2006年7月24日月曜日

国防総省とオープンソース Asay the Alfrescan - Open source in the national interest (Dept. of Defense study)

リンク: Asay the Alfrescan - Blog Archive - Open source in the national interest (Dept. of Defense study).



Alfresco のメンバーでオープンソースビジネスカンファレンスのオーガナイザーでもあるMatt Asayが、アメリカ国防総省が出したレポートについて紹介しています。"Open Technology Development"と題されたレポートにオープンソースのメリットが良くまとめられている、そして、納税者のお金と命を守る(節約する)ことを使命とする人たちの意見としてその表明がなされたことを半ば驚きをもって伝えています。
まとめられたメリットというのは、



  • ITにユーザニーズへの追随性を高めるための柔軟さを与える




  • 無用な競争に疲弊させられることなく、囲い込み製品を凌ぐ製品を生み出す




  • ITに対する収支やそれに対する立場の変遷が理解できるようになる




  • 国防総省のネットワークに導入されているソフトウェアの全てを知り、より安全なものにしていくことができる




  • 技術の変遷にも、「相手」のアクションの変遷にもすばやく対応できる


あくまで国防総省の視点からなされたもので、一般企業のCIOの意思決定について何処まで影響力を持ちうるかは未知数ですが、確かにMattが言うとおり、自分自身がCIOとして決断するのだとすれば、血税と生命に責任を持っている人たちの意見に合わせていくというのも、一つの説得力をもった選択肢になるのではないかと思います。



(文責 Ishii Akinori)