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2013年11月4日月曜日

そして、自社セミナもやります

イベント情報 | お知らせ | aegif: "弊社が中心となり開発を進めているOSS(CmisSync, NemakiWare)の機能や活用方法、最新情報をご紹介いたします。また、両製品に共通するトピックであるCMIS規格の概要や動向についても、これまでオープンソースECMを扱ってきた弊社視点でご紹介させていただきます。ぜひ皆様のIT投資への一助としてご活用ください。 "





前回の投稿に続きセミナ関係です。



今月19日じ弊社主催のセミナを行います。これまで取り扱ってきているLiferayやAlfrescoの新しい活用方法ですとか、自社製品CmisSyncやNemakiwareについてのご紹介をさせて頂く予定です。



前回の投稿でご紹介したCMISがどんな規格かというような話も冒頭で少しご説明させて頂く予定です。



しかし、私自身が細かく決めているわけではないのですが、こういう企画というのは本当に難しいですね。ご紹介したいお話はたくさんあるのですが、なかなか絞りきれません。



どの分野でも同じかもしれませんが、とりあえず来て頂いて休憩時間などでお話するか、ご挨拶だけさせて頂いて後日詳しい説明をしに伺うか、というところで具体的に見えてくるものがあるのが実情だと思います。とすると、極論登壇時のテーマは何でもよい、もしくは見た目にキャッチーなテーマであるほど良い、ということになりそうですが、そこまで割り切って進められる程講演テクニックに自信がもてるわけでもないですし…



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2010年2月13日土曜日

OpenOffice.org 3.2 New Features


[From OpenOffice.org 3.2 New Features]

OpenOffice.orgの新しいバージョンが公開されました。


仕事で使っている機材がMac Book Proなので普段はKeynoteとNumbersをなるべく使うようにしているんですが、XMLベースのOfficeファイルを受領した場合にはOpenOffice.orgを使っています。(昨晩もImpressでpptxファイルの修正をしていました)


日本語環境改善拡張機能と梅フォントの組み合わせでかなり再現率は向上していますが、やはりプレゼンテーションファイルでは細かい文字送りがずれてしまいますね。テキストボックスの余白などを毎回手作業でいじっているような状況です。多分もっと効率の良い方法があるとは思うのですが、メインの道具ではないという意識でいるとなかなかちゃんと調べたりスクリプトを書いたりしようという気持ちになれません。一度まとまった時間をとった方がトータルでは得をしそうという予感はあるのですが、、、


AlfrescoのPDF作成機能もOpenOffice.orgを使っているので、同じように体裁が崩れたPDFが出来上がってしまいます。


Windows上のプリンタドライバとして動作するようなソフトを使って外部で変換をさせるというソリューションもいくつかありますが、OpenOffice.orgだけで完結してくれた方が当然すっきりした構成になるので、今後もOpenOffice.orgの動向は可能な限りおっていきたいと思います。


(Ishii Akinori IT−Coordinator)



2009年12月18日金曜日

Open Source brings more flexibility and saves cost


47.7% of the companies responding (from US, Europe, Asia, etc.) said that the current economic climate hasn’t changed their attitude towards adopting open source, 46.5% however said they are more likely to adopt open source

[From EOS Blogs » Blog Archive » Open Source brings more flexibility and saves cost]

Optarosが運営する企業向けのオープンソースソフトウェアのディレクトリサービスEOSに、451グループによって最近発表されたCAOSレポートの内容が紹介されています。(もちろん、オープンソースでビジネスをやっている人間にとって都合のようニュースだったとわけですが)


最新の調査結果では47.7%の人がこの経済危機によってオープンソースの製品に対する態度を変えることはない、と回答したそうですが、その一方で46.5%の人はオープンソース製品を採用しやすくなった、と答えています。そしてその主な目的は、当然1位はコストの節約で43.9%なのですが、次ぐ26.7%のグループが「柔軟性を求めて」ということだそうです。


そして実際採用した人の87%以上がその決断に満足をしているとのことです。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年12月5日土曜日

SugarCRM 5.5


New Features Enable Users to Create New Themes and Custom Mobile Views, and Strengthens Integration Capabilities around Industry-Leading CRM Platform

[From SugarCRM Announces General Availability of Sugar 5.5 - Yahoo! Finance]

SugarCRMの新バージョンが発表されています。Webサービスのフレームワークが強化されたというのが気になりますね。


Alfrescoとの連携モジュールもあまり活発とはいえないメンテナンス状況だったと思うので、これを期に仕切り直しを考えたいところです。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年10月20日火曜日

Liferay Portal 5.2 システム管理者本のレビュー(の紹介)


[From Open4Dev - Piergiorgio Lucidi's Website - Journal - Liferay Portal 5.2 Systems Development Book Review]

以前、Alfrescoの開発者向け書籍のレビューをご紹介した、Piergiorgio Lucidi氏が『Liferay Portal 5.2 Systems Development Book』のレビューをBlogに投稿していたので、こちらも簡単にご紹介したいと思います。


