2014年5月2日金曜日

NemakiWare 1.1 リリース:ままならない話

NemakiWare 1.1 リリース:Cathedral Break in Action:ITmedia オルタナティブ・ブログ



自社製品のNemakiWareの新バージョンをリリースしました。で、プロダクト責任者の杉本のブログも更新されています。



社内メンバーからも「Railsはサービスとして使うのはとっても良い技術だと思いますし、開発という意味でもすぐれたフレームワークではあると思うのですが、企業向け OSS のプロダクトとしては少しはやかったかなーとも感じました。」なんて書いちゃって大丈夫? というコメントがあったので、少し補足を入れつつ企業向けOSSプロダクトの難しさについて思うところをつらつらと書きたいと思います。社内から、ってところは少しショックな気もしますが、うちはIT以外のコンサルティングもやってますし、それも含めてダイバーシティ、と思うことにします。実際、社外の目、を意識する上ではとても有用なフィードバックです。



あ、念のために言っておくと、杉本が書いているのはRailsは(人気もあるし品質的に不安があるフレームワークではないけど)インストール型のプロダクトのベースとして使うには、環境毎にインストールで失敗する要因があちこちに潜んでいるのでフォローが大変、でも頑張って押さえ込んでますよ、ってことなので、無事インストールされた後の製品の品質とはほぼ無関係の議論です。



多分、例によって長くてもやっとした話になります。でもって、ほとんどNemakiWareの新バージョンとは関係ないので、製品に関心をもって頂いてる場合はこれ以上読んで頂かなくても・・・



企業向け&OSS&プロダクト



プロダクトのところは、パッケージという言い方でも良いかもしれません。要するにオンプレミスでも自分のコントロールできる環境にインストールして利用できるソフトウェアという意味です。弊社イージフのメインビジネスの一つが、この3要素を重ね合わせたところにあります。ビジネスドメインという意味では「何をやらないか」を表現した方がわかりやすいかもしれないので、対義語を並べると、一般消費者向け・プロプライエタリ・(クラウド)サービス、あたりになりますか。(実際は、いつ何をはじめてもおかしくないですけどね。9期目とは言え規模的にも立ち位置的にもベンチャーのつもりなので)



市場が企業向けなのか一般消費者向けなのか、というのは誰からお金をもらうのかという話なので比較的わかりやすい話なのですが、問題は残る2つです。OSSはなんとなくプロプライエタリよりも新しくて良いものな気がする、のと同じくらいのノリで、パッケージビジネスよりクラウドサービスの方が新しくて良いものな感じがするというのが、2014年現在のカジュアル(あるいはナイーヴ)な感想なんじゃないかと思います。うちは、片方では目新しい方、もう片方では伝統的な方に軸足を置いているので、少しややこしいわけです。



クラウドサービスを支える大部分の技術はOSSでしょうし、サービス企業からコミュニティに提供されるオープンソースのコードによる貢献の比重は極めて高いということもよく知られています。OSSというキーワードは、「クラウド」にバズワード的な意味での地位を譲ったような印象もありますが、実際にはこの2つは技術面では非常に高い親和性があります。ですから、両方新しいトレンドに乗っかってもよさそうなものですが、うちはそうしていません。(企業向け、ということでは、誰がどの領域をコントロールするのか、ロックインされるものが何か、という意味で大きく性質を異にする、とか色んな背景がありますが、ここではひとまずおいておきます)



サービスって?



