リンク: プロジェクトマネジメントのアイシンク株式会社 PMシミュレーション講座.
おはようございます。aegif 技術担当役員の石井です。
先日、PMP資格維持のためにアイシンク株式会社さんのPMシミュレーション講座を受講してきました。
理想形としては4人1チームで4チームくらいの競争をするのが最も効果的な教材の使い方、ということでしたが、今回は急遽キャンセルが出てしまったため、2人だけのチームで挑戦することになりました。
予め設定されている作業の流れ(アクティビティダイアグラムとガントチャートが用意されています)に対してリソースを配分し、次々と発生する問題にリアルタイムに回答していく、というなかなか興味深い講座でした。EVMベースでコスト・スケジュールを評価されてしまうため、クリティカルパスに着目して当初計画のもっていたフロートを最大限活かすような計画にくみ直していた我々のチームは「上司」から何度も苦言を呈されてしまいました。このあたりは、ツールの柔軟性に問題があるともとれる点ですが、逆にEVMの特性がよく理解できて面白かったです。
また、このツールの背後にあるモデルはチームメンバーのモチベーションという要素を重視していて、QCD+モチベーションを常にモニタリングしながら作業を進める形になります。その中で、モチベーションを向上させる具体的な施策として、
- 全員参加のチームミーティング
- 1対1のディスカッション
- 懇親会(昼食、スポーツなど)
- パーティ
- トレーニング
などが設定可能です。なかでも印象的だったのがパーティです。
重要な課題をこなした後に、機を逃さずに”パーティ”をすると、コミュニケーションも円滑になりモチベーションも上がる、ということでシミュレーション内でもかなり大きな効果が現れる設定になっていました。欧米的だなぁ、という感想をもちましたが、講師の先生(PM専門のコンサルタントとして現場でも活躍されている方です)曰く、日本の実務においても非常に効果的なんだそうです。
弊社でも何度かパーティ的な催しを実施したことがありますが、プロジェクト内でのイベントとしては経験がないので、機会があればどこかで試してみたいと思います。
(文責 Ishii Akinori)