弊社でもLiferayを使った案件が動いており、キャッチアップのために同書を読もうとしはじめていたところなのでちょうど良かったです。(読後に自分なりのレビューを書くのが本筋だとは思うのですが、そこまでこぎ着けることができるかどうかはまだわかりません)


以下、簡単にまとめてみたいと思います。語学力、読解力、表現力などの問題で、元記事の意図から離れている部分もあるかもしれませんが、ご容赦ください。


全体的な感想



  • 開発者向けのリファレンスとして使える書籍である。特にポートレットのカスタマイズについては。


  • Javaのソースコード中心の説明であるためシステム管理者には向かない。


  • JSR-286の解説が充実している。


  • しかしその他のMVCフレームワークベースのポートレット開発についてのフォローには不足が感じられる。


各章の概要と感想



  • 1章、「Liferayのフレームワークとアーキテクチャの紹介」は、機能概要や各種標準規格、カスタマイズに利用できる拡張点の列挙などで構成されている。


  • 2章、「JSR-286の活用」は、JSR-286ポートレットの開発に必要な情報が網羅され、他のポートレットコンテナ向けの開発にも適用できる内容になっている。


  • 3章、「拡張環境の利用」は、開発環境のセットアップ手順を説明している。他のエンタープライズオープンソース製品に比べLiferayの開発環境はセッティングが難しいためこの章は非常に役に立つ。


  • 4章、「Strutsポートレットの体験」は、StrutsブリッジやLiferayのライブラリを使ったポートレットの作成方法を説明している。一般の開発者はStrutsのポートレットにはあまり興味がないんじゃないかと思う。


  • 5章、「ページの管理」は、Liferayの標準ポートレットを拡張する方法が説明されている。Strutsブリッジの理解が必須となる。この章は例が豊富である。


  • 6章、「WYSIWYGエディタのカスタマイズ」は、エディタなどの個別機能の拡張方法を説明している。この章を読むとLiferayの限界、のようなものが見えてくるように思う。ポータルのフレームワーク、というにはここで取り扱われる拡張の方法はトリッキーでわかりづらい。ヘルパ類やAPIを組み合わせるというよりは具体的なロジックをソース上で追いかける必要がある。


  • 7章、「CMS、WCMとしての利用」も、APIや標準規格によらない内容になっている。Liferayライブラリの特定の要素の利用方法を直接学んでいく形式である。ソースコードが多すぎるし、過度に製品に依存した内容になっていると思われる。


  • 8章、「パーソナライズコミュニティの構築」は、コミュニティ機能の拡張方法を説明している。UGCサイトの構築方法を知ることができる。基本的なポータル機能を拡張したい開発者はこの章も読んでおく必要がある。


  • 9章、「レイアウトテンプレートとテーマの開発」は、カスタムレイアウトの作成方法を説明している。レイアウトをいじりたい場合は他のポートレット製品でも似たような手順を踏む必要がある。


  • 10章、「ソーシャルオフィスの構築」は、SVNからソーシャルポートレットを入手してそれをカスタマイズするという手順で進められる。ユーザプロフィールなどのソーシャルオフィス構築に必要そうな機能の実装方法が理解できる。


  • 11章、「ステージングとパブリッシング」は、WCMコンポーネントによるワークフローの基本を説明している。カスタマイズの方法も理解できるようになっている。ステージングの機構についてとても良い説明がなされている。


  • 12章、「Common APIの利用」は、具体例をともなったAPIの紹介記事になっている。Solr、Terracotta、SharePointとの連携など。しかし、記述の深さが十分でなく、紹介されているAPIも断片的であるように思う。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年9月4日金曜日

新しいオープンソースポータル

[From GateIn Portal - JBoss Community]


JBossグループが新しいポータル製品についての発表を行っています。eXoシリーズの1製品としてeXo Portalを開発してきたeXo社と、JBoss PortalのJBossが、共同で新しい製品を作り上げていく、という試みのようです。製品名はGateIn Portal、だそうです。


Alfresco からみた場合、かつてはJBossバンドル版にはJBoss Portal経由でAlfresco Portletを表示するという設定が標準化されていましたが、最近ではLiferayと連携してシングルサインオンを実現する、という事例の方が圧倒的に多かったのではないかと思います。やはり、JBoss Portalには出来合のポートレットが少なく、インストールしただけである程度使えてしまうLiferayの方が連携のデモを行う上でも見栄えが良いので、我々もそちらのパターンの方がどちらかといえば馴染みがあるというのが正直なところです。


今回、GateIn PortalでもAlfrescoやJasperとの協力体制が発表されています。具体的に動くものが見えてきた段階でまた細かいところをご紹介したいと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年9月3日木曜日

InfoWorldのベストオープンソースソフトウェア大賞




[From Best of Open Source Software Awards 2009 | Open Source - InfoWorld]

今年もInfoWorldのBest of Open Source Software Awardsが発表されていますね。(表題は適当に訳したものにしてみました。もしかしたら定訳があるのかもしれませんが)


残念ながら、今回はAlfrescoについてはIntalioとの絡みでしかでてきていない様です。


昨年に比べてERP製品がまた存在感を増しているような印象です。不況の影響で再度注目を浴びたということなのでしょうか?