伝統的なOSSビジネスが、ライセンスからサポートサブスクリプションへというビジネスモデルの転換をうたい、「これからはサービスで稼ぐ時代」なんて言い方をしていたのも、さらに話をややこしくしてくれます。当時言われていたサービスはいわゆる製品サポートと、前後してIBMあたりがサービス重視!なんて言って売り込んでいたシステムインテグレーションとかコンサルティングとかっていうものを漠然と含んだ概念であって、今日Web系のサービスとかクラウドサービスとかって言われるものとはだいぶ異なっていました。あくまでお客さんは企業、それも多くの場合は情報システム部門を相手にする仕事だったわけです。(Webサービス、っていうとWeb上で提供される各種のサービス、ではなく、SOAPとかRESTって解釈するクラスタ、と言ってもいいかもしれません)



現在我々が提供しているサービスも基本的にこの若干古めかしい意味でのサービスになります。導入支援、製品保守、カスタマイズ、etc. もちろん、企業向けであっても素晴らしい(クラウド)サービスはたくさんあります。利用者や支援者の立ち場でこれらのサービスを活用していく、というのも現在のコンサルティングサービスには欠かせない要素になっています。しかし、弊社の場合、自社のサービスは今のところ伝統的な意味のそれにフォーカスしています。何故なら、そこにはまだビジネスチャンスも社会的な意義も眠っていると考えているからです。



あ、やっぱり長くなったので、続きは後日にします。まとまらない話だった。



追記)このポストを受けて杉本が元記事を若干訂正して引用部分にズレが生じているようですが、こちらはそのままにしておきます。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2014年4月19日土曜日

友人が出した本を読んだので

Amazon.co.jp: チーム開発実践入門 ~共同作業を円滑に行うツール・メソッド (WEB+DB PRESS plus): 池田 尚史, 藤倉 和明, 井上 史彰: 本: "本書はサービスやアプリケーションを開発する企業において、複数の人たちでチームを組んで開発を進めていく際に必要な考え方や使用するツール、またそれらをうまく使いこなすためのノウハウをまとめています。本書の最初でうまく物事が進んでいない開発現場の一例を示し、その理由と対策についてまとめています。次にその対策に必要なツールである、バージョン管理、チケット管理、CI(継続的インテグレーション)、デプロイ、リグレッションテストの章を設け、その使い方と上手な運用ノウハウなどについて現場での経験が豊富な著者がまとめています。"



(Via Amazonの内容紹介.)



昨日の移動中に読みました。友人の本、といっても共著の3分の1ですし、献本もしてもらっていないレベルなのでステマではないと思うんですが、すごく良い本だと思うのでご紹介を。



内容については引用した通りなんですが、まさに今このタイミングで書籍として出されるべきもの、という感想を持ちました。友人は自らの筆の遅さを嘆いていた気もしますが、タイミングとしてはまったく悪くないと思います。



ITコーディネータとしての活動でも、本業(?)のコンサルティングのお客様との会話の中でも、システム開発の環境が大きく変わってきていて、新しいツールや方法論の導入にはかなり具体的なメリットがある、というお話をさせて頂く機会があります。最近は特にそういう話題が増えている気がします。



特にITコーディネータの方の繋がりだと年齢層が高くなるためか、「アジャイル」というキーワードに対してどういう態度を取るか、というのも現在進行形の議論だったりします。当然、要件要求の反映の仕方とか、ITとビジネスの関係性とかって語り口になるんですが、実際にはこの本で紹介されているようなツールの支援があって初めて現実的に仕事のやり方を変えていくことができる、という実感があります。(ツールの導入自体も業務改革ではあるんですが、変えた方が良い理由、変えることができる理由を捉えるにはツールの実態に踏み込んだ理解が必要だと思います)



筆者の一角を担っている僕の友人は、外資系のコンサルティングファームでのERP導入の現場も、国内パッケージベンダの開発や保守の現場も、B2B分野での国産クラウドサービスの開発という希有な環境もよく知っていて(最近では時流に乗りすぎてコンシューマ向けの世界に行っちゃいましたけど)、従来型の働き方の問題点の捉え方や表現の仕方のバランスが非常に良く取れていると感じました。本人は見た目からして偏屈な頑固親父風なんですが。



