2009年10月31日土曜日

オープンソース業界で影響力を発揮する企業家たち


“We’re extremely flattered that open source industry insiders have named two of our key executives to MindTouch’s impressive list of open source innovators,” commented Ian Howells, CMO, Alfresco Software.

[From Alfresco’s John Powell and Matt Asay Listed]





Alfresco Webサイトのプレスリリースに新しい記事がのったのでご紹介します。


オープンソースWikiソフトウェアベンダのMindTouch社のBlogで、「今日のオープンソース業界に最も影響力を与えている企業家たち」のリストが公開され、一部で評判になっているようです。50人の欧米オープンソース企業のCxOとVPからの投票で決定されたランキングのようですね。(そもそもは、MindTouch社が”オープンソースベストプラクティス調査”の一貫として行ったアンケートのようです)


Alfrescoからは社長のJohn PowellとVPのMatt Asayの名前があがっています。


複数のメンバが選出された企業はAlfrescoとSun Microsystemsだけだったようです。Matt Asayが評価された理由はAlfrescoに関するものだけではないと思いますが、Alfresco社のプレゼンスがますます高まっていることを実感しますね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月30日金曜日

eドキュメントJAPAN 2009:47th 画像情報マネジメントショウ


[From eドキュメントJAPAN 2009:47th 画像情報マネジメントショウ]

JIIMA主催のeドキュメントJAPAN 2009へ行ってきました。単なる見学者として、ですが、久しぶりの見本市です。


あまり時間がなく細かく各ブースを見て回ることはできませんでしたが、色々と勉強になりました。弊社ではカバーしきれない紙文書やマイクロフィルムの管理業務アウトソーシングについての発表と、グループウェアまわりを中心に見てまわりました。


Alfrescoなどの海外製品のように理念的なものが先行しすぎて具体的な利用のシーンが(若干、だとは思いますが)見えにくくなってきているものとくらべて、やはり国産のツールはシナリオがかなり具体的であるように思えます。逆に、想定と異なる業務フローやユーザ規模、文書規模の場合、どういう対応が取れるのか、そしてその対応は現実的なアプローチと言えるのか、という問いに対してどういう答えが用意されているのか、という点では難しい面があるんじゃないかと思います。(単純に見本市のブースでは説明しきれないだけ、っていう面もあるとは思いますが)


ITPRO EXPO 2009も同時開催されていて、製品版のWindows7には今日Dellのブースで初めて触れました(ベータはいじったことがありましたが)。Windowsとは3.1が出る直前くらいからの付き合いなのですが、今では発想が完全にMacユーザになってしまっているのか、単にベータを見ていたためか、あまりこれという感慨はありませんでした。やはり「XPモード」が露骨にエミュレーションになっているんだな、ということだけは確認しましたが。


うちが次に出展するときのこともちゃんと考えなくてはいけませんね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月29日木曜日

ParaScale Cloud Storage Software


Enterprises just need to setup one cloud infrastructure which runs the Operating System, ParaScale Cloud Storage Software and the Alfresco ECM software.

[From ParaScale Cloud Storage Software]

ソリューションショーケースのご紹介の続きです。


ストレージクラウドを実現するソフトウェアベンダのParaScale社のソリューションです。純粋なソフトウェアのみによるストレージクラウドインフラの上にAlfrescoリポジトリを実装し、スケーラビリティと管理性の向上を実現するというソリューションです。


(しかし、Requirementsの欄にバーコードリーダなどと書いてあるのは、よくわかりません。誤字でしょうか)


ParaScaleのソフトウェアは4TBまでであれば無料で使うことができます。今のところUIは英語だけですが、ストレージの中に格納されるデータの言語は問わないはずですので、要件に規模によっては実機での性能評価をやってみたいですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月28日水曜日

IFRS セミナ


[From セミナー|aegif]

” IFRS適用への準備事項”という題名で、国際会計基準についてのセミナを開催することになりました。


武田公認会計士事務所 所長、株式会社スリー・シー・コンサルティング コンサルティング事業部 部長の武田雄治さんと、弊社取締役 野口由美子のそれぞれ1時間ずつの講演と質疑応答から構成される2時間半のセミナです。


2009年11月20日(金) 14:00-16:30 <13:30開場>


市ヶ谷健保会館【東京都新宿区市谷仲之町4-39】


以上、非常に簡単な告知でしたが、関心をお持ちの方は是非よろしくお願いします。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月27日火曜日

ActiveVOS


ActiveVOS offers project teams implementing BPM -- business analysts, developers, enterprise architects, operations staff, end users and managers -- a number of important innovations to develop and deploy process applications.

