を断ち切る予定であるなど、かなりドラスティックな内容を含むものでした。このあたりも詳細がわかりしだいまたお伝えしたいと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月7日水曜日

CMS Watch > Blog: Big vendors dominate the ECM and Document Management Market


As you can see, IBM, Oracle, Microsoft, Open Text, EMC, and Autonomy are divided from the bulk of the market by an order of magnitude or more in terms of license revenue.

[From CMS Watch > Blog: Big vendors dominate the ECM and Document Management Market]

CMSWatchのECMおよび文書管理ソフトウェア市場のリサーチの更新がまもなくあるようですね。それに先駆けてマーケットシェアについての簡単な分析記事が出ています。


記事自体は調査結果をベースとして、この市場がMicrosoft、IBM、Open Text、EMC、それについでOracle、という大企業によって支配されている、というのがまず大きな前提となっています。Microsoftの製品をECMと考えるべきなのか、ライセンス収入ベースの比較が分析対象として正しい指標を導き得るのか、という議論もありますし、そもそも大企業による寡占そのものがエンタープライズアプリケーション全般に見られる傾向なのではないか、という気もします。


いずれにしても、シェアの情報がこうした形でグラフになっているとイメージがつかみやすいですね。


順位ではAutonomyよりも上に来ているXeroxが本文では飛ばされていることや、やはり国内ベンダはまったくリストに載っていないこと、などを含めて色々と背景を覗きたい気持ちにさせる記事でした。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月6日火曜日

アプリケーションドリブンをどう訳すか

Alfresco関連のドキュメントを翻訳している同僚から、Application-driven purchaseという表現をどう訳したものか、という相談を受けました。


ニュアンスとしては、「(単純なインフラの整備としてなどではなく)実現したいアプリケーションがまずあって、その必要不可欠な要素としての購入」といった意味なのではないかと思うのですが、なかなか上手い訳語が思いつきません。恐らく対語というか同じレベルの表現としてはCost-driven purchaseなんかがあるのではないか、という意見も社内では出てきたのですが、コストドリブンよりもアプリケーションドリブンの方が日本語としてはより意味が通りづらくなっているのではないかと思います。


アプリケーションという単語は、個人的には初めてコンピュータに興味を持った小学生の時に知った言葉で、当時はオペレーションシステム(基本ソフトウェア)の、それこそ対義語として語られることが多かったように思います。しかし、今、我々が英文から翻訳をするときにアプリケーションを「応用ソフトウェア」として訳すべき状況というのはほとんどありません。(応用ソフトウェアというのはあくまで、アプリケーションソフト、の訳語であってソフトという単語抜きのアプリケーションの訳語の議論に持ち出すのはおかしいのかもしれないんですが、ソフトウェア以外でアプリケーションという言葉を日本人が使うことは極めて稀だと思われるので・・・)


それでも、アプリケーションドリブンなどの形でアプリケーションという単語をカタカナで書いてしまうと、オペレーションシステムではないもの、という理解をされてしまうのではないかという気持ちが拭えませんでした。


とはいえ、アプリケーションという語自体を使わない方法を思いついたわけではなく、アプリケーション本位の投資、アプリケーションを重視した購買、アプリケーション起点の購入、など候補の中から選ばざるをえないのではないかというのがひとまずの結論です。


もう少し文脈を紹介しますと、ECMの特徴を説明する流れの中で、「高コスト」であることの説明として、アプリケーションドリブンで価格が高いという言い方をしているところで、この表現に出くわしました。単に従来のECMの価格の高さだけを指摘するのでもよいのかもしれないんですが、(そして実際私はこの部分を翻訳版から削ってしまうことすら主張したのですが)、できれば原文の意図を伝えたいということでこの議論になったわけです。


また、IT投資の分類法として、法対応などの外部要因に対する投資・インフラ整備などの守りの投資・差別化要因を生み出す戦略的な投資、などに分類するやり方がありますが(守り、の部分はインフラと基幹業務アプリのメンテナンスを分ける場合もありますね)、「Application-driven」にはある種の「戦略的な投資」というニュアンスもあるのではないかと考えました。しかし、アプリケーションを「戦略的な投資」と言い換えてしまうのは行き過ぎだと思うのでこのアイデアは取り下げました。何か良い表現が見つかるといいのですが。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月3日土曜日

Alfresco Strengthens Open Source ECM Market Leadership with Record Q4


“Because we continued to invest and grow throughout the worst stages of the recession, we have established a strong base from which to launch an ambitious plan for the financial year ahead. Entering into 2010, our leading indicators of downloads, inbound inquires, Web ranking and cloud-based ECM software trials all point to continued momentum, growth and leadership in open source content services and ECM,” said John Powell, CEO of Alfresco Software. “Open source proved itself in the recession as customers turned to more cost-effective software solutions. Now as the economy is picking up, these proven projects are expanding into large-scale rollouts.”

[From Alfresco Strengthens Open Source ECM Market Leadership with Record Q4]

Alfresco社のプレスリリースのご紹介です。


2009年度の総括として、「61%の成長」などの 数値を幾つか並べています。



  • 40カ国以上の国で合計300を越える新規顧客の獲得


  • 200万件のダウンロード


  • 29%にあたる人員増強


  • アジア・パシフィックのサポートセンター開設


などがビジネス上の成長のハイライトで、他にもCMIS、パートナーシップの成長、レコード管理、クラウド対応などを中心とした話題がいくつか並んでいる感じです。


そういえばAlfrescoのクラウド関係の話題ではよく名前をみるRightScaleは国内でも日立システムさんが取り扱われるようになったそうですね。今後の展開が楽しみな技術の一つだと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月2日金曜日

Alfresco CEO to Present on Cloud-Based Content Management at SugarCon


As cloud computing continues to evolve, enterprise content management (ECM) is already reaping the benefits of a true cloud architecture.

[From Alfresco CEO to Present on Cloud-Based Content Management at SugarCon]

やはり近頃Alfresco社から出てくるメッセージにはクラウドにまつわるものが多くなっていますね。


SugarCRMのイベントでクラウド上にコンテンツリポジトリを作成するソリューションについてのプレゼンテーションを行う予定だそうです。


場所はサンフランシスコのようなので気軽に参加はできませんが、昨今ですと直接こうしたイベントに参加することができなくても色々な方法で発表内容を後から追いかけることができるので、楽しみにしています。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年4月1日木曜日

Apache PDFBox 1.1.0のリリース | 関口宏司のLuceneブログ


日本語の文字化け不具合の改修を含むPDFBox 1.1.0が本日リリースされた。

[From Apache PDFBox 1.1.0のリリース | 関口宏司のLuceneブログ]

いよいよ忙しくなってきていたため全営業日更新の目標をあっさり撤回して、お休みをしていましたが、そういう状態の時に限って面白そうなネタが転がっているものですね。


これはAlfrescoにも良い影響がありそうなニュースです。さっそくどういう影響がありえるのかを確認しないといけませんね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月20日土曜日

ECM Strategy - Open Text Corporation

Like anything of lasting value, a successful Enterprise Content Management (ECM) strategy has to be nurtured. It is a multi-year venture that must be fostered and nourished, but the payoff is significant and the benefits can be experienced early in the life of the ECM system.


[From ECM Strategy - Open Text Corporation]


Alfresco社からみると競合になりますが、プロプライエタリの本格的ECM製品の1つであるLiveLinkのOPEN TEXT社がECM Strategyというサイトを運営しています。


ECM戦略のコンセプトについての学習コンテンツと、ECM成熟度モデルのセルフチェックのコーナーが提供されています。ここでいうECMの成熟度モデルは、「ビジネスとの協調」「人」「ガバナンス」「ビジネスプロセス」「技術」というGartnerが以前発表していた切り口に「ユーザエクスペリエンス」を追加したものの様です。比較的シンプルなモデルですね。Gartnerのものの評価軸は手元に私家訳版があるのですが勝手に公開するのは問題がありそうなので、そのうち他のモデルとの比較などの形で解説記事なり資料なりを書きたいと思います。


ECM Strategyのセルフチェックのアプリケーションは結果がGartnerの調査のメトリクスと比較できるという点では他のもっと軸が多いモデルと比べても優れたツールであるといえるのではないでしょうか。各切り口に対して5つ程度の質問に3段階の回答を返して行く、というやり方なのですが、質問の設定の仕方などにも流儀の違いが見えてきて面白いですね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月19日金曜日

Versioning Behaviour - AlfrescoWiki


For the Alfresco 3.2 we're also adding the ability to auto-version on metadata-only (property) updates, even if the content has not been updated. As an experimental new feature, this will be on by default for the Alfresco Community 3.2 release. This feature is work-in-progress and subject to change, pending further testing and feedback.