  • Compiere


  • DimDim


  • Drupal


  • Intalio


  • Jasper


  • Magento


  • OpenBravo


  • Pentaho


  • Piwik


  • SugarCRM


  • Wordpress


会議システムのDimDimの名前があがっていますね。昨年来の注目株で、弊社も遠隔拠点を作った時には是非導入してみたいと思っていました。ボストンのオフィスと直接やりとりをした方からうかがった話によれば、かなりフットワークの軽い会社のようなので、システム連携などを含めて面白い取り組みができるかもしれません。(遠隔地拠点、とまでいかなくても在宅ワークのサポートとしても使えるでしょうし)


不勉強なことに、Piwikだけは評価もしたことがありませんでした。アクセス解析のツールで、phpMyVisitesの後継なんですね。Google Analyticsもとりあえず導入するだけしてまともに活用できていない状況なので、まだすぐに手をつけるということはないと思うのですが、名前だけは覚えておきたいと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年8月24日月曜日

最良のライセンス形態、についてのディベート

FOSSLC Brings Together Open Source Thought Leaders to Educate and Entertain Regarding the Importance of Licensing







Alfresco社、Eclipse ファウンデーション、Coverity社、Ingres社そしてカナダの法律事務所であるGowlingsがスポンサーとなって、“Which Open Source License Is the Best”というディベートを行うそうです。AlfrescoのWebサイトに告知が出ています。8月31日、場所はオタワだそうです。(さすがに気軽に参加できるイベントではありませんが、面白い試みだと思うので、記事のご紹介だけ)



イベント自体はThe Free and Open Source Learning Center (FOSSLC)が主催するようですね。



論者のプロフィールも紹介されているのが、簡単に日本語化して書いておきます。



Matt Assay氏。Alfresco社のVPでオープンソースビジネスストラテジスト、です。ここではあまりくどくど紹介する必要もありませんね。この議論を通じて、ビジネス上適切なライセンスを選択するためのガイドポイントを確立していきたい、と発言しています。(イベントの公式サイトではGPLの立場からの発言を期待されているようですね)



Mike Milinkovich氏。Eclipseファウンデーションのエグゼクティヴディレクタです。恐らくはEclipse Public License(EPL)を代表する立場から発言することになるのではないかと思います。自由であることがキーになっていることはすでに広く同意が取られていると思うが、オープンソースのライセンス形態についてはまだまだ議論すべき多くの「ニュアンス」がある。ライセンスの選択から派生するビジネス上の価値についても、こうした議論から学ぶべきことは多いだろう、というようなコメントを寄せています。



David Maxwell氏。Coverity社のオープンソースストラテジストにしてNetBSDファウンデーションのボードメンバです。当然、BSDライセンスを代表する発言が期待されているということになるでしょう。プロプライエタリとの違いについてもまだ十分に世の中に認識されているわけではない、という認識や、BSDライセンスを代表することにはなるだろうがそれだけに拘るわけではなくこの議論に取り組んでいきたい、というコメントを表明しています。



その他司会(GowlingsのThomas Prowse氏)や審判を務める4人についても、イベント公式サイトで紹介されているようです。



後で、結果の共有資料などが出てくることがあればまたご紹介したいと思います。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年8月13日木曜日

VMwareがSpringSourceを約400億円で買収へ,「統合クラウド基盤を開発」 - ニュース:ITpro

VMwareがSpringSourceを約400億円で買収へ,「統合クラウド基盤を開発」 - ニュース:ITpro






こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。



昨年のエイプリルフールにMicrosoftからの買収を発表していたSpringSourceですが、VMWareによる買収が決まったようですね。



「顧客企業が“内部および外部のクラウドアーキテクチャにおいてアプリケーションをより効率的に構築・実行・管理“できるためのプラットホームを提供することに向けて、提携的関係をより強める。」



という表現だけでは具体的にどういうことが実現するのかまだよくわかりませんが、AlfrescoもSpring Frameworkベースのアプリケーションなので今後の展開が気になります。



名のあるオープンソース製品の開発元企業が、プロプライエタリの製品のベンダによって買収されるというケースは今後も増えてくるのではないかと思います。(最近ではMySQLがSun経由でOracle傘下に、というのが同じカテゴリの製品を扱っているという意味でも印象的でした) こうしたイベントにより、顧客やパートナがどういう影響を受けるのか、丁寧に観察していきたいと思います。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年8月12日水曜日

AMI-Partners - News

AMI-Partners - NewsAMI Partners




Nearly 40% of SMBs Are Interested in Software-as-a-Service (SaaS)


こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。



米国のコンサルティングファーム、AMI Partners(アクセス・マーケット・インターナショナル・パートナーズ)が中小企業市場のIT需要についてのレポートをあげています。幾つかのITベンダがそれを引用してBlog記事を公開しているようですね。



aegifとしてはOSSを扱っているからといってSMB市場に特化した戦略が取れているわけではないのですが、世界規模の不況を機にOSSへの関心が高まっているのは事実であり、そのモチベーションがSMB市場でより際立つという話には説得力があると思います。