[From ActiveVOS]

ソリューションショーケース、2009年10月26日現在の上から2つ目、のご紹介です。(以前から知られているソリューションですが、このページの発足当初はなかったのではないかと思います。)


Active Endpoint社のBPM製品、ActiveVOSとの連携です。組み込みのjBPMによるワークフローはフロー定義のGUIが十分でないなど「システム管理者」がメンテナンスする上では技術的なハードルが高すぎるという問題点があります。(例えば、アイ・ティ・フロンティアさんのOluOluではこの問題は独自のWF定義アプリケーションを追加することでクリアされています。残念ですが、Alfrescoのよく知られた「弱点」の1つと言えそうです。)


今回のソリューションは、この問題に対するアプローチの1つとなっています。


しかし、ここでもCMISによる連携が実現しているんですね。我々も同様のソリューションを国産BPMエンジンとの間でやってみたいと思っています。


#ワークフローについての日本独自の事情の整理についても、また近いうちに触れてみたいですね。ECM関連のお仕事をしていると、どこのお客様でも似たような問題にぶつかることがあるので、こうした論点はどこかで整理しておいても良いのではないかと考えています。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月24日土曜日

Alfresco 4.xの噂


[From Alfresco sets course for 4.x at Alfresco Community Meet up in DC - Russ Danner’s Blog]

Alfrescoパートナーの1つ、RivetLogic社のBlogで先日のAlfresco Community Meet-upの様子が取り上げられていました。(残念ながら私は不参加でした)


このイベントの中で、Alfrescoの次世代バージョンの方向性がある程度明かされたようです。


言わば孫引きのような状態ではありますが、気になったところを簡単に日本語でまとめますと、



  • WebScript、SurfのフレームワークをApache Software Foundationライセンスで公開する。


  • VMWare社によるSpringSource社の買収後もSpringとの連携体制に変わりはない。


  • デプロイメント関係の機能の一部がEnterprise限定となる予定である。


  • CMISには引き続き注力していく。ECMにおけるSQLというスローガンにも現実味がでてきている。


  • WCMのAVMストアを廃しし、DM/CMISと同じストレージエンジンに統合される。


Alfresco社からまた正式な発表があればまたお伝えします。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月23日金曜日

OpsMailmanager


OpsMailmanager automates the filing of email messages and attachments into Alfresco’s Enterprise Content Management (ECM) software.

[From OpsMailmanager]

ソリューションショーケースの紹介は基本的にAlfrewcoのWebサイト上での表示順にやっているつもりなのですが、追加があるのか、すでにところどころ漏れがありますね、、、


飛ばしてしまったところをフォローしたいと思います。Opsera社のメール統合ソリューションOpsMailmanagerです。Opsera社はオープンソースソフトウェアを専門に取り扱う会社で、このOpsMailmanager以外にはOpsViewというモニタリングツールを取り扱っています。


Alfrescoも最新バージョンではIMAP接続の機能をサポートしているので、単純にメールクライアントを使って添付ファイルをリポジトリ登録するというだけであれば、標準機能だけで実現可能です。OpsMailmanagerでは、自動的にファイルを分類したり、重複ファイルを見付けてストレージ領域を節約したり、メールクライアントによるフォルダの購読を設定したり、といった機能を実装し付加価値を提供しているようです。


タイムスタンプ、電子署名、暗号化などの機能は含まれていないため、いわゆるメールアーカイブシステムとしてみてしまうと物足りない点もあるかもしれませんが、メール本文をリポジトリ登録し検索の対象とする機能は持っています。開発者サイドとしても、第一義的にはコラボレーションの効率化のためのツールと位置づけているようですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月22日木曜日

Content Management, Ecommerce Services, Assembled Web Solutions


There was a time when an organization's web presence was comprised of a singular web site, but those days are long gone.