今、仕事としてのソフトウェア開発の環境を改善する(まだ十分に普及していない)技術が同時多発的にでてきています。この本では、それらをある種満遍なく紹介しつつ、現場のどういう問題を解決するのかを具体的なシナリオを提示しながら説明しています。




  • どんな問題があるのか

  • どんなツールがあるのか

  • どう使うのがお薦めなのか



機能的な使い方も大事ですが、この手のプロ向けのツールは色んな使い方ができるようになっているので、運用ルールを決めるのが難しくそこが隠れた障害になります。最近では、技術系のBlogなどを調べていけば、こうした運用上の工夫を公開してくれている記事もたくさんあるにはあるんですが、そこはそれぞれ1チームの例だけになってしまうことが多いですし、情報自体も分散しています。



書籍になっていることで、こうした情報がまとめて把握できますし、何よりチームメンバーとまわし読みすることができます。これは非常に意味があることだと思います。社会的な貢献、と言えそうなくらいです。



業務系のシステムを開発している会社こそみんな買った方がいいですよ!



#あー、でもコンシューマ系よりもエンタープライズ系は遅れてるし地味ですよね、みたいなテイストになると6月のパネルセッションが苦しくなる気も・・・



#いや、その前に自分の仕事の仕方を・・・



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2014年4月17日木曜日

ベンチャーやるなら「企業向け」でヨロ! (仮) - 京大情報学同窓会 超交流サイト

ベンチャーやるなら「企業向け」でヨロ! (仮) - 京大情報学同窓会 超交流サイト: "ベンチャーやるなら「企業向け」でヨロ! (仮)"


6月に、母校の同窓会イベントのパネルセッションに参加する予定です。


一応2期生ですし、立ち場的にもこういうネットワーキングには積極的に参加していくべき、、、なんですが実は初参加です。そして、他の登壇者ラインナップが立派すぎて早くも気後れ気味なんですが、頑張ってきたいと思います。


企業向けITの世界は、データアナリストがそうであるという意味で近年ますます”セクシーでない感じ”になってきてると思います。あんまりセクシー路線に興味がないので、それはそれで結構なことである気もしますが、ビジネスとしての魅力が過小評価されて縮小にむけたスパイラルに嵌まっていくのは健全なことではないですよね。 っとかって感じなんですかね?


実際には主催者である1期生の先輩(クエステトラの今村さん)から無茶振られたっていうポジションなんですが、普段のんびりと好き勝手やってるので、この先輩からタスクが飛んでくる感じが新鮮でかなり楽しいです。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2014年4月9日水曜日

ECM普及の日米格差問題について

最近弊社のブロガーミーティングが復活したということで、私も参加して一緒に書くことにしました。


そのわりにはいきなり硬いテーマです。私のキャリアの半分くらいはこの問題を中心にまわっていると言えるかも知れません。「なぜ日本ではECMは売れないのか?」市場規模として米国の10分の1以下とも言われています。


この問題については、これまでも色々な人の色々な意見を聞いてきました。



  • 日本人は紙が好き。(ペーパーレス化のタイミングで紙を廃棄するという不可逆でリスキーな意思決定をするのを嫌う)

  • 日本では人材の流動性が低い。(業務コンテンツの所有権を組織側で吸い上げて属人化させない、とか、硬直的であってもシンプルで効率的なワークフローを導入する、などのモチベーションが相対的に低い)

  • 日本ではユーザ部門の発言権が強い。(パッケージの素っ気なく汎用的なUIなど受け入れられない。文書登録の手間が飲み込んでもらえない)

  • ミドルウェア的なものや、コンテンツの1ファクト1プレース化などの、抽象的なコンセプトのレベルでの優位性が評価されない。(個別プロジェクトでのコスト評価ではメリットが出せないため稟議が通らない)