不況の前後でマネージドサービスやSaaSへの関心の強さが全く違っているというのがレポートの趣旨になるかと思いますが、そこでその原因として、経営上の意思決定者がIT投資に関与するケースが増えている、という点をあげているのが特に面白いと思いました。



例えばアメリカの2008年度Q4の調査ではSMB企業の約31%で経営上の意思決定者(ビジネス・ディシジョン・メーカ BDM)がIT投資に関与をしていると答えていたそうですが、最近の調査ではその割合は83%にまで膨れあがっているとのことです。



米国の事情がそのまま日本で適用できるわけではありませんし、経営の観点からすれば不況時の条件だけで投資内容を決定して景気回復後に足枷になるようでは意味がないともいえるので、これをもってだからSaaSにすべきだとかOSSにすべきだとかという結論にはなりません。しかし、この数字にはインパクトがありますね。それまでITについてあまり検討をしたことがなかった経営者が、突然IT投資の評価をし始めるということです。こういうケースにおいて適切な意思決定ができるように情報を揃えていくという作業の価値はますます高まる方向だと感じました。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)







2009年8月7日金曜日

オープンソースBI PentahoのKSKソリューションズ

株式会社KSKソリューションズ




こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。

後日改めて告知をさせて頂く予定ですが、現在オープンソースBIのPentahoを取り扱われているKSKソリューションズさん、SugarCRMのオープンソースCRMさんと共同でセミナーを開催するための準備に取りかかっております。

Pentahoはその製品ファミリに含まれるETLツールKettleがMac OSX版のバイナリも配布されていることもあって、以前からかなり気になる製品だったのですが、まだ弊社として実案件で活用するには至っておりません。これを機に是非色々と勉強させて頂きたいと思っております。

そんな事情もあり、先日KSKソリューションズの森本社長にわざわざ弊社オフィスまで来て頂いてお話をお聞かせ頂く機会がありました。エンタープライズ向けの製品カテゴリ、かつ、オープンソースの製品を取り扱っていることや、コンサルティングサービスに重点を置いていることなど、弊社とKSKソリューションズさんのビジネス的な状況の類似性がよくわかりました。

弊社メンバには会計の専門家である公認会計士やBIツールの経験を豊富に持つエンジニアもいるので、そういう面での協業を含めて機会をうかがっていきたいと思います。

��文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)

2009年7月31日金曜日

昨日の振り返り

こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。



リクエストを頂いたので昨日のパネルディスカッションでどんな話をしたのかを簡単に振り返りたいと思います。



まず、昨日のポストではちゃんと書けていませんでしたが、タイトルは『オープンソースビジネスの展望』~業務アプリもオープンソースの時代へ~というものでした。ビル・トッテンさんは別格として、モデレータの日本スケーリックス 大塚さん、オープンソースCRM 内田さん、そして私 石井が海外のOSS業務アプリの日本展開を、手嶋屋 手嶋さんとマインド 屋代さんは自社製製品のOSSモデルでのビジネスを実際に行ってきている、というメンバ構成です。



やはりOSSコンソーシアムということで、サブスクリプションモデルであるとかOSSに対する有償サービスの存在などは既知の情報として取り扱われる傾向があり、「OSSはLinuxなどのOS、ApacheそしてMySQLなどのミドルウェアとシェアを伸ばし、今後はアプリケーションにも拡がる(のかどうか)」という世界観や「品質は良いが、実績がないため顧客からの評価に結びつきづらい。特に日本では」などという比較的陳腐化してそうな課題意識についても特に説明を省略した形ではじまりました。このあたりは組織の色に合わせて、ということなんでしょうね。(とは言え、昨日も触れましたが「OSSのビジネスは難しい、ということを所与の事実であるかのように語るのは辞めてほしい」というような声もあがったので、会場のすべての方に対して共有されている文化ということでもないのかもしれませんが)



個別の話題としては、「最近、プロプライエタリベンダが無償版を提供するというケースも出てきているが、そういった言わば『脅威』に対してどのように考えるか」という質問がありました。ビル・トッテンさんは「ただの誤魔化しなので顧客はついていかないだろう」と断じていました。私は、ECMという特殊な領域をメインにしているので、「無償版でなくともプロプライエタリベンダがダンピング的な入札を行うことはあるが、それはすでに償却が終わった古い製品(当然設計も古い)だからできることなので、実質的な脅威にはならない」というような若干強気の発言をしてみました。その場では時間も限られていたのでうまく説明できませんでしたが、ダンピングが発生しているというのはすでに相手側がOSS(この場合はAlfresco)に脅威を感じているということであり、その時点で相手側の実績とこちら側価格メリットがすでに拮抗状態にあると見なせるだろうという前提を意識していました。その段階で、詳細な比較を行えば技術的な優位性がクローズアップされるので、強気で高値をつけてこられるよりむしろ戦い易いくらいではないか、との思いがありました。



