2010年7月7日水曜日

Why A Case Management Framework?, Cheryl's Nuxeo Blog


Case Management is a hot topic these days. Several of the large ECM vendors have announced Case Management products or strategies over the last few months. But this is not a "me-too" announcement from Nuxeo.

[From Why A Case Management Framework?, Cheryl's Nuxeo Blog]

先日に引き続いてCase Managementのお話を。


Alfrescoのライヴァル、として以前ご紹介したオープンソースECMのNuxeo陣営からCase Management Frameworkが発表されています。Blogの中では、「この数カ月で大手ECMベンダが相次いでCase Managementソリューションを発表しているが、今回の発表はそれらに対する単純なフォローではない」というような旨のことが表明されていました。


基本的にはオープンスタンダードなECM基本サービスを実装したリポジトリをコアに持つ製品群ということですから(その意味でもAlfrescoの競合ですね)、こういった適用分野を絞ったソリューションというのはある種のテンプレートのような形をとることになります。AlfrescoでいうとRecord Managementが似たような発想で作られた製品ラインと言えるのではないかと思います。


あくまでCase Managementですので、これまでも特定の業界(医療など)で構築されていた業務特化型のCase Managementツールをリプレースすることを念頭に作られたフレームワークなのではないかと思われます。その意味では、それがすぐにAdaptive Case Managementを体現したものとはならないのではないか、と。特にKnowledg Workerの仕事に特化して、とか、チェックシートによるCase毎のプロセス修正などの具体的なアイデアなどについても発表資料上は言及がないようです。


ただ、やはりECM、BPMのベンダが、一つの営業戦略としてCase Managementに期待をしているという実態はあると言えそうです。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)