[From Versioning Behaviour - AlfrescoWiki]

かねてからECM製品の導入支援の中でよく見かける期待ギャップとして、「属性情報の更新は、コンテンツ実体そのものが変わるわけではないので、別バージョンとしては扱われない」というお話をさせて頂くことが多かったのですが、Alfrescoのバージョン3.2からは属性値のみの変更もコンテンツの更新としてバージョン管理の対象とするこ”も”できるようになりました。


システムの挙動がこれによって変わってきているので旧バージョンの利用者の方は注意が必要かもしれません。コンテンツモデル上の設定でいままで通りの挙動に戻すこともできますし、初期バージョンの値の設定や特定の属性値のみ対象とするというような細かいコントロールもできるようになっているようです。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月18日木曜日

Alfresco CMIS » Blog Archive » Spring Surf and OpenCMIS Integration


[From Alfresco CMIS » Blog Archive » Spring Surf and OpenCMIS Integration]

AlfrescoアーキテクトのDavid Caruana氏(CMISの検討委員のメンバでもあったはずです)がCMIS関連の記事を出しています。


AlfrescoからSpringに移管されたRESTful APIのスクリプティング環境であるSurfと、ApacheファウンデーションのCMIS実装であるOpenCMISの組み合わせによって「CMISブラウザ」を作成し、そのツールを使ってAlfrescoとeXoのリポジトリにアクセスする、というデモです。


まだまだ作成過程のまっただなかにある様ですが、かなり具体的にCMISの可能性を示すデモになってきていると思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月16日火曜日

Forumのメンテナンス

Alfresco Forumの管理者からメンテナンスの連絡がありました。



Dear All,



We are planning to migrate all forums to new servers on 16 March (tomorrow)

at 6:00AM GMT and expect to complete work by 11:00AM GMT.



Please do not enable forums boards during above migration times.



Regards,

David Sadowski / Webmaster



午後3時くらいからしばらくフォーラムが利用できなくなるようです。



��文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)

8 Things You Need to Know About Information Management -- The complete list -- 81 postings! - Digital Landfill


[From 8 Things You Need to Know About Information Management -- The complete list -- 81 postings! - Digital Landfill]

以前から何度か取り上げている「8 Things」シリーズですが、またまとめ記事がポストされています。


情報管理に関してあなたが知っておくべき8つの事、完全リスト、81記事! だそうです。


電子ブック形式の方も更新されているようです。また、少しずつご紹介していくのも良いかもしれませんね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月13日土曜日

オープンソース徹底活用 Alfrescoによるドキュメント管理入門: 奥野 章人: 本


[From Amazon.co.jp: オープンソース徹底活用 Alfrescoによるドキュメント管理入門: 奥野 章人: 本]

Alfrescoについての日本語の書籍が出ました。しかも、(著者の奥野さんとは面識があるのですが)Alfresco社の代理で日本展開をしている我々とは無関係なところでの出版です。いよいよAlfrescoの認知度も高まってきたと感じます。


英語で出ている既存の書籍よりもエンドユーザ寄りの内容で、初めてのユーザがAlfrescoをインストールするところから基本的な使い方までがまとめられています。これまで類似の情報というと、日本語では弊社でお配りしているインストールガイドやアドミンガイドの古いバージョンのものぐらいしかなかったため、評価を行われる方にとっては非常に有用な書籍ではないかと思います。Packtから出ている英語の書籍でいえばAlfresco 3 Bookをさらに平易にしたような内容です。そういう意味では私たちもさっさと技術者向けの書籍でも出さないといけないのかもしれませんね。


つい最近ランゲージパックの訳語を変えてしまったので、スクリーンショットなどは現在公開されているものと異なってしまっています。これはちょっと心苦しいです。


また、細かい点になりますが、この書籍ではSenなどをLuceneの日本語対応のために別途ダウンロードする形になっていますがCJKAnalyzer自体はAlfrescoに同梱となっていますので、検索キーワードの最小文字列だけ設定すればそのまま日本語での検索は可能です。逆に、辞書を設定しJapaneseAnalyzerなどを採用したい場合はもう少し煩雑な手続きが必要になります。(最近ですとLuceneまわりのノウハウが日本国内にも色々と溜まってきているので、それはそれでこのBlogでも別途真面目に取り扱いところではあります。)


またアスペクトについてもSpringフレームワークと同じところで解説されてしまっていますが、AlfrescoのアスペクトはSpringフレームワークのアスペクトとは全く別物なので、これについても何処かでまとまった解説記事を書かないといけないな、という思いを新たにしました。話しだすとややこしいですし、他の伝統的なECMとの比較がないと意義が見えづらいということもあって、エンドユーザ向けの説明からはざっくりと省略しちゃった方が良かったりする面は確かにあるんですよね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月12日金曜日

Alfresco Highlights Record Channel Growth with Partner Awards


#Alfresco highlights impressive US channel momentum with partner awards including Acquity, Micro Strategies & Clazics

[From Alfresco Highlights Record Channel Growth with Partner Awards]

Alfresco社のプレスリリースが発表されています。


2009年度はパートナーチャネルを倍以上に成長させることができたようです。156%の成長率で、特に北米では80社を超えるパートナーとともにエコシステムを形成することができた、としています。


今年からアジア圏へのコミットが向上している背景として、最初は欧州、次に北米、という形でこれまでに一定の成果を出すことができたからだ、という説明を何度か受けていますが、それが数字として改めて示された格好です。


同時にいくつか北米版のアワードが発表されています。SI of the YearはAcquity Groupで大規模な導入事例とそれによるAlfresco WCMのポジション確立への貢献度が評価されたようです。SI Innovator of the YearはMicro Strategies IncでKofax連携の部分が受賞の理由としてあげられています。Oracle FinancialsやGoogle Search Applianceとの連携にも言及されていますね。最後は、Training Partner of the YearとしてClazicsです。彼らの貢献により北米エリアでのトレーニング収益が年間ベースで71%も向上した、とされています。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月11日木曜日

ランゲージパックのマイナーな修正


[From AlfrescoForge: Japanese Language Pack: Project Info]

Alfrescoの日本語ランゲージパックの修正を行いました。


Shareの一部で日付の書式が崩れるところがありますがランゲージファイルだけでの対応が難しいため現在Alfresco社と対応策を検討中です。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月10日水曜日

Sourcesense contributes to IKS project


[From Open4Dev - Piergiorgio Lucidi's Website - Journal - Sourcesense contributes to IKS project]

以前Alfresco WCMのトレーニングの際にお世話になったイタリアのSourceSense社が、セマンティックウェブのプロジェクトへの参加を発表していました。


IKSというのがそのプロジェクトで、元々は欧州委員会からはじまった取り組みのようです。小中規模組織向けのCMSを開発しているベンダに参加を呼びかけています。CMSベースで構築されているサイトをどんどんセマンティックウェブに対応させていこうということなのでしょうか。


確かに一定規模のコンテンツを抱えているサイトはすでに何らかのCMSを基盤として採用しているでしょうし、コンテンツの総量や品質についての検討をひとまず置いておくとすれば、対応するサイトの潜在的な数で考えれば下手に大規模サイトマーケットを狙っている製品が対応するよりも、中規模向けのオープンソース製品を狙い撃ちした方が影響力という意味でも効率が良さそうな気がしますね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月9日火曜日

書籍「Apache Solr入門」 | 関口宏司のLuceneブログ


[From 書籍「Apache Solr入門」 | 関口宏司のLuceneブログ]