個別の話題を追っていくとひたすら長い記事になってしまいそうなので、各パネラのみなさんの発現内容などを簡単にまとめて、今回の記事は閉じたいと思います。



まず、ビル・トッテンさん。別格としか言いようがありません。長年のプロプライエタリ製品販売ビジネスおよびサポートビジネスの実績の上に立って、OSSを1度1つの脅威と捉えた上での意思決定という背景がよくわかるので迫力がありました。



順番が前後してるかもしれませんが、モデレータの大塚さん。経営および営業サイドからの難しさ・問題意識を提示しわかりやすく場をまとめるということをされていたと思います。今、大変お忙しいはずなので、お身体が心配なところです。



オープンソースCRMの内田さん。内田さんは我々が企業した直後から「先達」としてお話を伺う機会がありましたし、セミナなどでも何度かご一緒しています。SugarCRMにまつわる必要な支援業務はすべてできるようになっていること、また他のコマーシャルOSS製品も取り扱いをはじめられているなど、壇上でも心強いお話が多かったように思います。



手嶋屋の手嶋さん。SpikeSourceに関連して以前一度だけご同席させて頂いたことがあったかと思います。実は弊社でも社内システムとしてOpenPNEを使わせて頂いております。他とくらべ「業務アプリ色」が薄い製品を取り扱っておられる手嶋さんですが、壇上での発言は誰よりもクリアで、非常にビジネス的なトーンであったのが印象的でした。



最後にマインドの屋代さん。屋代さんとも恐らくお会いするのは2度目だったと思います。ご兄弟でビジネスを展開されているということで、実家の工場からドロップアウトしてしまった不肖の長子である私としては非常に羨ましい限りでした。手嶋さんとは逆に、非常に業務色が強いアプリを扱っておられる反面、穏やかかつ素朴な発言をされることが多く、そのコントラストは会場の方にも印象が残ったのではないかと思います。



最後に、壇上でも自己紹介時にお話しましたが、私だけ副社長で代表権がなく、経営者としての迫力にかけていたと思うので、今度同じような機会があったら是非うちの社長にもチャレンジさせたいなと思いました。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)







2009年7月30日木曜日

OSSコンソーシアム設立記念イベントでパネルディスカッションに参加してきました

『OSSコンソーシアム設立記念イベント』開催のご案内 - OSSコンソーシアムOSSコンソーシアム Webサイト







こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。



事後報告ですが、OSSコンソーシアムの設立記念イベントに参加してきました。初のパネルディスカッションです。立場上あまりこういうことを言ってはまずいのかもしれませんが、あまり大勢の前で話をするのが得意ではないので非常に緊張しました。



他の参加者は、




  • (株)アシスト 代表取締役 ビル・トッテン氏(OpenOffice.org)

  • オープンソースCRM(株) 代表取締役社長 内田 隆平氏(SugarCRM)

  • (株)手嶋屋 代表取締役 手嶋 守氏(OpenPNE)

  • (株)マインド 代表取締役社長 屋代 真吾氏(MosP)



ということで社長じゃないのは私だけでした。モデレータはスケーリクスの大塚さんで、見知った方がまじっているので、どうにか格好はついたのではないかと勝手に思っていますが、こうした部分のスキルはちゃんと伸ばしていかないといけませんね。



オープンソースでビジネスを行うことも難しさ、というような話題になったときに、場内からコメントが飛び出し、「ビジネス上の困難に、オープンもクローズもない。オープンソースだから即ビジネス的には困難であるという前提でディスカッションするのはいかがなものか」というような趣旨のご指摘を頂いたのが印象的でした。(別件のコメントの構成を頭の中で推敲していたので、もしかしたらコメントの意図を正確にはくみ取れていないかもしれませんが)



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)







2009年7月17日金曜日

OpenOffice.org 3.1 の新機能

OpenOffice.org 3.1 New FeaturesOpenOffice.org




OpenOffice.org now uses a technique called anti-aliasing to improve the way it draws on screen (lines, circles, etc). You will notice an immediate improvement in the clarity of graphics - particularly charts - wherever they appear throughout OpenOffice.org.


こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。



またもや少し古い話題ですが、OpenOffice.orgがバージョンアップして3.1になりました。メジャーバージョンアップではありませんが、かなり大きな意味を持つ変化があったと思います。日本語の情報源ではCalc(Excelのカウンターパートである表計算ソフトです)のパフォーマンスアップが最大のトピックとなっているようですが(そしてそれが恐らく技術的にも最も大きなトピックなのでしょうが)、私としては「アンチエイリアス」対応がそれにも増して大きなインパクトを持つのではないかと思えてなりません。



