2009年10月20日火曜日

DoCASU


The goal of DoCASU is to provide to the Alfresco Community a Custom Alfresco UI with a strong focus on User eXperience.

[From DoCASU]

引き続きソリューションショーケースのご紹介です。Alfrescoの事例紹介の中ではかなり頻繁に顔をだす米国Optaros社のソリューションで、Alfresco標準Webクライアント(Alfresco Explorer)に対する代替クライアントです。DoCASUはバージョン2.x系の頃からForge上で開発が進められていた製品で、現在ではバージョン1.6.2までが公開されています。


AMPファイルが配布されているので、デプロイ済みのAlfrescoに追加でインストールするような形になります。


Alfresco ExplorerはAlfrescoリポジトリに実装されている機能に対して少しずつUIを追加実装していきながら全機能の網羅を目指す、という方向で作られてきた経緯もあり、結果的にエンドユーザのことだけを考えて評価した場合にはまだまだ改善の余地があると言えそうです。そこで、そのエンドユーザにフォーカスしてゼロから構築したクライアントがDoCASU、ということのようです。(類似の代替クライアントは実は他にもいろいろあるのですが)


GUIプロダクトですのでざっくりとデザイン上の特徴にだけ触れておきますと、全体を横に並んだ3つのペインに分割しています。リポジトリ全体のツリー表示、カレントフォルダのリスト表示、選択アイテム毎の詳細表示、と行った具合です。Shareでは若干改善している部分もありますが標準のAlfresco Explorerではアイテム毎の詳細ページは画面遷移後に表示される作りになっているので、詳細表示へ頻繁にアクセスすることが想定されれる場合はDoCASの優位性がはっきりと出てくると言えるのではないかと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)