リンク: AIIM Solution Centers - ERM Services.
AIIM から、レコードマネジメントやドキュメントマネジメントの専門家によるコンプライアンス関係のアンケート調査の結果が公開されています。(閲覧には登録が必要です)
- 回答した専門家の4割が、彼らの属する組織のコンプライアンス構想が既に実装され始めてはいるがまだ完成はしていない、と見ている。
- 3分の2が、その組織において電子記録の意味やそれがどう取られるべきかについての理解が広くなされているとは言えない、と考えている。
などの結果が出ているようです。また、ECMとの関わりが特に深い項目としては、「技術的な意味において、あなたの組織がコンプライアンス強化のために取ろうとしているアプローチは、包括的なインフラアプローチと個別的なポイントソリューションアプローチのどちらですか?」という質問に対し、インフラアプローチという回答が44.0%とポイントソリューションアプローチの16.8%を大きく上回っていました。
(ポイントソリューションアプローチとはマネーロンダリング防止ですとか新しいバーゼル合意への対応確認などの専門的な目的を持ったツールを一つずつ揃えていくアプローチです。これに対して、ECMは情報基盤を強化してコンプライアンスレベルを向上させるインフラアプローチにおいて活用されるツールということになります。)
コンプライアンスの強化は重要性を増す一方ですが、実際のソリューション導入への意思決定についてはこれらの統計的な情報が必要になるケースもあるかと思います。
(文責 Ishii Akinori)