OpenOffice.orgは非常に良くできた製品で、オフィススイートで行いたい作業のほとんどすべてはこれで実現できる、、、という話はだいぶ以前から言われています。スクリプト言語の対応レベルもどんどん上がっています。しかし、実際に画面を立ち上げてみると、GUIがどうにもやぼったく、どうにも本格的に代替品として使えるという心証を持つこと困難だったと思います。その中でも最たるものがImpress(Powerpointのカウンターパートです)の図形描画だったと思います。ExcelやWordと違い、Powerpointは図形描画がなければはじまりません(もちろん業界依存はあると思いますが)。その図形がギザギザだと、使ってみようという気にまずなれないわけです。そこで、気持ちがそがれ力を入れて評価から完全リプレースを試みようという気力が持続しなかったという面があったと思います。



弊社ではエンジニアリングを担当するメンバの多くがMacを使っていて、会計士メンバやいわゆる業務コンサルが扱うWindows機との間で体裁のずれなどの問題が多く発生しています。(共にMS純正製品を使っていても、です)。お客様の書式で成果物を納品させて頂く仕事が一定量存在すること、ショートカット類をはじめ古いツールに特化した「生産性の高い」メンバが一定数存在すること、などを考えると、マクロなどを積極的に使っていない企業としてはかなり移行の障壁は高いはずですが、いつかはOpenOffice.orgへ移行したいと考えています。(個人的にはiWorkシリーズを愛用していますが、技術担当役員としての立場はまた別、ということで)



3.1のアンチエイリアス対応で、また一歩その野望に近づいたと思います。後は梅フォントなどを活用してフォント差による体裁の崩れを防止するなどの施策でどこまで再現性を高められるか、ですとか、ショートカット類のエミュレーションなどのサポートをうまく検討すれば、いよいよ現実味を帯びてくるのではないかと期待しています。そのあたりの調査や調整は、率先して自分でやるべきなんでしょうけど・・・



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年7月15日水曜日

Wordpressの自動アップデート問題

こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。



とりあえげるべきかどうか悩んだのですが、OSSで事業を推進していくという立場上無視するのも良くないだろうと判断しました。少し前の話になりますが、オープンソースのBlogエンジンとして有名なWordpressがアップグレードスクリプトに大きな問題を抱えたまま出荷されてしまうという事故がありました。(詳細は、2.8への自動アップグレードを行う際の注意事項



もちろん環境に依存するのですが、自動アップデートの機能を利用するとWordpress自体やWordpressの中の記事データだけでなく、関係ない他のデータやアプリケーションまで削除されてしまう、という深刻な問題でした。自宅サーバ上でWordpressを使ってBlogの運用をしていた私の友人のデータも、この問題によって消失してしまいました。有名なツールだけあって被害を受けた人の数も多く、「レンタルサーバであれば、業者側のバックアップを復元してもらいましょう」というアドバイスが散見される状況です。逆にいえばそれ以外の復旧方法が存在しないわけですね。



もちろん、ビジネスで利用しているようなユーザであれば、バックアップも取得しているでしょうし、テストも実施した上でアップグレードに踏み切るでしょうから、製品側にこういった問題があったからといってそれが即深刻なダメージを与えるとは考えづらい、とは思います。しかし、オープンソースという「配布モデル」を採用し、広範なユーザベースを摑み、事例を広げて、、、という流れの中で、しかもWordpressのようにかなりの普及を果たした製品においてこうした事件が発生してしまうと、オープンソース製品全般の品質に対して大きなマイナスイメージがついてしまうのではないか、と心配になりました。



これが例えば、我々が扱っているAlfrescoで発生した問題だったとしたら、どうだろうか、ということも考えました。Alfrescoがこういった深刻な問題をかかえたまま製品を出荷する恐れというのが、実質的にどの程度存在するのか、という問題はさておき、「事故はありえる」という大前提をおいた上での検討です。



まず、Alfrescoの場合はLabsと呼ばれる無償版が商用サポートを行うEnterprise版よりも先に公開されます。そのため、同じような問題があった場合はまずLabsを使用している環境で発見される公算が高いと思われます。その意味ではオンプレミス運用を前提とする限り、Wordpressよりも、商用利用環境で問題が発生する率は低いと言えるでしょう。(Wordpressも、たとえばWordpress.comのプレミアムユーザに対してはもっと慎重な手を打っているはずですので、オンプレミスに限定、としました)



Labsで実際に同じような問題が生じた場合、やはりバックアップからの復元の方法を解説する以外の手段がとれるかというと難しいと言わざるを得ません。一応、我々もなるべくLabsについても評価を行うようにしているので、そこで問題を発見すればアラートを上げることは可能ですが、Enterprise版で行われているようなテストを実施することは不可能です。自己責任とはいうものの、その場合のマーケティング上のダメージはリスクとして受容するしかないのかもしれません。



次に、Labsには含まれない問題がEnterprise側でのみ発生した、あるいはLabs公開の時点では発見されなかった問題がEnterpriseのユーザで発現してしまった場合、ですね。これはもう、テストの実施とバックアップ/リストアによってダメージを最小化していく、という他ありません。商用ECMのアップグレード手続に比べれば相当簡略化されているAlfrescoのアップグレードですが、やはり作業工程自体は十分に安全性を考慮したものである必要がありますね。アップグレードについての助言という形で、問題の発生を食い止めることになります。