[From Content Management, Ecommerce Services, Assembled Web Solutions]

また、ソリューションショーケースのご紹介に戻ります。Optaros社の2つ目のソリューションです。


Webサイトのような「(実質的な)コンテンツ管理の塊」を複数抱えているような現代的企業に対し、サービス指向コンテンツマネジメントというコンセプトを導入し、成功を収めている、ということが主張されています。


旧来のCMSベンダは、複数のコンテンツ管理手法や(管理されていない)コンテンツ群が存在している状況に対しては、すべてを自社のテクノロジの上に再構築するのがベストであるという説明を繰り返してきました。しかし、それは現実的なシナリオではありません。


そこでOptarosが提唱するSOCM(Service-Oriented Content Management)では、コンテンツサービスという観点から複数のCMSを俯瞰し、検索・フィード・CDN・アクセス解析その他のコンテンツ指向サービスを共通のサービス基盤上で利用できるようにラッピングしていくという手法を取っているようです。ここでもCMISが活用されていたりして技術的にも興味深いところです。


参考ページ) http://www.optaros.com/solutions/service-oriented-content-mgmt


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月20日火曜日

Liferay Portal 5.2 システム管理者本のレビュー(の紹介)


[From Open4Dev - Piergiorgio Lucidi's Website - Journal - Liferay Portal 5.2 Systems Development Book Review]

以前、Alfrescoの開発者向け書籍のレビューをご紹介した、Piergiorgio Lucidi氏が『Liferay Portal 5.2 Systems Development Book』のレビューをBlogに投稿していたので、こちらも簡単にご紹介したいと思います。


弊社でもLiferayを使った案件が動いており、キャッチアップのために同書を読もうとしはじめていたところなのでちょうど良かったです。(読後に自分なりのレビューを書くのが本筋だとは思うのですが、そこまでこぎ着けることができるかどうかはまだわかりません)


以下、簡単にまとめてみたいと思います。語学力、読解力、表現力などの問題で、元記事の意図から離れている部分もあるかもしれませんが、ご容赦ください。


全体的な感想



  • 開発者向けのリファレンスとして使える書籍である。特にポートレットのカスタマイズについては。


  • Javaのソースコード中心の説明であるためシステム管理者には向かない。


  • JSR-286の解説が充実している。


  • しかしその他のMVCフレームワークベースのポートレット開発についてのフォローには不足が感じられる。


各章の概要と感想



  • 1章、「Liferayのフレームワークとアーキテクチャの紹介」は、機能概要や各種標準規格、カスタマイズに利用できる拡張点の列挙などで構成されている。


  • 2章、「JSR-286の活用」は、JSR-286ポートレットの開発に必要な情報が網羅され、他のポートレットコンテナ向けの開発にも適用できる内容になっている。


  • 3章、「拡張環境の利用」は、開発環境のセットアップ手順を説明している。他のエンタープライズオープンソース製品に比べLiferayの開発環境はセッティングが難しいためこの章は非常に役に立つ。


  • 4章、「Strutsポートレットの体験」は、StrutsブリッジやLiferayのライブラリを使ったポートレットの作成方法を説明している。一般の開発者はStrutsのポートレットにはあまり興味がないんじゃないかと思う。


  • 5章、「ページの管理」は、Liferayの標準ポートレットを拡張する方法が説明されている。Strutsブリッジの理解が必須となる。この章は例が豊富である。


  • 6章、「WYSIWYGエディタのカスタマイズ」は、エディタなどの個別機能の拡張方法を説明している。この章を読むとLiferayの限界、のようなものが見えてくるように思う。ポータルのフレームワーク、というにはここで取り扱われる拡張の方法はトリッキーでわかりづらい。ヘルパ類やAPIを組み合わせるというよりは具体的なロジックをソース上で追いかける必要がある。


  • 7章、「CMS、WCMとしての利用」も、APIや標準規格によらない内容になっている。Liferayライブラリの特定の要素の利用方法を直接学んでいく形式である。ソースコードが多すぎるし、過度に製品に依存した内容になっていると思われる。