もうみなさんご存知かもしれませんが、ついつい買いそびれてしまっていたので備忘的に参照しておきたいと思います。


Alfrescoでも採用されているオープンソースの検索エンジンライブラリLuceneをベースにした検索エンジンサーバApache Solrの日本語による書籍です。執筆者の関口さんの会社ロンウィットではLuceneを中心としたコンサルティング&サポートサービスを展開されています。とくにSolrに関してはRONDHUIT Certified Solrサブスクリプションという形で独自ブランドでのサポートプログラムを用意されています。(国内のオープンソース関連サービスの事例として、参考になります)


AlfrescoにおけるLuceneの使われ方はかなり込み入ったものですので、我々もLuceneやその周辺のソフトウェアについてはよく研究しなければなりません。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月6日土曜日

[速報]クラウドサービスの米RightScaleが日本への進出を表明、年内にも - Publickey


「すでに日本からRightScaleのサービスを利用している顧客もいる」とCrandell CEOは日本でのビジネス展開に期待しつつも、当初は「スモールスタートで進めるつもりだ」とのこと。

[From [速報]クラウドサービスの米RightScaleが日本への進出を表明、年内にも - Publickey]

Alfrescoのパートナーでもあるクラウドサービス企業のRightScaleが日本進出を表明しているようです。これはちょっと楽しみなニュースですね。


常々ECMとクラウドモデルというのは非常に興味深い課題設定だと考えています。これを気に国内でも事例を作れると良いのですが。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月5日金曜日

Kev’s blog » Blog Archive » Alfresco Share 3.3 Extensions and SpringSurf


This quick tutorial shows how much easier it is to package up custom extensions to Alfresco Share in version 3.3.

[From Kev’s blog » Blog Archive » Alfresco Share 3.3 Extensions and SpringSurf]

少し先の話ですが、Alfrescoの次のバージョン(3.3)を対象に、Alfresco Share向けに開発した追加モジュールのパッケージングについてのチュートリアルがAlfresco Blogsで公開されています。


コメント欄を見ると、先日ご紹介したMavenの話題もでてきていますね。


確かにこれまでやってきたAlfresco DM上でのAPI開発とその成果物のパッケージング方法に比べるとかなりすっきりしたものに仕上がって来ているようです。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月4日木曜日

Alfresco Announces Beta Program of ECM in the Cloud for Small Business


The Alfresco SMB Edition will offer a pre-configured Alfresco Cloud appliance that combines the Alfresco server, Alfresco Explorer and Alfresco Share into an easily consumable, on-demand offering aimed at SMBs with up to a maximum of 100 users and 200GB of document storage.

[From Alfresco Announces Beta Program of ECM in the Cloud for Small Business]

先日に引き続き、Alfresco 公式サイトのプレスリリースのご紹介です。


小規模ユーザ向けのAmazon EC2ベースのクラウドプログラムのアナウンスメントがありました。CeBitでもデモをやっているようです。


以前、Alfrescoはユーザ数などの規模を制限したSMBエディションというメニューを用意していましたが、今では廃止されてしまっています。クラウドに限定して部分的に復活する形になるようです。(まだベータなので最終的に正式なメニューとして取り込まれるかどうかはわかりませんが)


今回のSMB on Amazon EC2エディションはユーザ数100、データサイズ200GBまでという制限があるようです。


このプログラムの「クラウド」の部分は先日パートナーシップについての発表があった(そしてショーケースでも紹介されている)RightScale社が担当しているようですね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年3月3日水曜日

Alfresco and VDEL GmbH Partner to Deliver Open Source ECM


"We are very pleased to welcome VDEL as Alfresco distributor for the Eastern Europe, Russia and CIS region. We have seen significant interest in the cost-effective ECM solutions offered by Alfresco in this region and a growing demand for Alfresco Enterprise support. With its specific market knowledge and open source distribution experience, VDEL is an ideal partner to take the Alfresco Enterprise offering to market in this region," commented Denis Dorval, VP EMEA at Alfresco Software.

[From Alfresco and VDEL GmbH Partner to Deliver Open Source ECM]

Alfresco公式サイトのニュースをご紹介します。といっても今回は、我々とはあまり縁が内地域のパートナーシップの発表について、なのですが。


GmbHというのは有限会社という意味だそうですね。VDEL社が東ヨーロッパ、ロシア、独立国家共同体のエリアにおけるマスターディストリビュータになった、ということのようです。


引用部は、先日来日したDenis Dorval氏の発言です。


オープンソースソフトウェアは世界中で利用されていますが、Alfrescoの様に営利企業によって開発され、有償サポートプログラムのフィーでビジネスが成り立っているというモデルの場合、国ごとの経済状況を見ながらビジネスを進めていく必要があります。そのため、ローカルパートナーの選定は非常に重要なものとなります。


経済成長率が高い地域は日本と比べても相対的に英語のソフトウェアがそのまま通用する率も高いような気がします。当面Alfrescoの日本展開を支援する立場にある者としては、「日本の特殊事情」(本当に特殊であるかどうかは実はよくわかってないところも多々あるわけですが)をうまくAlfresco社の面々に伝えなければなりません。そういった意味でも他国の事情が気になるところです。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月27日土曜日

日本IBMとIBCSが4月に統合 - ニュース:ITpro


[From 日本IBMとIBCSが4月に統合 - ニュース:ITpro]

弊社の創立メンバ4人のうち実に3人の出身ファームであるIBMビジネスコンサルティングサービスがついに日本IBMと統合することになったそうです。


プライスウォーターハウスクーパースコンサルタントという名前の時代に就職活動をし、入社の日にPwCコンサルティングになると聞かされ、監査法人との独立性確保のためにMONDAYに社名変更するというアナウンスに目を疑い、いよいよとなったところで急遽IBMによる買収のニュースを聞く、という一連の流れを思い出します。


ファームの規模が全く違うとはいえ、ここ数年のコンサルティング業界の再編の動きがどういう結果を生むことになるのか、まだまだ先行きは不透明です。アウトソーシングビジネスの比重を高める、成果報酬型プロジェクトを実施する、などのビジネスモデルの転換についてのニュースも一段落したように思います。不景気の間にファームの統廃合が進み、業界全体の構成メンバが多少スリム化された後、結局同じようなビジネススキームが続いていくという見通しを語る方もいらっしゃいます。我々は比較的若いファームだと思うので、いわゆる従来からあるコンサルティングサービスの世界でもまだチャレンジするべき事がいくらでも残っているような気がしていますが、やはり仕事柄どのような意味であれ「同じことを繰り返していく」という方針には抵抗があります。


少しずつでもリスクをとって、自覚的に新しいことにチャレンジしていきたいと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月26日金曜日

Paul Hampton » Blog Archive » Access the Repository Browser from Alfresco Share


[From Paul Hampton » Blog Archive » Access the Repository Browser from Alfresco Share]

Alfresco 3.2rバージョンに同梱されているShareの新機能に、Alfresco DM本体へのアクセスというものがあります。Alfresco Blogsの中で取り上げられていたのでご紹介したいと思います。


Alfresco Shareは、その名の通りSharepointを意識した製品で、Siteといわれる単位でいわゆるグループポータルを持ち、Blogエディタやカレンダーなどのガジェットを組み合わせてコラボレーションを行うためのソフトウェアです。バックエンドに本格的なECMエンジンであるAlfrescoを利用していることと、JavaScriptによるRESTful API構築を可能にするフレームワークであるSurfの上に構築されていること、の2点が主だった特徴なのではないかと思います。


ここで管理される各種のレコードはAlfresco DMからみますとCompany Home直下のSitesというスペースの中にSite毎に作成されるサブスペースの中に保存されることになります。Share自体にも文書ライブラリというガジェットがあるので、従来からAlfresco DMで行うような文書管理もある程度は実現可能だったのですが、アスペクトの操作などの機能が提供されない、Sites下にしかアクセスでいない、などといった制約がありました。今回のこの新機能はこれらの制約を一気に解消する試みであると言えそうです。


Shareの特徴のところで挙げましたが、ShareではJavaScriptによって作成されたWebサービスであるWebScriptsが多用されています。これはいわゆるLightWeight言語を使って本格的な業務アプリケーションのオルタナティヴクライアントが作成可能であることの証左であるとも言えるのではないかと思います。AlfrescoのCMIS実装も概ね同じ基盤の上に成り立っているので、製品独自の(”ネイティヴな?”)規格ではなくCMISという標準規格を採用する上での意思決定においてパフォーマンスの実績がネックとなるケースというのも容易に想定できると思いますが、ことAlfrescoに関してはこのShareを評価することでかなり見通しが良くなると考えられます。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月25日木曜日

Alfresco Named to KMWorld Magazine List of 100 Companies that Matter


“In today’s knowledge economy, Alfresco Software does more than simply throw sophisticated technology at its customers, it provides real solutions through inspired planning and execution throughout the entire constituency chain," said Hugh McKellar, KMWorld editor in chief.