  • 日本にはエンタープライズ規模導入は視野に入れないかわりに比較的低価格で海外製品よりも使い勝手が良い「文書管理ソフトウェア」が多数存在する。

  • e文書法などの制度が諸外国との環境上のギャップを生んでいる。

  • メインフレームが未だに高いシェアを誇っている。(オープンな技術でコンテンツ管理をするモチベーションが低い)


業界によっては上記のどれもが当てはまることもあるでしょうし、そうでない場合も当然あると思います。実際には複合要因ということかもしれません。しかし、いずれにしても全体のトレンドとして、日本のビジネス環境もグローバル化を迫られている方向にあり、幾つかの条件は徐々にあたらなくなっていく方向にあるのではないかと思います。


また、最近よく見かける言説でもありますが、日本のSI業界の特殊性というもの関係していそうです。厳密には、それこそ米国との違いということなんですが、日本では顧客からSIerへの丸投げ、受けたSIer側での多重下請構造、という奴です。(この分業については日本独自とは言い切れないと聞きますし、ECMはヨーロッパでもアジア諸国でも順調に売れているので、現時点では本当に大雑把な物言いになってしまうんですけど)


ECMは、各ユーザ(主にナレッジワーカ)が産み出したり業務システムが出力したりするコンテンツを、ポリシーにあわせて管理できる、ということに価値があります。業務プロセスやユーザ・組織が変わっても、コンテンツに一貫したポリシーを適用していくことができる。業務システムの刷新があっても、データ部分であるコンテンツの一貫性を担保しやすくなる。長期的なメリットにその本質があるわけで、個別のシステム導入プロジェクトの単位では、そのメリットが生まれることはほとんどないわけです。(モデリングとかデータのハンドリングを独自実装するよりECMのAPIを叩いた方がスマートであるとかって話はもちろん別途ありますけど)


その為、プロジェクト単位のお付き合いである外部専門家よりも、長期的な視点で自社のメリットを考えるポジションから見て初めて魅力的ということです。その割にはテクニカルでビジネスユーザにとって直感的ではない。それが、テクノロジ面での専門性を持つスタッフを内製化していることが多いとされる米国で受け、逆に日本で受けていない理由ではないか、ということになります。


この説明が現状を正しくうつしとっているかどうかはわかりませんが・・・(前述の米国以外の話からも怪しい部分があります)


 


いずれにしても私としてはECMは日本企業にとっても導入するメリットのあるコンセプトだと考えていますし、その普及を進める施策を打っていきたいと考えています。


今時点で考えている(あるいはすでに実行している)アクションは以下の3つです。



  1. 個別プロジェクト単位の投資判断の中にも滑り込ませられるような低価格でシンプルなECMリポジトリの提供。要するに、NemakiWareの開発

  2. ユーザ部門側の抵抗を生まずにECMリポジトリへのコンテンツ登録を推進する仕組みの提供。要するに、CmisSyncの開発

  3. ミドルウェアとしてのECMの経済価値の評価方法の整備(サービス指向アーキテクチャや疎結合の正当化のようなイメージです)


今後ここでも、それぞれのアクションについての進捗をご紹介できればと思います。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2014年4月4日金曜日

AIIM Conference 2014 に行ってきました

AIIM Conference 2014 - About the Event


 


またもや長い間放置してしまいました。復活したての弊社社長Blogにも激励が寄せられ、本人の腰が引け始めた感がありますので、私が逃げ道になるわけにもいかないという事情もあって久々の更新です。


行ってきました、というタイトルにしましたが、実はまだ米国に滞在中です。今回もJIIMA ECM委員として派遣されていますので、帰国後に月間IMへのリポート掲載と、AIIMのイベントでの講演を予定しています。詳しい話はまたそこで改めてさせて頂く予定です。


今回の会場はフロリダ州オーランドです。同じくフロリダ州のタンパで行われた新人研修、数年前のAlfresco社のパートナーイベント、結婚十周年旅行、に続いて4回目の訪問になります。英語に自信が無く不安そうな私に声をかけてくださる皆さんが「米国は初めて?」と聞いてくるのが心苦しくてなりません。