  • 8章、「パーソナライズコミュニティの構築」は、コミュニティ機能の拡張方法を説明している。UGCサイトの構築方法を知ることができる。基本的なポータル機能を拡張したい開発者はこの章も読んでおく必要がある。


  • 9章、「レイアウトテンプレートとテーマの開発」は、カスタムレイアウトの作成方法を説明している。レイアウトをいじりたい場合は他のポートレット製品でも似たような手順を踏む必要がある。


  • 10章、「ソーシャルオフィスの構築」は、SVNからソーシャルポートレットを入手してそれをカスタマイズするという手順で進められる。ユーザプロフィールなどのソーシャルオフィス構築に必要そうな機能の実装方法が理解できる。


  • 11章、「ステージングとパブリッシング」は、WCMコンポーネントによるワークフローの基本を説明している。カスタマイズの方法も理解できるようになっている。ステージングの機構についてとても良い説明がなされている。


  • 12章、「Common APIの利用」は、具体例をともなったAPIの紹介記事になっている。Solr、Terracotta、SharePointとの連携など。しかし、記述の深さが十分でなく、紹介されているAPIも断片的であるように思う。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



DoCASU


The goal of DoCASU is to provide to the Alfresco Community a Custom Alfresco UI with a strong focus on User eXperience.

[From DoCASU]

引き続きソリューションショーケースのご紹介です。Alfrescoの事例紹介の中ではかなり頻繁に顔をだす米国Optaros社のソリューションで、Alfresco標準Webクライアント(Alfresco Explorer)に対する代替クライアントです。DoCASUはバージョン2.x系の頃からForge上で開発が進められていた製品で、現在ではバージョン1.6.2までが公開されています。


AMPファイルが配布されているので、デプロイ済みのAlfrescoに追加でインストールするような形になります。


Alfresco ExplorerはAlfrescoリポジトリに実装されている機能に対して少しずつUIを追加実装していきながら全機能の網羅を目指す、という方向で作られてきた経緯もあり、結果的にエンドユーザのことだけを考えて評価した場合にはまだまだ改善の余地があると言えそうです。そこで、そのエンドユーザにフォーカスしてゼロから構築したクライアントがDoCASU、ということのようです。(類似の代替クライアントは実は他にもいろいろあるのですが)


GUIプロダクトですのでざっくりとデザイン上の特徴にだけ触れておきますと、全体を横に並んだ3つのペインに分割しています。リポジトリ全体のツリー表示、カレントフォルダのリスト表示、選択アイテム毎の詳細表示、と行った具合です。Shareでは若干改善している部分もありますが標準のAlfresco Explorerではアイテム毎の詳細ページは画面遷移後に表示される作りになっているので、詳細表示へ頻繁にアクセスすることが想定されれる場合はDoCASの優位性がはっきりと出てくると言えるのではないかと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月17日土曜日

Scanning to Alfresco using Multi-Function Devices


This solution enables businesses with network-capable Multi-Function Devices (Scan/Print/Fax) to scan directly into Alfresco.

[From Scanning to Alfresco using Multi-Function Devices]

また、ソリューションショーケースの紹介に戻ります。OA Solutionsによる複合機連携のソリューションです。(MFD マルチ・ファンクション・デバイス、と表記されてますが日本ではMFP マルチ・ファンクション・プリンタと呼ばれることが多いのではないかと思います。もしかすると違う定義が割り当てられているのかもしれませんが)


複合機から取り込まれた文書が監査証跡情報とともにリポジトリに格納され、自動的にメタデータが割り振られます。ワークフローの起動も自動化されているようです。これらの機能はバーコードによってコントロールすることもできます。


現時点では、コニカミノルタのBizHub C353のみ実績があるとのことですが、Alfrescoの場合他の機器に展開するのは比較的容易なのではないかと思います。(実際にページにもそういうコメントがついていますね)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月16日金曜日

DoD 5015.02 対応


“Alfresco Records Management Module has the ability to transform the way in which government and commercial organizations approach their governance, retention and compliance strategies, as the open source pricing model will significantly reduce the barrier to regulatory compliance,” said John Newton, CTO of Alfresco Software. “The DoD standard has become a benchmark for electronic records management systems and this certification demonstrates our commitment to delivering cost-effective technology to help organizations preserve official records in accordance with the strict legal requirements needed to manage vital company information.”