[From Alfresco Named to KMWorld Magazine List of 100 Companies that Matter]

KMWorldのナレッジマネジメントに関連の「押さえておくべき100の企業」(意訳のつもりです)の1つにAlfrescoの名前があがっている、というプレスリリースが出ていました。


果たして100の企業のうちの1つに選ばれるということがどれだけの意味を持つものなのか、率直に言って今ひとつピンとこないところもありますが、、、


元記事のTwitter向けリンクを辿ると、100の企業のリストではなく、“Content” technology predictions for 2010という記事に遷移します。コンテンツ管理系の技術トレンドとして、「ソーシャル・コラボレーション」「多言語化」「(文書管理・エンタープライズサーチ向け)モバイルクライアント」が挙げられています。


モバイルクライアント。個人的には仕事用の環境がMac OS Xで統一されていることもあってiPadに期待していますが、業務システムに対して単機能的な使い勝手のよい端末を作ろうと思えばやはりAndroidの方が障害が少ないのではないか、という気持ちにもなりますね。AlfrescoもすでのiPhone OS上のクライアントがありますし、確かに注目せざるを得ないトピックであると言えそうです。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月23日火曜日

Steve Jobs is a recipient of the Jim Henson Celebration Honor Award


[From Steve Jobs is a recipient of the Jim Henson Celebration Honor Award ]

趣味に走ったポストになりますがご容赦ください。


弊社の技術メンバの大多数がMac OS Xユーザであることを考えると会社とも完全に無関係なわけではありませんが、私がこのニュースに反応したくなったのは、スティーヴ・ジョブスではない方の名前に惹かれたのが理由です。(今回は受賞者の名前は日本語で書くことにしましょう)


Jim Henson Honors Awardは2005年に設立された「創造性への関与、芸術と技術の革新的な応用、他社の感化」などを評価する賞です。ジョブス氏は今回、個人に授与されるCelebrity Honorを受賞しています。Creativity Honorには映画監督のニール・ブロムカンプ氏が選ばれています。因みに昨年はあの宮本茂氏が同賞(Celebrity Honor)を受賞しています。以前はJ・K・ローリング氏も受賞しました。


Jim Hensonと言えば言わずと知れたマペットの産みの親ですが、死後もこうした形で名前や理念が受け継がれていくということは素晴らしいことだと思います。(ビジネス的にはディズニーを経由してなんだかややこしい感じにも見えてしまいますが)


#Alfrescoに関連して受賞ニュースを色々とご紹介してきた中で、珍しく個人的にも気持ちが盛り上がるニュースを目にしてしまったのでついポストしてしまいました。いや、Alfrescoのニュースに盛り上がりを全く感じないというわけではありませんが・・・


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



創立記念日



2010年2月19日金曜日

Alfresco Shareランゲージパック更新


[From AlfrescoForge: Japanese Language Pack: Project Info]

最新バージョンのAlfrescoではShareの多言語化が安定してきているので、ランゲージパックの形式を変更しました。


今まではwebapps/share/WEB-INFの下へメッセージファイルをコピーしていましたが、今回からはAlfresco DM本体と同様shared下に配置することができます。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年2月18日木曜日

Gartner: Document Management in Top 10 Tech Priorities List


Turns out, the CIOs are focusing on document management, web 2.0 and mobile technologies — among other things — but cloud computing and virtualization are at the top of their priorities list:

[From Gartner: Document Management in Top 10 Tech Priorities List]

ガートナーの2010年版「CIOのためのトップ10プライオリティ技術編」(Top 10 Technology Priorities in 2010)に文書管理が含まれています。第7位のようですね。昨年には文書管理もECMも含まれていなかったのですが、これは一体どういうことなんでしょうか。


調査自体は世界中の1600人のCIOに対するアンケートの結果をまとめたもので、元記事からリンクを辿って詳細情報をみてみると、Document Managementというキーワード単体ではなく、Data/ document management and storageという形で少し広い範囲で票を集めた結果であるようにも見えます。不景気のなかでも実際にデータはもの凄いスピードで増加し、機材は徐々にではありますが劣化していくわけですから、データ管理に関心が戻ってくるものある種自然な流れなのかもしれません。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月17日水曜日

Alfresco Named in CIO UK’s “Twenty Companies to Watch in 2010”


“Alfresco is already well known to open-source types and has the giants of the enterprise content management space coming over all defensive.” said Martin Veitch, Editor of CIO UK. The article goes on to highlight Alfresco’s large user base and identifies the massive opportunity presented by such significant mindshare.

[From Alfresco Named in CIO UK’s “Twenty Companies to Watch in 2010”]

どこかですでに書いたかもしれませんが、Alfrescoは今や世界最大の非公開のオープンソース企業になっているそうです。確かに、そう言われてみればそうなのかもしれない、とは思いますが、世界最大、と言われるとやはり少し意外な感じがします。国外での実績や知名度については我々も常々強くアピールしているところではあるんですが・・・


元記事は久しぶりにアワード受賞の報告です。CIOのUK版(今はもうCIOマガジンとは呼ばないのでしょうか)による「2010年注目すべき20の企業」に選ばれたそうです。Already well knownと表現されています。日本市場に新しい製品を紹介する、という形で今まで活動してきましたが、ここに来ていよいよ海外市場における認知度と国内の状況とのギャップに自覚的にならざるを得ない状況になってきたように思います。今年はAlfresco社も日本市場に対して具体的なアクションもとってくれている状況にあります。今年は我々だけでなく国内ECM市場にとっても非常に重要な年になるのではないかと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月16日火曜日

AlfrescoForge: Japanese Language Pack: ファイルリスト


[From AlfrescoForge: Japanese Language Pack: ファイルリスト]

Alfresco Forgeの日本語ランゲージパックのファイルを更新しました。対応遅れて申し訳ありません。


先日、このBlogに書いて公開したつもりの記事が消失していることに今気が付きました・・・


Shelfを作業棚とする方式を復活させています。Navigatorもナビゲータになっています。Data Dictionaryの下はすべて英字名としています。他にも細々と変わっていますが、目立つのはそれくらいでしょうか。


近々またたくさんの訳語が必要になる更新が控えているので、その予行という意味もあります。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月13日土曜日

OpenOffice.org 3.2 New Features


[From OpenOffice.org 3.2 New Features]

OpenOffice.orgの新しいバージョンが公開されました。


仕事で使っている機材がMac Book Proなので普段はKeynoteとNumbersをなるべく使うようにしているんですが、XMLベースのOfficeファイルを受領した場合にはOpenOffice.orgを使っています。(昨晩もImpressでpptxファイルの修正をしていました)


日本語環境改善拡張機能と梅フォントの組み合わせでかなり再現率は向上していますが、やはりプレゼンテーションファイルでは細かい文字送りがずれてしまいますね。テキストボックスの余白などを毎回手作業でいじっているような状況です。多分もっと効率の良い方法があるとは思うのですが、メインの道具ではないという意識でいるとなかなかちゃんと調べたりスクリプトを書いたりしようという気持ちになれません。一度まとまった時間をとった方がトータルでは得をしそうという予感はあるのですが、、、


AlfrescoのPDF作成機能もOpenOffice.orgを使っているので、同じように体裁が崩れたPDFが出来上がってしまいます。


Windows上のプリンタドライバとして動作するようなソフトを使って外部で変換をさせるというソリューションもいくつかありますが、OpenOffice.orgだけで完結してくれた方が当然すっきりした構成になるので、今後もOpenOffice.orgの動向は可能な限りおっていきたいと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月10日水曜日

Open source industry veteran Matt Asay joins Canonical as chief operating officer | Ubuntu


“We think Matt brings to Canonical the perfect blend of industry, executive and community savvy.”