前回のAIIM Conference 2013ではソーシャルやモバイルなどの今風なテクノロジの導入による(企業内の)情報爆発というのが1つのテーマでしたが、今回もその路線が踏襲されているという印象です。ただ、情報爆発という言葉ではなくInformation Chaosという表現に集約し、その対応策の1つとしてInformation Governanceというキーワードを推している様に感じました。他にも、ここ数年で経営学(?)界隈で目にするようになったResilienceという言葉も出てきましたし、Data Guardianなんていう言い回しも複数の発表のタイトルに含まれているなど、細かい差違もありますが、基本となるテーマはInformation Governanceと考えて良さそうでした。


では、Information Governanceとはなんなのか(とりあえず次からはカタカナでインフォメーションガバナンスと書くことにします)、というのは発表者によって定義にもぶれがあった気がするのでもう少し時間をかけて考えをまとめたいところではあるんですが、今ざっとわかっているところを書き散らしておきます。


まず、この用語、インフォメーションガバナンスというのはそれほど新しいものであはりません。日本語では情報統治、という訳語で、情報セキュリティの文脈から情報の活用を推進する上でより広範囲のガバナンスの必要性が訴えられた時に用いられた用語です。そういう意味では10年近い歴史がある考え方になります。ただ、その時点ではあまりコンテンツ管理と結びつけて語られることはありませんでした。


今回の発表の構成は、この概念にECM及びレコードマネジメントの業界から再び光をあてようとしている、という事だと思います。


レコードマネジメントではレコード(記録)の識別という考え方があります。まず、その組織にとって「記録」と見なすべき情報がどんなものであるかを定義し、その条件に当てはまるものを「記録」として管理していく、という流れになります。昨今のビジネス(及びIT)の環境の変化は、この流れを維持できないものにしている、というのが、情報爆発改め情報カオス問題なわけです。記録の定義を杓子定規に捉えると重要な情報を無視することになってしまいますし、逆に理想的に考えると対象が増えすぎて管理体制が追いつかなくなります。そこで、文書でもコンテンツでも記録でもなく、広く「情報」を対象としつつこれまでと同様の「管理」ではなく新しい考え方を導入する余地を残したガバナンス、の組合せこそが今後進むべき道であると考えられているのではないでしょうか。


実際の施策としてはポリシーを定義して各情報リソースをチェックしていく、というそれほど目新しさを感じない作りになっていそうです。そこにどれだけ機械的な分析をかませるかはまだ今後の課題であるように感じました。(技術的な課題というよりは、どこまでそういったものに頼ってもよいか、という態度の問題が主な課題だと思いますが)。すでに幾つか製品はでていますし、そういったものの中にはCMISドライバもあるので、弊社のNemakiWareをそうした文脈の中で導入してもらう線もあるかもしれません。その意味でももう少し掘り下げて見たいテーマであると言えそうです。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2013年11月4日月曜日

そして、自社セミナもやります

イベント情報 | お知らせ | aegif: "弊社が中心となり開発を進めているOSS(CmisSync, NemakiWare)の機能や活用方法、最新情報をご紹介いたします。また、両製品に共通するトピックであるCMIS規格の概要や動向についても、これまでオープンソースECMを扱ってきた弊社視点でご紹介させていただきます。ぜひ皆様のIT投資への一助としてご活用ください。 "





前回の投稿に続きセミナ関係です。



今月19日じ弊社主催のセミナを行います。これまで取り扱ってきているLiferayやAlfrescoの新しい活用方法ですとか、自社製品CmisSyncやNemakiwareについてのご紹介をさせて頂く予定です。