一見、ツール自体は無償であっても導入・運用などのサービスは有償であり、それでこそ十分な価値を提供できる、というOSSビジネスの根幹そのものに直結した「好例」ではあるのですが、実際に障害が発生してしまった状況を考えると、ビジネス上の課題の多さを改めて認識するばかりです。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)







2009年7月7日火曜日

Trends: Lucene can read almost anything: Lucid and ISYS team up

Trends: Lucene can read almost anything: Lucid and ISYS team upCMS Watch







こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。



Alfrescoそのものではありませんが、CMS WatchにAlfrescoが内蔵している全文検索エンジンであるLuceneについての面白い記事がありました。



Luceneはコミュニティ主導で開発が進められているオープンソースの製品ですが、商用レベルのサポートを提供している企業がいくつかあります。(日本ではロンウィットさんのサービスが有名ですね)。その中の一つであるLucid Imaginationが、Luceneと商用検索ソリューションベンダであるISYSのフィルタISYS File Readersの連携ソリューションを発表した、というニュースを受けてのポストでした。



記事上では、これでLuceneはほぼすべてのファイル形式に対応できるようになった、という表現をしています。確かにISYSのFile Readersは非常に多くのファイル形式と言語に対応しているようです(Autocadのファイルなど)。さらに、この記事ではオープンソースの製品とプロプライエタリの製品を補完的に使ってソリューションを構築しているという点を評価しています。たとえ話としてオランダとスペインも16世紀の戦争(独立戦争のことでしょうね)の間にお互いに武器を売りつけあっていた、というエピソードが引き合いにだされていたのはどうかと思いましたが。



戦争のメタファが妥当であるかどうかはともかく、個別の目的を効率よく果たすためにオープンソースとプロプライエタリの製品を組み合わせるという戦略は合理的であり、基本的には賛同できます。ただ、長期的な視座でオープンソースのメリットを語る言説の多くは、たとえ一部であってもプロプライエタリのユーザ側が完全にコントロールすることができないモジュールが組み込んでしまうと矛盾をきたす面も持っているでしょうから、各意思決定毎に「どの期間における最善を目指すのか」という時間的な側面の明確化が重要になってくるのではないかと思います。



投資の合理性という物差しでITを語る以上、期間の明確化は大前提ですが、この記事をきっかけに改めてその重要性について考えさせられました。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)







2009年6月19日金曜日

5/14に実施したセミナについて

[http://www.aegif.jp/event/seminar090514](http://www.aegif.jp/event/seminar090514)



こんにちは。aegif 技術担当役員の石井です。
この場では事後の報告ということになってしまいましたが、先月14日にAlfresco Software社CEOのJohn Powell氏を招いてセミナを開催しました。



JohnさんのプレゼンはAlfrescoの近況報告のようなもので、各国の事例や最新の統計などを説明する内容でした。他にもアイ・ティ・フロンティアさんとレッドハットさんからもそれぞれ講演を頂いたので、その内容を簡単に振り返りたいと思います。



まずは、アイ・ティ・フロンティアさんから。AlfrescoをベースとしたSaaS型ECMサービス、OluOlu Cabinetのご紹介でした。OluOluというのは「快適な」という意味をもつハワイ語だそうです。今回ご紹介頂いた、OluOlu CabinetはOluOluという企業向けのSaaSによるサービス体系の一部を担うECMサービスという位置づけになります。このOluOlu CabinetのバックエンドにAlfrescoが利用されているわけです。



単なるAlfrescoのホスティングではなく、アイ・ティ・フロンティアさんでは、業務指向のテンプレートに加えて幾つかソフトウェア的な強化を行っています。なかでもインパクトが強そうなものが2点ほどあって、1つは、Flexベースのリッチクライアントです。OluOlu CabinetだけでなくOluOluのサービス全体に対するダッシュボードとして用意されたもののようです。もう1つは、ワークフローデザインのためのGUIです。Alfrescoのワークフロー定義は基本的にXMLファイルを直接編集する形で作成します。(jBPMワークベンチを使えばステップの流れ自体はGUIで作成することができますが、JavaScriptなどを埋め込みなどに対応していないため結局は直接編集が必要になるというケースが散見されます)。OluOlu Cabinetでは基本的なワークフローであれば管理者用のクライアントアプリケーションから直接編集できるようになっています。ワークフローに着目してECMの導入を検討されている方にとっては非常に魅力的なのではないでしょうか。これらの機能のスクリーンショットも、OluOluのサイトで見ることができます。[https://www.oluolu-itfrontier.com/web/oluolu/service/cabinet](https://www.oluolu-itfrontier.com/web/oluolu/service/cabinet)