[From Open source industry veteran Matt Asay joins Canonical as chief operating officer | Ubuntu]

Matt Asay氏がAlfrescoを離れてUbuntuのCanonicalのCOOになるみたいです。


Alfrescoの初期メンバーの中でも「オープンソース」というキーワードを体現していた人物ですね。CEOのJohn Powell氏は元Business ObjectsのCOO、会長のJohn Newton氏は元DocumentumのCTOですから、生粋のプロプライエタリ産業の文化から来ていたわけで、それらがバランスよく混在していること自体もAlfrescoの魅力であったと思います。今ではAlfresco社も非公開オープンソース企業としては世界最大ではないかと言われているくらいですから、会社自体をオープンソースと言う言葉で飾り立てる必要はもはやなくなっていると思うのですが、他人のこととはいえ会社の創業メンバーがその会社を離れるというのは、やはり寂しいことなのではないかと思ってしまいますね。

(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)

2010年2月9日火曜日

Alfresco Introductory Pricing for Certified Open Source Records Mgmt


Alfresco is offering an introductory pricing discount of 40%* on orders placed for the Alfresco RM module before February 25th, 2010.

[From Alfresco Introductory Pricing for Certified Open Source Records Mgmt]

日本語ランゲージパックのお話をさせて頂こうかと思っていたのですが、作業が煮詰まっているのでAlfresco公式サイトの更新のお知らせだけをしてお茶を濁したいと思います。


レコードマネジメントへのてこ入れということなのですしょうか、期間限定でディスカウントをしているようです。オープンソースモデルの開発手法と、サブスクリプションモデルのビジネス、直販に近いイメージのマーケティング(実際にはSIerの代理販売のプログラムは存在します)、ということで従来のエンタープライズ向けソフトウェアとは色々な意味で違ったマーケティングが求められているのではないかと思いますが、先日のトレーニングについで今度はレコードマネジメントモジュールに対するディスカウント。結構コンサバティヴというかあまり工夫が感じられない販売戦略である気もします。とはいえここ数年続いた堅調な成長の結果、客層もおそらくは結構かわってきているんだと思います。そこでこういったキャンペーンを打って市場の反応を伺っているということでしょうね。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月6日土曜日

来客週間の終焉

長いようで短かったAlfrescoメンバの来日期間が終わりました。


新しいバージョンの情報や今後のロードマップ、日本語対応をより精緻に行っていくためのアイデア、各国のリファレンス事例の詳細情報など、非常にエキサイティングな話を幾つも聞くことができました。


英会話は得意ではないため、精神的なプレッシャはかなり感じていたのですが、終わってみればもう少し色々と突っ込んだ話ができたはずではないか、などとくよくよと反省することばかりであるような気がします。


今回見聞きした情報についてもまとまった補足情報がAlfrescoから送られてきたタイミングで色々とご紹介させて頂きたいと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2010年2月5日金曜日

御礼

Alfrescoセミナにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。講演者の方々にも改めてお礼を申し上げたいと思います、、、が、恐らくここを読まれていることはないでしょうね。少なくともAlfrescoの2人は日本語が読めないですし。


私も最後の質疑応答の際には壇上に上がらせて頂きましたが、結局半端に司会のようなことをするだけになってしまったので少し反省しています。


その質疑応答セッションの中で1つ改めてここに記録しておいた方が良いと感じたやりとりがあったので、簡単にその部分だけご紹介したいと思います。


「コンテンツはDBに保存されるんですか?」


という趣旨の質問で、これは我々も非常に頻繁に出くわす質問です。Oracle社のECMとの比較で出てくることが多いと感じていましたが、今回回答したDenisはSharePointとの比較と捉えたようでした。私の経験ではこうした質問をされる方の意図は多くの場合コンテンツがDBに入っていればDBだけバックアップをとればリポジトリ全体のバックアップを取得できる(またその際には既存のバックアップツールがそのまま利用可能であると期待できる)、ということを念頭に置いているケースが多く、またSharePointと比較した質問をされる方はあまり具体的な運用負荷などまで検討されていないことが多いので、このギャップは非常に面白いと感じました。


回答は、「主にパフォーマンス上の理由でDBへの保管は採用していない。その方式はスケールしない」というものでした。実際に大きな提案の際にはベンチマークなどを実施して、Alfrescoが採用している(Documentumも同じですが)属性情報だけをDBに格納するという方式の方がスケールするということを示したこともあるんだそうです。確かにDB1箇所にすべてを集中することはパフォーマンス上有利とは言えないので、結果自体は説得力があるものだと思います。(そういった結末がある程度見えている勝負の場合、逆にどれだけ厳密にフェアな比較環境を用意できたのか勘ぐりたくなる部分もありますが)


他にもこれらの方式の比較には、暗号化やリソース競合の回避など、色々と比較すべき利点や欠点がありますが、まずはパフォーマンス、特にスケーラビリティというのが最初の回答であったということは強調しておきたいと感じました。SharePointとの比較論の中で彼らがスケーラビリティに言及する時も、常にこの違いは念頭にあるのではないかと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年2月4日木曜日

Blog更新

このBlogはTypepadをサービスを利用して運営しています。実は数カ月前からTypepadのバージョンアップの告知を受けていたのですが、少しずつ新しい基盤に移行していくということで、その更新の順番が我々のところにはなかなかまわってこず少々じれったい思いをしていました。(恐らく法人ユーザの移行は相対的に遅れて実施する様にするという話だったと思います)


個人・法人ともにあれだけのユーザ数があると運用も色々と難しくなってきます。改めてSaaSやクラウドというキーワードが、運用の自動化や基盤の共通化との関連をからめて語られていることの意味を感じます。


BlogとECMではかなりソフトウェアの性質は違いますし、初めからSaaS型の展開を狙って作成されたソフトウェアと、元来オンプレミスを前提としてきたソフトウェアでも事情は異なるでしょう。また、Perlで書かれたソフトとJavaで書かれたソフトウェアを同列に語るのは不適切なケースもあるかもしれません。しかし、今後ECMもますますSaaSモデルでの調達が普及するであろうことを考えると、こういったバージョンアップ時の運用業務フローについては予め明確なイメージを掴むように努める必要がありそうです。(なかなか簡単なことではないと思いますが)


そういえば、GoogleのアプリケーションもいよいよIE6のサポートを打ち切りました。企業内の標準環境が依然IE6であるケースというのはまだまだあることだと思います。ベーンダーロックインフリーやゼロフットプリントというコンセプトの意義を理解して頂く上では好機とも言えますが、結局目下の問題の解決でバジェットが埋め尽くされてしまう、なんてこともありそうです。


(Ishii Akinori IT Coordinator)



2010年2月3日水曜日

欧州から来客


[From セミナー|aegif]

明後日のAlfrescoセミナーに先だって、講演者であるDenis Dorval氏とMike Farman氏が来日しました。


二人とも今朝成田に到着したばかりですが、さっそく来日中のスケジュールや日本市場の特徴などについての会議を行いました。ECMの国内市場が諸外国にくらべてかなり小さいということはよく言われることですが、実際その理由がどの程度「日本市場の独自性」によるものなのかは正直確信が持てません。


メインフレームが多い、トップダウンの改革が行えない、パッケージに業務をあわせるよりカスタマイズを好む、GUIの細かい完成度に拘る、、、などなど、よく言われる国内市場の「特徴」は、確かに実感としてその通りであるように思えることも多々あるのですが、それを日本論として自信をもって振りかざせるほど諸外国について詳しいわけでもない、というのが正直なところです。