前回の投稿でご紹介したCMISがどんな規格かというような話も冒頭で少しご説明させて頂く予定です。



しかし、私自身が細かく決めているわけではないのですが、こういう企画というのは本当に難しいですね。ご紹介したいお話はたくさんあるのですが、なかなか絞りきれません。



どの分野でも同じかもしれませんが、とりあえず来て頂いて休憩時間などでお話するか、ご挨拶だけさせて頂いて後日詳しい説明をしに伺うか、というところで具体的に見えてくるものがあるのが実情だと思います。とすると、極論登壇時のテーマは何でもよい、もしくは見た目にキャッチーなテーマであるほど良い、ということになりそうですが、そこまで割り切って進められる程講演テクニックに自信がもてるわけでもないですし…



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




2013年11月1日金曜日

ECMサミットで登壇させて頂きました

第10回 JIIMA ECM研究会のご案内: "ECM標準規格CMISの応用事例
��MIS規格を利用した自社製オープンソースソフトウェアである同期ツールCmisSyncと軽量リポジトリNemakiWareを題材に、この規格の成り立ちから各社製品サービスの対応状況などについても幅広く解説いたします。"



(Via ECMポータル.)



もう3週間も前のことになって完全に時節を外した感がありますが、ご報告です。それを言ってしまうと、Blog自体の放置期間はもっと長いんですが...



ECMサミットは私も参加しているJIIMA ECM委員会が主催しているシリーズセミナーで、IBMさんEMCさんをはじめいわゆるECM大手ベンダが一堂に会してプレゼンを行うという、ある種呉越同舟とも言える特徴的なイベントです。これまでのところ年2回のペースで行われていて、そのうち1回はJIIMAの展示会イベントであるeドキュメントJAPANのセミナー枠で開催されています。今回もそのeドキュメントJAPAN内の開催でした。



今回のECMサミットは、主要ベンダーが語るECMの最前線~入力からクラウドまで、コンテンツ管理の新潮流という恐ろしいタイトルで、果たして我々が主要ベンダなのかという大きな疑問も抱えつつお話をさせて頂くこととなりました。(実際には、これまであまりECM委員会では取り上げてこなかった、しかしトランザクショナル系のECMソリューションでは極めて重要な要素であるCaptureの部分、の製品紹介に重点が置かれていたので、私の所は言ってみればおまけみたいなものでしたが)



半分はECM委員の一人として、CMISの規格の概要を紹介しました。ECMポータルでも近いうちに資料のダウンロードが可能になると思いますが、要点としてはODMAとかJCRなど過去に普及に失敗した規格と違ってCMISは実際に活用されはじめていますよ、というようなお話をさせて頂きました。で、最後に弊社のCmisSyncとNemakiWareも具体例として概要を少しだけお話させて頂きました。



時間の都合もあって自社製品についてはほぼ口頭で説明するだけになってしまったのが残念でした。シンプルな製品なので少しでも感心を持って頂ければ後はいくらでも詳しい説明をしに伺うのですが…



ECM委員会のイベントはNo Showが少なく、真面目にアンケート回答を返して下さる方が多いのが特徴と言われていまして、今回も色々とフィードバックを頂きました。最後に出て来て国内では無名に近い「規格」の話しを駆け足ですることになってしまったので、用語説明等が不十分であったというご指摘を頂きました。確かに、「リポジトリ」という語を説明なしで使うのは、ビジネス系のイベントでは不適切だったかもしれません。これは以後気をつけたいと思います。



と思っていたところで、以前Alfrescoのトレーニングでご一緒したことがあるイタリアのPiergiorgio Lucidi氏が興味深い資料をslideshareにあげていたのを見つけました。個人的にはこの資料の一番面白いところは、彼がECMリポジトリのデータモデルが本来的にグラフ構造を持っていることだと考えているらしい点なんですが、今回の私の反省と関係するのは5ページ目の「What is a repository?」(リポジトリとは何か?)です。技術者向けのイベントで使い、slideshareにあげられるような海外の資料であっても、気を遣ってちゃんと定義・説明をするものなんですね、と。反省です。



(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)