“The challenges that public sector agencies currently face are more demanding than ever before”
[From Alfresco to Host Content.Gov 2011 in Washington D.C.]
ひさしぶりにAlfrescoのWebサイトの更新内容のご案内を、と思ったのですが、あまり我々とは縁がない話題のようで、少し寂しいですね。
今月20日にワシントン DCで政府公共機関におけるAlfrescoの成功事例の紹介を核としたイベントが開催されるというお知らせです。さすがに気軽に参加できる距離ではありませんが、ダイジェストとしてそれらの「事例」が列挙されているので、そこだけを簡単にご紹介しておこうかと思います。
- HUD(多分、Department of Housing 住宅都市開発省のことだと思います)は、Alfrescoを使って数百万オーダーのケースレコードを管理している
- 米国陸軍は、独自開発のレガシーシステムをAlfrescoで置き換えることに成功した
- 米国科学アカデミーは、多層構造の高機能なWebサイトをAlfrescoを使って運用している
- デンバー市は、数百万オーダーの件数のレコードを管理するレコードマネジメントシステムをAlfrescoベースで開発することでコストの削減とサービスの拡充を両立させている
といった項目が並んでいます。
公共機関によるOSSの利用というとむしろ欧州の話題の方がよく目にするような印象がありますが、もちろんアメリカが遅れをとっているわけではないということでしょう。ここに挙げられた事例はAlfrescoのこの分野における事例のすべてではありませんが、マーケティング上重要視されているものであると考えるのが妥当だと思われます。とすると、やはり公共分野のECM利用についても、レコードマネジメントやWebコンテンツ管理などの単純な文書管理にとどまらないケースが注目を浴びているということなんでしょうね。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)