来日中に彼らの発想をより深く把握できるように努めて、今後の提案や方針策定に反映していきたいと思います。


#とりあえず第1回の打合せでは、意外にOSS企業の基本を外さずコミュニティの構築を重視しているらしい、ということがわかりました。Alfrescoはビジネス指向が強いチームであるという先入観があるので、そこは少し意外な気もしました。確かにコミュニティのベースを築くことが営業上もサポート業務の負荷軽減という意味でも合理的だという主張は説得力があるものではあるのですが。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年2月2日火曜日

社内研修はじめました

これまでaegifで社内研修というと、元同僚の会社であるLCIさんのコンサルティング研修を新規採用時に受講してもらうくらいだったのですが、社内メンバーが講師になる形での社内研修をはじめてみました。


題材は、英語・会計・Alfresco、です。当然、私はAlfrescoの講師を担当しています。


Alfrescoに関しては教育パートナーとしてのライセンスの問題に留意する必要がありますが、すでに公式トレーニングのコースやマテリアルを見聞きしているので、それと同じスコープの研修を行うことはさほど難しくはありません。システム管理、Webクライアントの拡張とカスタムモデリング、API開発、WCMなどのメニューがあります。受講者である社内メンバのすべてが技術系というわけではないので、API開発のコースに相当する内容までやるのは少し無理があるかもしれませんが、いずれにしても所要時間も含めて講師としては目安がいろいろと把握できているので、他のコースに比べてもやりやすい部類の内容になるかと思います。(他のコースは一般販売されている教材を利用しています)


しかし、本当は、ECMというキーワードの周辺事情についての細かい話(体系立てて話をできるかどうか微妙なところだと思っています)とか、コンサルティングの具体的な手法など、技術系の話題以外のところに踏み出してみたいという気持ちもあります。通常業務がたてこんでいるのでなかなか準備の時間をとれませんが、こういう取り組みの中から教材の公開などができるようになると楽しいのではないかと考えています。その時はまたこのBlogで告知をしたいと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月30日土曜日

Gartner predicts that by 2010, the number of IT staff in the profession will shrink by 15 percent


Gartner warned IS leaders to act now to safeguard the value that business technology contributes and predicts that by 2010, the number of IT staff in the profession will shrink by 15 percent.

[From Gartner predicts that by 2010, the number of IT staff in the profession will shrink by 15 percent]

先日ご紹介した、ガートナーの2010年代予想を書いていて思いだしたのですが、2005年に同じくガートナーから、2010年までにITスタッフの数が15%減少する、という予想を出していました。米国国内で15%減、ということですね。(もう5年も経ったのか、と思うと少し呆然としてしまうものがあります)


この予想がどの程度あたっていたのかを統計値と比較して検討しようかと思ったんですが、ちょっと余裕がないので割愛します。そのうち社員研修か何かのネタにして他の人に調べてもらおうかと思います。IEEEあたりの雇用統計を見ながら、年ごとの推移をみて、リーマンショックの分を差し引いた値を出す、という感じでしょうか。こういうケースでリーマンショックだけを差し引くことの合理性とかについても検討が必要になるかもしれませんね、もし研修のネタでやるのだとすれば。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月28日木曜日

ガートナー、2010年以降に企業に大きな変化を与える9つのポイントを予想 - ITマネジメント - ZDNet Japan


「あらゆるIT投資の判断に対して財務と規制の両面からの監視が強まっている今、これらの影響を受けずに済む組織はほとんどないだろう」Brian Gammage氏




[From ガートナー、2010年以降に企業に大きな変化を与える9つのポイントを予想 - ITマネジメント - ZDNet Japan]

ZDNetに『Gartner Predicts 2010』の日本語での紹介記事が出ていました。



  1. 2012年までにIT資産を自社で保有しない企業は20%


  2. 2012年までに市場をリードする“クラウドアグリゲーター”の中で、インドを中心とするITサービス企業は20%


  3. 2012年までにFacebookがソーシャルネットワークの統合とウェブのソーシャル化のハブとしての役割を担う


  4. 2014年までにほとんどのITビジネスケースに、二酸化炭素(CO2)対策コストが含まれるようになる


  5. 2012年に、新しいPCの有効寿命全体を通じた温室効果ガス排出の60%は、ユーザーが初めて電源を入れる前の段階で発生する


  6. 2015年までにネットマーケティングの規制が進み、2500億ドルに上る全世界のネットマーケティング支出が統制される


  7. 2014年までに世界の成人30億以上がモバイル技術やネット技術を通じて電子取引を実行できるようになる


  8. 2015年までにモバイル環境のコンシューマーサービスにとってコンテキストが重要な役割を果たすようになる


  9. 2013年までに全世界で携帯電話がネットアクセスの最も一般的なデバイスになる


めぼしいキーワードは、クラウド、CO2、モバイル端末+Facebook、、、と言ったところでしょうか。(CO2がらみでいうと5番目の表現はこれだけ抜き出すと補足が必要かもしれません。60%というのは削減後の値で、現在では80%が製造および輸送の時点で発生している計算になるんだそうです。)


Alfrescoとの関連の強さで順位を付けるのであれば、クラウド→モバイルとFacebook(順不同)→CO2でしょうか。クラウドはエンタープライズ向けソフトウェアのビジネスに関して言えば現在でももっとも大きなテーマの1つですので説明を要しないところであると思います。モバイルについては最近特に引き合いのフェーズにおいてモバイル端末対応についての質問をうけることが多いこと、iPhone向けのスタイルシートを備えたクライアントが整備されたこと、AppStoreでAlfrescoクライアントが配信されているのを見かけたこと、などを根拠にAlfrescoとも関連があるトピックだと考えています。Facebookはかなり前からAlfrescoのアプリがあって、SURF、Webスクリプトの可能性をアピールする事例としてよく引き合いに出されています。(Enterprise 2.0なんていう言い方も盛んにされていました。)


しかし、実は個人的に(?)、残りのCO2というキーワードにもAlfrescoとは離れたところで関心を持っています。1つには大学の学部時代に所属していた研究室のテーマが関連しているということもあるのですが、それ以外にもaegifで現在関与させて頂いているプロジェクトの1つにCO2排出量に深く関与した物があるという背景があります。準備さえ整えば、そういったAlfrescoに関係していないプロジェクトの情報もご紹介していきたいので、近いうちに関連する記事を書くことになるかもしれません。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月27日水曜日

Alfresco DemoCast » Blog Archive » Demo: Alfresco Share Running in the Cloud


[From Alfresco DemoCast » Blog Archive » Demo: Alfresco Share Running in the Cloud]

Alfresco DemoCastの更新が活発化しています。


こんどはクラウド上で実行されているAlfresco Shareのデモで、簡単な機能ツアーのような体裁になっています。



  • クラウド上のトライアル環境の紹介


  • ダッシュボードの設定


  • パーソナルダッシュボード


  • ユーザプロフィール情報の拡張


  • プロジェクトライブラリ


  • プロジェクトベースのリンク管理(共有ブックマーク)


  • プロジェクトベースの掲示板


  • プロジェクトベースのBlogエディタ


  • 新しいコラボレーションサイトの作成と検索


  • ユーザとグループの管理


Alfrescoのトレーニングコースでよく題材になっている仮想の会社Green Energy社をモデルにした環境が構築されているようです。(名前空間接頭辞を作るために省略するとGEになるんですよね)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月23日土曜日

Alfresco Webcasts » Blog Archive » SAP and Alfresco Integration with CTAC


A combination of presentation and demo scenarios show just how easy it is to link documents from Alfresco to SAP and start SAP workflows in Alfresco. It works both ways and is seriously clever stuff!