[From Alfresco Delivers Governance]

バージョンアップによる再取得などで正式なアナウンスが遅れていた米国国防省レコード管理基準DoD5015.02サポートが正式にアナウンスされています。


今年末までにリリース予定のEnterprise 3.2から正式にサポートされる形になります。


今までのバージョンでも機能的には搭載されていたものですが、改めてその特徴をあげますと、



  • シンプルな単一リポジトリによるレコードマネジメント


  • 使い勝手の良いWebベースのインターフェース


  • 簡単につかえるメールファイリング機能


と言う点にあります。(と、リンク先の記事に書かれています)


国内ではあまり事例を聞かないレコード管理ですが、メールファイリングと有効期限管理+ワークフローという部分ではこういった標準モジュールによる追加機能は国内ユーザにとっても有用だと思われます。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月15日木曜日

Integrating Kofax, Google and Oracle Financials


This solution captures incoming paper documents via Kofax and releases them into Alfresco for inclusion into a workflow.

[From Integrating Kofax, Google and Oracle Financials]

すっかり記事の更新を忘れていたので、簡単に。Micro Strategies社のソリューションは昨日のものに追加してもう1つ挙がっていました。


KofaxおよびGoogleアプライアンスとの連携です。


MSI Profilerが抽出したメタデータをOracle Financialsに登録する、という説明がされています。自動化されたプロセスによりメールがリポジトリに登録され、添付ファイルが独立した文書として識別されます。Oracle Financialsの情報と照合する、ということもやられているようです。ワークフローの途中で、Googleアプライアンス経由でAlfrescoリポジトリに格納された文書にアクセスする、という機能についても言及があります。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月13日火曜日

Document and Forms Workflow


This solution receives documents via fax and e-mail, automatically imports them into the repository and executes the appropriate workflow based on the information pulled from either the content of the document and or the name of the document.

[From Document and Forms Workflow]

再びソリューションショーケースの紹介に戻ります。MicroStrategies社のDocument and Forms Workflowです。あまりマーケティングを意識した名前ではなく、ただ実現したシステムそのものを表現する呼び名のようですね。


FAXサーバと連携してFAXを受けとったり、メールへの添付というかたちで文書を受けとった後で、リポジトリに格納し、ワークフローを起動するというオーソドックスなソリューションです。Interwoven TeamSite上などで動作していた同社のMSI ProfilerのGUIを使って操作を行うことができるようです。


また、PDFフォームをインプットとして自動的に入力フォームを作る機能なども用意されているようです。


FAXサーバ連携と、ワークフロー機能と統合されたダッシュボードが特徴であるように見えます。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月9日金曜日

Alfresco’s OEM Partner Program Continues Ecosystem Expansion


“Alfresco’s OEM partner program is designed to enable our partners to accelerate the speed and success of their go-to-market offerings,” said Martin Musierowicz, Vice President, Alliances at Alfresco Software Inc. “We look forward to working with new OEM partners and enabling them to achieve the success of our existing partners, including Adobe, NetPace, Ingres and Remote-Learner.net.”

[From Alfresco’s OEM Partner Program Continues Ecosystem Expansion]

ソリューションショーケースの紹介を1回お休みして、Alfrescoのプレスリリースのご紹介を。OEMパートナプログラムの拡大について発表しています。2009年だけで20件の新規契約があったということのようです。


現在、Alfrescoはグローバルで50を超える数の企業とOEMパートナシップを結んでいます。これらのパートナにとってのAlfrescoのメリットは以下の4つです。



  • 標準規格に準拠していることによる連携の容易性(CMISなど)


  • コンテンツ管理、ワークフロー、コラボレーションなどの機能


  • 商用ライセンスとも矛盾しない形での組み込みモデルOEMライセンス


  • Alfrescoエキスパートによるサポートとトレーニングの提供


また、OEMパートナプログラムの具体的な内容は以下の5つになります。



  • OEMライセンス(オープンソースを強制せず、組み込み、修正、リブランド、配布を認めています)