次にレッドハットさんから「JBoss 活用事例の紹介と最新製品ロードマップ」という題の講演をいただきました。Linux界隈のミドルウェアビジネスの現状や今後の展望などが非常にわかりやすくまとめられていました。やはり印象的だったのは、Redhat、JBossという我々からみれば非常に大きなブランドを掲げてビジネスをされている人でも、日本での展開やオープンソースソフトウェアを活用したサービスのビジネスという意味では、まだまだ市場へのアピールが足りていない、と感じられているように思えたことです。レッドハット社の人が、自分の会社のビジネスを新奇性があるメッセージとして語り、またそれを新鮮なプレゼンとして受け取ることができるというのは私にとって非常に意外な体験でした。



最後に主催者である弊社から私が、オープンソースソフトウェアを活用したTCO削減についてお話をさせて頂きました。非常に大雑把に内容を要約しますと、ものを安く買う(TCOの話ですので)方法は、買う内容が決まっている状況では基本的に「仕入れ先を一本化してボリュームディスカウントを得る」か「複数の仕入れ先候補に相見積もりを出させてディスカウント提案を引き出す」のどちらかしかない。しかも前者の場合でも、定期的な契約の見直しスキームなどロックインによる値のつり上げを防止する策がなければ長期的なメリットがでない。という通常のコスト削減プロジェクトの議論をオープンソースのメリットの説明にかぶらせたような話をさせて頂きました。



弊社主催のセミナというのはこれが初めてで、運営その他の点についてもいろいろと至らない点があったと思いますが、参加してくださった皆様、講演をしていただいたパートナ企業の皆様、本当にありがとうございました。アンケートの結果を見ても、概ね成功であったと言って良いのではないかと考えています。また機会があればよろしくお願いします。



��文責 Ishii Akinori ITC)

2007年4月13日金曜日

LinuxWorld Conference & Expo/Tokyo 2007 事前登録開始

リンク: LinuxWorld Conference & Expo/Tokyo 2007.



aegifが出展する予定のLinuxWorld Confernce & Expo 2007の事前登録が開始されました。入場料5,000円ですが事前登録すれば無料となりますので、ご検討している方は是非ご登録ください。



プログラム一覧 よりセッションの紹介を見ることが出来ますが、基調講演は以下のとおりとなっています。 



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5月30日(水)
開幕基調講演 10:00-10:40
米Googleよりオープンソース業界のキー・パーソンが来日!
LinuxWorld Expo Tokyo/2007開幕基調講演
講師:Google Inc. Engineering Dept. Uber Tech Lead グレッグ・スタイン氏

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5月31日(木)
基調講演 10:00-10:40
昨年1月のIPA OSSセンター設立からの活動報告を中心に、何故OSSを推進するのか?田代センター長にお話いただきます。
いま、なぜ、OSSなのか?
講師:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)オープンソースソフトウェア・センター センター長 田代 秀一氏

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6月1日(金)
基調講演 10:00-10:40
インフラをサービスとして取りこむことによるスケーラビリティ問題の改善方法そしてスケーラビリティの新概念を検証いたします。
Amazonウェブサービスを利用したスケーラビリティ性の高いインフラの構築
講師:Amazon.co.jp Amazonウェブサービス日本担当 エマーソン・ミルズ氏


(文責 Kano Shonosuke)


2006年10月20日金曜日

InstallJammer - A free, open source, multiplatform installer and builder - Home

リンク: InstallJammer - A free, open source, multiplatform installer and builder - Home.



先日、Alfrescoの新バージョンのインストーラに(日本語環境下での利用について)不具合があるというというご報告をさせて頂きましたが、原因はインストーラ作成ツールの変更にあったようです。



新バージョンからはInstallJammerというツールを利用しています。このツールを使うことでWindowsだけでなく多くのUnix互換環境に対しても統一的にGUIインストーラを提供することができるようになるようです。



我々とInstallJammerの開発者の間で直接日本語環境への対応を進めていくことになりましたので、近日中には日本語環境でもインストーラをご利用頂ける体制が整うのではないかと思います。



進捗があればまたご報告させて頂きます。



(文責 Ishii Akinori ITC)



2006年8月25日金曜日

Alfresco Content Management - Ohloh Metrics Report

リンク: Alfresco Content Management - Ohloh Metrics Report.



Alfresco のMatt AsayのBlogに面白いサイトが紹介されていました。Ohlohはオープンソース製品の実際のソースを統計的に判断し、コード量・開発者の人数と関与度・概算の開発工費などのメトリクス情報を図示してくれています。



Alfrescoは若いソフトウェアですし、Ohlohによる評価が始ったのはつい最近のことですが、そこで評定された開発コスト(≒価値?)は8百万ドルで、例えばSugarCRMの3.7百万ドルの倍以上です。もちろん、これがそのままユーザにとってのビジネス的な価値になるわけではありませんが、オープンソースモデルのメリットを活かして軽快に機能強化を行っているAlfrescoが、実はすでにかなりの規模のシステムに成長しているということが客観的に示されているとはいえそうです。
# 開発言語が違うので(Alfrescoは主にJavaであり、SugarCRMはPHPです)コードベースで算定されたものをそのまま比較するのは適切でない可能性がありますが、規模のイメージを掴む上では、やはり価値のある情報だと思います。