[From Alfresco Webcasts » Blog Archive » SAP and Alfresco Integration with CTAC]

VCがらみの連携かとも思ったのですが、そういうわけでもなさそうですね。


AlfrescoとSAP ERPの連携についてのWebcastが配信されています。思えば私も社会人デビュー時にはSAPの研修を受けさせて頂きました。ECMのお仕事をしていると、各コンテンツ毎の属性値の設定が主要な検討事項になりますが、多くの場合「その時点で最も良い値」を保持しているシステムは定型データを処理する基幹系などのシステムであったりするわけです。SAPには多くのビジネスオブジェクト(買収したBIベンダのことではありません)が予め定義されていてAPIから取り出すこともできるので、ECMを採用したい分野の定義さえきっちり行えれば、連携の効果は高いと考えられます。


今回、連携事例を発表しているのはドイツのCTAC社で、SAP・Alfrescoの双方とパートナー契約を結んでいる会社です。SAPのArchiveLinkのプロトコルとJava Connectorの組合せでCTAC Connectorという製品を開発したそうです。これによりSAP側のオブジェクトの値とAlfresco側のコンテンツの属性のマッピングをグラフィカルに定義することもできるようですね。実際にエンドユーザが使う機能としては、AlfrescoからSAPのワークフローをキックしたり、SAP・Alfrescoの双方から文書を相手側にコピーしてリンクを定義したり、SAP側でもっているWBSの構造をAlfrescoのフォルダ構造として取り込んだり、、、と考えられる連携パターンの大部分がこの組合せで実現できるのではないか、というなかなかにパワフルなもののようです。また、Alfresco側はAlfresco ExplorerとAlfresco Shareの両方に対応しているみたいですね。


是非、我々もチャレンジしてみたい領域ですが、国内企業でこうしたとりくみに関心をお持ちの企業がどこかにないものでしょうか。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月22日金曜日

Alfresco Share Trial in the Cloud


Free Training Videos will guide you through the trial.

[From Alfresco Share Trial in the Cloud]

「クラウド対応」についてのご質問を受けることが多くなってきました。また、これは最近の傾向というわけではありませんがトライアル環境についてのご質問を頂くこともしばしばあります。Alfrescoは無償版のインストールが簡単にできることもあって、実際にダウンロードして試してみてください、という返答をさせて頂くことが多かったのですが、少しずつこのあたりの状況も改善しつつあります。(Enterprise版もメールアドレスを登録すると無料でダウンロードできます。30日後にリポジトリへの書き込みができなくなる仕様になっています)


AmazonのEC2クラウド上にAlfresco Shareのイメージが立ち上がっています。24時間毎に初期化されてしまうので、長期にわたる検証については従来通りのダウンロード版を試してみて頂くのが良いと思われますが、とりあえず画面の確認だけ、ということであればこのクラウド版トライアル環境でも対応できそうです。(残念ながらこういった環境まで十分に日本語化はされていませんが、Alfresco Shareについてもダウンロードをしてランゲージパックを適用すれば日本語にも対応できます。)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月21日木曜日

Alfresco DemoCast » Blog Archive » Demo: Alfresco Records Management Solution


[From Alfresco DemoCast » Blog Archive » Demo: Alfresco Records Management Solution]

昨日に引き続きAlfresco DemoCastのご紹介です。


最近のバージョンのAlfrescoでは以前であればAlfresco Explorerの上にJavaScript主体で構築されたモジュールをインストールすることで実現していたレコードマネジメントの機能がAlfresco Shareから利用できるようになっています。リンク先はその機能を中心にレコードマネジメントの機能の概要を紹介するデモムービーです。


またIMAPの機能を使ってメールを記録として管理したり、リテンション(有効期限管理です)の機能を実際に使ってライフサイクルのルールを適用しているところを見ることができます。


今年は、WCMだけでなくRM(レコードマネジメント)の機能も積極的に紹介していきたいですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月20日水曜日

Alfresco DemoCast » Blog Archive » Demo: IBM Lotus Integration with Alfresco


Demo: IBM Lotus Integration with Alfresco

[From Alfresco DemoCast » Blog Archive » Demo: IBM Lotus Integration with Alfresco]

昨日の続きです。Lotus製品との連携のスクリーンキャストが公開されています。



  • QuikrからのAlfrescoへのコンテンツ受け渡し


  • 統合された文書ライブラリビューワ


  • SharePoint連携


  • レコードマネジメントサポート


  • Lotus Notesコネクタ


の動画を見ることができます。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月19日火曜日

Alfresco Content Services for IBM Lotus


unlike Microsoft SharePoint®, allowing flexible access for programmers to extend the integration from Lotus Notes, Domino, XPage and Portal applications using a wide choice of languages

[From Alfresco Content Services for IBM Lotus]

今フロリダで開催しているIBM LotusファミリのイベントLotusphereで、AlfrescoとLotusのコラボレーションツール群の連携ソリューションが紹介されています。ハイライトとして、



  • 軽量かつ安価な文書管理の実現


  • 簡易に行えるQuickrとNotesとの連携


  • スケーラブルかつオープンソース


  • 完全なレコードマネジメントと有効期限管理


の4点が挙げられています。まだ詳細を把握しているわけではありませんが、CMISを使ってコラボレーションツール群を補完するというコンセプトで、SharePoint以外の選択肢を持って来ることに成功しているという点がIBMにとっても魅力だったのではないかと思います。もちろん、スケーラビリティや堅牢性というわかりやすい利点もありますが、様々な標準規格に準拠しカスタマイズ作業がやりやすいというのもこういうソリューションにおけるAlfrescoの利点として強調しておきたいところです。加えて今回のソリューションではどうもDoD5015.2準拠のレコードマネジメントというのもキーワードになっているようです。この点は国内への横展開を考えると取り扱いが難しい面がありますね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年1月16日土曜日

Alfrescoを補完する技術の模索 株式会社クレアリンクテクノロジーさんとの話


[From セキュリティ・高速通信・安心安全データファイル転送・暗号化・WEB製作/株式会社クレアリンクテクノロジー|HOME]

最近、何度かお打ち合わせをさせて頂いている会社の1つに京都のクレアリンクテクノロジーさんがあります。元々TCP/IPなどの通信の高速化技術を持たれているベンチャー企業で、最近ではそのテクノロジを援用した電子カタログプレイヤなどの製品も展開されています。(電子ブックというとE-ink製品だと思われてしまいそうなので、電子カタログとしましたが所謂電子書籍を作成・閲覧するための製品です)


通常、IRMやDRMの仕組みとAlfrescoなどのECMのコア製品は別れています。Alfresco単体でももちろんユーザ毎の権限管理はできますが、リポジトリ上での「読み取り」権限の保持者は、Alfrescoから当該コンテンツをダウンロードできてしまうため、コンプライアンスに重点をおいたニーズにはそのままだとマッチしないことも多いのが現状です。かといって、あまり重厚な施策や広範なオプションを製品そのものに抱え込むことも得策であるとは思えません。Alfrescoの場合は、案件毎の作り込み部分を極力快適に行えるようにしていく、という対応をとってきています。そうした対応の選択肢として、クレアリンクテクノロジーさんのAeroBrowserが使えるのではないか、ということでご紹介を頂いたのが縁で、何度か社長の水原さんとディスカッションの機会を持たせて頂いてます。AeroBrowser自体も非常に興味深く、またこの主の製品としては珍しく仕様を公開する方向で開発されているので、近い将来連携のソリューションを作ることができるのではないかと期待しているところなんですが、先日まったく別の角度で実りのあるお話をお聞きしたので備忘としてポストしたいと考えました。


別の角度、というのはクレアリンクさんとしてはむしろ本業である、ネットワーク高速化の分野についてです。AlfrescoはCIFSプロトコルのサポートを1つの売りとしていますが、プロトコルそのものの制約故に遠隔地にあるクライアントからの接続にはこの機能はほとんど利用できないという問題点があります。CIFSプロトコルは最近では非常によく使われているプロトコルであるため(だからこそ「無法地帯と化した共有フォルダ」問題、に対する解としてのAlfresco、というストーリーがありえるわけですし)、この問題を解決する製品というものいくつか市場には存在します。要するに専用のキャッシュを積んだゲートウェイを用意するという方式のものが一般的なんだそうですが、クレアリンクさんのように圧縮や最適化による高速化というのも実用段階にあるようです。また、MicrosoftもVista移行ではプロトコルのバージョンを上げる形で、新しいOSの間では問題はある程度解決されて来ています。