  • 開発支援


  • 製品サポート


  • トレーニング


  • ジョイントマーケティング


CMIS以後ますますコンテンツサービスに対する要件の共用化が進んでいます。弊社としても、こういった取り組みをつかって車輪の再発明を避けるという方針の合意性を今後もアピールしていきたいと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



Engineering Data Management


Our capabilities and experience, particularly in the areas of engineering drawing management, technical document management, and secure collaboration, have helped both small organizations as well as large global enterprises manage their most important information assets.

[From Engineering Data Management]

これはちょっと珍しいケースかもしれません。図面管理などで実績を持つformtekが、SIパートナとしてAlfrescoを使った(図面管理を中心とした)ソリューションという形で登録しています。formtek社にはformteck | Orionという製品が別途存在するのですが、顧客のニーズにあわせてAlfrescoも選択に入れるということなのでしょうか。


#ただ、よく考えてみるとDocumentumにしろLiveLinkにしろ文書管理製品を自社製品として持っているような大手SIerによる導入事例が過半であったことを考えると、「珍しいケース」という言い方はあたらないのかもしれませんね。


残念ながらショーケース内の記述やformtekのWebサイトおよびblogからは詳しいソリューションの中身を伺い知ることはできませんでした。機会があれば問い合わせをしてみたいと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月8日木曜日

Sheetster Web Spreadsheet


Edit spreadsheets right in your browser with Sheetster. Sheetster was the first web spreadsheet to support the Excel 2007 file format and continues its innovative approach to maximizing the power of data.

[From Sheetster Web Spreadsheet]

GoogleDocs以降脚光を浴びているブラウザでのコンテンツ直接編集技術ですが、Alfrescoと正式に連携ソリューションを発表している製品もあります。(Excelだけを対象としたソリューションですが、Wordはリッチテキストで代替できることが多いと思われるので、実効性は高いと思われます)


Extentech社のSheetsterはExcel 2007フォーマットに対応した最初の「Webスプレッドシート」だそうです。グラフ描画の機能も備えています。Alfrescoと同じくサーバサイドJavaの技術でカスタマイズも可能です。これは是非手元でデモ環境を構築してみたい製品ですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月7日水曜日

ViewONE Pro


ViewONE Pro is a completely modularized - the first zero-installation Module-On-Demand™ viewer, specifically designed to take advantage of web technology so that you can view, zoom, magnify, scroll, pan, rotate, flip and print a variety of image document formats easily and quickly.

[From ViewONE Pro]

引き続きソリューションショーケースの紹介です。Daeja Image Systems社のビューワ製品ViewONE Proとの連携です。


ViewONE ProはJava Appletベースの製品で、エンドユーザのクライアント端末に対するインストールが不要で、先進的なキャッシュ機構を備えてパフォーマンス面でのメリットも享受できるというもののようです。インストールが不要というのはAlfrescoのゼロフットプリントポリシーとの親和性が高く好感が持てます。


その他の特徴としては、プラガブルなアーキテクチャで新しいファイルフォーマットに対応させるようなカスタマイズの余地があるということ、追加モジュールによってファイルの分割配信(TiffやPDFを想定しています)やアノテーション機能などを備えていること。サーバ製品でありユーザ数課金ではないこと、などがあげられています。日本語にも対応しているみたいですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月6日火曜日

Content Circles


By acting as a “bridge” between Alfresco and parties outside an organization, Content Circles provides auditability for content originating from Alfresco while eliminating the need for e-mail/FTP “workarounds” with outside parties.

