2010年2月5日金曜日

御礼

Alfrescoセミナにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。講演者の方々にも改めてお礼を申し上げたいと思います、、、が、恐らくここを読まれていることはないでしょうね。少なくともAlfrescoの2人は日本語が読めないですし。


私も最後の質疑応答の際には壇上に上がらせて頂きましたが、結局半端に司会のようなことをするだけになってしまったので少し反省しています。


その質疑応答セッションの中で1つ改めてここに記録しておいた方が良いと感じたやりとりがあったので、簡単にその部分だけご紹介したいと思います。


「コンテンツはDBに保存されるんですか?」


という趣旨の質問で、これは我々も非常に頻繁に出くわす質問です。Oracle社のECMとの比較で出てくることが多いと感じていましたが、今回回答したDenisはSharePointとの比較と捉えたようでした。私の経験ではこうした質問をされる方の意図は多くの場合コンテンツがDBに入っていればDBだけバックアップをとればリポジトリ全体のバックアップを取得できる(またその際には既存のバックアップツールがそのまま利用可能であると期待できる)、ということを念頭に置いているケースが多く、またSharePointと比較した質問をされる方はあまり具体的な運用負荷などまで検討されていないことが多いので、このギャップは非常に面白いと感じました。


回答は、「主にパフォーマンス上の理由でDBへの保管は採用していない。その方式はスケールしない」というものでした。実際に大きな提案の際にはベンチマークなどを実施して、Alfrescoが採用している(Documentumも同じですが)属性情報だけをDBに格納するという方式の方がスケールするということを示したこともあるんだそうです。確かにDB1箇所にすべてを集中することはパフォーマンス上有利とは言えないので、結果自体は説得力があるものだと思います。(そういった結末がある程度見えている勝負の場合、逆にどれだけ厳密にフェアな比較環境を用意できたのか勘ぐりたくなる部分もありますが)


他にもこれらの方式の比較には、暗号化やリソース競合の回避など、色々と比較すべき利点や欠点がありますが、まずはパフォーマンス、特にスケーラビリティというのが最初の回答であったということは強調しておきたいと感じました。SharePointとの比較論の中で彼らがスケーラビリティに言及する時も、常にこの違いは念頭にあるのではないかと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)