今回水原さんから色々と教えて頂いたおかげでWANアクセラレータの動作特性や効果についてある程度定量的な理解ができたように思います。AlfrescoのCIFS問題についても、すべてがすぐに解決するわけではありませんが、対応の指針が見えてきました。是非具体的な検証をしてみたいと思います。


(通常所謂NAT越えが必要な場合はCIFSのかわりにWebDAVを利用することが推奨されています。この場合もクレアリンクさんの製品による高速化の恩恵を受けることができそうです)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月15日金曜日

2010 Content Management Predictions from Lee Dallas « Big Men On Content


[From 2010 Content Management Predictions from Lee Dallas « Big Men On Content]

2010年予測の続きです。AIIMのJohn Mancini氏のBlogから参照されていた3つ目の記事になります。



  1. Open TextがさらにECMベンダを買収する


  2. SharePointがECM市場の細分化を促す


  3. 大手ECMベンダは「ECM」のベンダであるというブランディングを止める


  4. 第四四半期にはSharePointのアーカイブが大きなトピックとなる


  5. ECMクラウドのビジネスモデルへの熱狂は落ち着いていく


  6. WCMは以前として退屈なトピックであり続ける


元記事は、Big Men On ContentというLee Dallas氏Marko Sillanpaa氏の二人のコンテンツマネジメントを専門とするストラテジストによるBlogです。


Open Text社とMicrosoft社という2つの大きなプレイヤを中心にかなり踏み込んだ予測を立てていますね。大胆なだけでなく、確かにあり得そうな話でもあります。


ECMという用語そのものがマーケティング上の魅力を失っているという指摘には一定の説得力があります。我々も主に提案の場ではECMをすでに失敗した製品群と捉えていたり、逆に絵に描いた餅で未だ実現されていない製品コンセプトと捉えている方々とディスカッションをすることがあります。こうした反応はやはり、企業システムについて十分な知見を持っていると思われる方に多いという傾向があると思います。中身をよく知って頂ければ、客観的に見てECMを活用することが合理的な分野というのは色々とあるはずなのですが、提案の場となるとすでに具体的な課題を持たれていて、その課題の短期的な解決策を模索されているというケースが多いので、足の長い説明はし辛いという構造的な問題があるように感じています。(ECMの利用が合理的となるケースというのは、やはり評価の時間軸もそれなりに長くとった場合であることが多いという事情もありますし)


しかし、やはりECMとWCMっていうのは似ているようで分断されたマーケットなんですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月14日木曜日

Trends: 2010 Content Technology Predictions


On a whole, we think 2010 will be characterized by a movement by "back to the basics" among technology vendors

[From Trends: 2010 Content Technology Predictions]

今度はCMS Watchの2010年業界予想をご紹介したいと思います。



  1. ECMと文書管理は別々の道を歩き出す


  2. ファセット検索がエンタープライズソフトウェアの世界でも普及しはじめる


  3. DAMベンダがSharePoint連携にフォーカスする


  4. 文書管理とエンタープライズサーチの領域でモバイル端末が活用される


  5. WCMベンダがイントラネットの領域に関心を寄せる


  6. Thickクライアントへの回帰が起こる(チック、でいいんですかね)


  7. クラウドという選択肢がさらに一般化する


  8. ドキュメントサービス(Document CompositionやDocument Output Management)がECMの一部として統合される


  9. ガジェットやウィジェットがポータル業界を席巻する


  10. レコードマネジメントが新たな抵抗勢力に直面する


  11. 組織内外を結ぶソーシャルコラボレーションテクノロジが台頭する


  12. 多言語対応要件が注目される


前回までのポストと違ってタイトルが整理されているので、これだけである程度意味が通りますね。


REST、CMISという形で連携手法が標準化されたことで、ECMを文書管理アプリケーションとして活用するケースとより広範な目的のためのインフラとして活用するケースがより明確に区別できるようになってきている、という意味ではJohn Newton氏の語るところともよく一致しているように見えます。


また、ファセット検索についてはLotus Notesからの移行案件のお話の中でも似たような関心事に遭遇することがあるので、ここしばらくは注目度が高いと考えられるのではないかと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2010年1月13日水曜日

8 ECM Predictions for 2010 - その3

3回連載の形になってしまいました。最終回の今日は、8個と換算すれば7つ目と8つ目にあたるところをご紹介します。実際にはそれぞれ派生的な話題が1つずつぶら下がっているので、全部で4つになります。


「CMIS」もちろん、この話題は避けては通れません。過去2年間OASISの標準化プロセスに付き合った経験から、関与するプレイヤの数が多い場合は、何事も楽観的になりすぎないよう注意する必要がある、と念を押しながらも、2010年にはCMISはますます大きなインパクトを示すだろうとしています。CMISは伝統的なECMベンダにとって、機会であると同時に脅威でもあります。SharPointへの移行を促しうることに言及しながらも、DBMSにおける標準化(SQL)の結果と同じ事がECM業界でも起きると期待できるだろう、と。加えて、Alfresco関連のシステム連携プロジェクトでは、今の段階から原則的にすべてのプロジェクトでCMISの採用を推奨しているとも付け加えています。Drupal、Joomla、Confluenceとの連携はすでに実現していますし、これから他のツールとの連携もますます加速することでしょう。将来対応を考えてもCMISの採用をRFIおよびRFPに織り込むことを推奨しています。多少我田引水的な部分もあるとは思いますが、RFPということを考えるとCMIS対応リポジトリ、という共通の枠組みで製品や提案を比較できるというのは意味があることですよね。


「コンテンツプラットフォームとコンテンツアプリケーション」かつてGartnerと”何をもってECMのビジョナリとするか”という奇妙な議論をしたことがある、と切り出して、高いお金を払ってCEVA(Content Enabled Vertical Application)を購入することが条件だ、という話になっていた、今はそれがComposite Content Applicationという名前になっているかもしれないが、いずれにしてもおかしな話だ、と言っています。(本当はSharepointを引き合いに出して色々と言ってるんですが割愛します)。CEVAにしてもComposite Content Applicationにしても、ECM製品をプラットフォームとして扱う形式であることは同じで、プラットフォーム(あるいはミドルウェア)としてのECMという考え方がますます重要性を高めていく、というのがこの項目の趣旨になっています。ECMはERPやCRMよりもDBに近いものと考えるべきだろう、と言ってます。この辺りは技術寄りの人らしい言い切りですね。その上で、今その方向性を加速する傾向として、CMISによるプラットフォームスタイルのAPI整備・マッシュアップニーズの高まり・サービス統合アプローチのコストメリットの明確化、などを挙げています。


「オープンソースによって奇妙な友情が生まれる」タイトルはAdversity makes strange bedfellows(不幸・逆境が縁で奇妙な友情が生まれる)のもじりです。Alfrescoとしての5年間の実績と、CMISの台頭によりDrupalやLiferayなど以前であればカバー範囲が重なっていることが懸念された製品とのコラボレーションがどんどん自由にできるようになってきた、と言っています。連携の事例はますます増える見込み、と言いつつポータルとの連携は常に求められているという考えを示していて、このあたりは我々の感覚とも一致しているような気がします。


「ソーシャルソフトウェアとECM」ソーシャルソフトウェアをECMベンダから購入すべきか、という問いに関しては、結論は恐らくノーだろう、と言っています。ECMベンダはコンテンツコラボレーションの部分に特化して製品・サービスを整備すべきで、そのメリットを十分に認識した上でソーシャルコンピューティングの連携を考えていく、というやり方を推奨しています。やはりこの項目についても盛んにSharePointに言及していますが、やはり割愛してしまいましょう。2010年の予測としては近年のソーシャルコンピューティングの盛り上がりに言及せざるを得ないというのはわかるのですが、あまり具体的なビジョンが示されているわけではないように思いました。


全体を通しての感想としては、



  • SharePointが強く意識されている


  • CMISに絡んでプラットフォームとしてのECMが強調されている


  • クラウドやソーシャルコンピューティングなどのバズワードとの距離感に苦慮している


という感じですね。(間接的な表現が増えてしまって可読性が低い記事になってしまいました。今後はもうちょっと紹介記事の表現方法を考えないといけませんね)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)