[From Content Circles]

以前ご紹介したことがありますが、P2PベースのコラボレーションサービスのContent Circlesも、ソリューションショーケースにあがっています。


Content Circlesはマルチプラットフォーム対応のP2P製品で、CIFSが使えないような遠隔地拠点間で「コラボレーション」を行う場合には有力な選択肢となりえそうです。(CIFSを利用する場合双方をVista以降の世代に揃えないと遅延が積み上がってしまいます。サーバ側であるAlfrescoのCIFSライブラリであるJLanもまだそのバージョンのプロトコルには対応していません)


クライアント側へのインストール行為が必須となる製品ではありますが、遠隔地コミュニケーションに関する課題を解決するアプローチとして、技術的には納得性が高いものであると思います。後は、オープンソースやSaaSに加えて「P2P」にも理解を示して頂かないとビジネスが進まない、という部分をどう解決するかですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月3日土曜日

Contract Lifecycle Management Solution


CIGNEX Contract Lifecycle Management solution enables people in various departments within the corporation to work on contracts following Contracting Process, ensuring Contract Compliance and adherence to corporate guidelines on contract management and approval authority.

[From Contract Lifecycle Management Solution]

ソリューションショーケース2つ目は、インドのCIGNEXです。トレーニングなどでここのエンジニアと同席したことがあります。Liferay連携やWCM案件などでも名前をよく聞きますね。


改行がすべてはずれていて読みづらいのですが(2009/10/02現在)、Insight Now原稿の転載をしたときには私も同じミスをしているので、文句は言いづらいですね。


今回紹介されているのは契約書ライフサイクル管理ソリューションということのようです。契約書の作成、交渉、実行、管理そして分析までを一元的に管理、と書いてあります。



  • データ移行のツールをつかって既存の契約書のデータも一括で取り込む。


  • 契約書のテンプレートを整備して業務効率をあげるとともにリスクを低減する。


  • 複数言語バージョンがある契約書の管理にも対応する。


  • 契約書のファイリング、ドラフト作成やレビューに関するワークフローのベストプラクティスを導入する。


  • 契約書に使われる用語の一部をキーワードとして登録しトラッキングを可能にする。


  • 全文検索可能にする。


  • 適時メール通知を行う。




などの特徴が列挙されています。



契約書はコンテンツ指向のビジネスプロセスの例としては典型的なものの1つですね。ワークフローというとまず稟議書が具体例として提示されることが多く、それはそれで効果的で適合性が高い分野ではあるのですが、社内稟議であれば文書の様式自体を自由に決めることができるので必ずしも非定型データとしての文書に拘る必要がないとも言えます(RDBベースの定型データに帰着しやすい)。それに対して契約書は他社との間の取り決めであるため、文書の形をとる必要がありますし、その体裁も相手によって千差万別です。ECMの活用例として参考になると思います。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)





2009年10月2日金曜日

Digital Channel Enablement


Additionally, we build customized solutions on top of Alfresco to help our clients manage all of their digital assets and share them securely internally and with partners.

[From Digital Channel Enablement]

予告通り、Alfrescoのソリューションショーケースを順番に紹介していきたいと思います。まず、Acquity GroupのDigital Channel Enablementから。


Acquity GroupはWebに特化したコンサルティングの会社です。(正確に言えば、インタラクティヴエージェンシってことになるようです。双方向マーケティングの広告代理店ですね)。デザインやソーシャルメディアの活用方法に関する専門性に加えて、Alfrescoリポジトリを使ったコンテンツ管理までをカバーしているというのが強みになっています。


Digital Channel Enablementと名付けられたソリューションは、技術調査(Technology Assessments)・オープンソース評価(Open Source Evaluations)・設計/実装(Design & Implementation)・オープンソーススタータキット(Open Source 'Starter Kits')から構成されています。


技術調査では、オープンソース、プロプライエタリパッケージ、既存システムなどの選択肢を広く評価し、将来を見据えてもっともコストエフェクティブな組合せを導き出します。オープンソース評価では、長期的なROIモデルに基づきオープンソース対プロプライエタリパッケージの比較分析を行います。設計/実装では大規模サイトの運用実績に裏付けされたスキルセットを活用して実際の開発を行っていきます。スタータキットは、一般にプロプライエタリよりも選択肢が多く複雑になりがちなライセンス体系や保守サポートの仕組みまでフォローした形でオープンソース製品に組合せを提案/提供します。


特にオープンソース評価のあたりは弊社でも力を入れている分野です。Community Meetingなどで会うことがあれば詳しい話を聞いてみたいですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)