2009年11月28日土曜日

CMIS Query Language | Old School Techie


[From CMIS Query Language | Old School Techie]

ほぼ自分のためのメモですが、CMISのクエリ機能だけをとりあげたBlogポストがAlfresco Blogsに挙がっていたので、リンクを貼っておきたいと思います。


CMISではクエリの機能はオプショナルという扱いで、この機能が実装されていなくてCMIS互換を名乗ることはできる作りにはなっているのですが、やはりCMIS自体がECMの世界にSQLのような共通言語を、というスローガンと共に推進されている以上、比較的関心が高い機能と言えるのではないかと思います。


ここで紹介されているように、基本的にCMISのクエリはSQL-92の拡張です。DocumentumのDQLをご存じの方であれば、イメージが摑みやすいかもしれません。コンテンツタイプの継承関係(テーブルが継承関係を持つような形になります)の解決ができたり、あるフォルダの直下あるいは下階層という形で階層構造上の位置を切り口にした条件指定ができたり、ある属性が複数の値を持つケースに対してのフォローがあったり(RDBMSの発想では第1正規化もできてない状態になるわけですね)、というのが主だった差分になるかと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年11月27日金曜日

Alfresco Delivers Governance


“Alfresco Records Management Module has the ability to transform the way in which government and commercial organizations approach their governance, retention and compliance strategies, as the open source pricing model will significantly reduce the barrier to regulatory compliance,” said John Newton

[From Alfresco Delivers Governance]

Alfrescoの公式サイトのPressリリースの紹介をしばらくさぼっていました。


ちょっと機会があってレコードマネジメントのモジュールについて調べていたのですが、そこでDoD 5015.2 Certificationの話題をスルーしていることに気がつきました。


国内でレコードマネジメントをやられている方の感覚としては、「何故DoD?」という感覚のようですね。やはりISO系の認証を得るためのレコード管理という案件が圧倒的に多いという現実があるわけです。その会話の中で仮説として提示していただいたのが、「ISOは自社でルールを決めなければならないが、DoD 5015.2であればルールが具体的で、実装しやすかった」という解釈だったのですが、これはかなり説得力があるのではないかと思います。


プレスリリースで取り上げられているのは最新バージョンのAlfrescoがDoD 5015.2のCertificationを取得したという話ですが、実は以前にも似たような発表がされています。何故今また発表があったかといいますと、基本的にこのCertificationがソフトウェアのバージョンがあがると再取得しないといけない性質のものだからなのだそうです。そのため途中のバージョンでは機能的にはRecord Managementのモジュールをバンドルしていながら、公式には対応を謳っていないという時代もありました。SharePointも同時期に取り組みを強化しているようですし、AIIM関係でもよく記事を見かけるのでまた米国ではレコードマネジメントがブームになっているのかもしれません。


もう少し調査した上で詳しいご報告をさせて頂きたいと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年11月26日木曜日

Alfresco Events - CMIS Virtual Training


In order to support education and training on CMIS, Alfresco is hosting the first CMIS virtual training session designed to explore the specification and share CMIS expertise.

[From Alfresco Events - CMIS Virtual Training]

昨日、といいますか厳密に言えば日本時間の今朝1:00から、Alfresco社のCMISに関するヴァーチャルトレーニングセッションがありました。WebexベースのWebinarです。そのうち録音されたバージョンがダウンロードできるようになると思います。


ここ数ヶ月の間に世界各地で実施されたMeet Upイベントで使ったネタの使い回しのようでしたが、CMISの現状がよくまとまった形で提示されていました。(トレーニングというよりも単なる説明で、特に何かを手元で動かすとかデモがあるというわけではなかったです)


AlfrescoのAspectがPolicy扱いで実装されているとか、CMISのミーティングの現場でどんな議論があったかとか、Apacheファウンデーションで作っているリファレンス実装についてのAlfresco社員の貢献についての話などもありました。講師のGabriele Columbro氏はAlfrescoのコンサルタントとしてアーキテクトのDavid Caruana氏とともにApache Chemistryプロジェクトに参加しているのだそうです。(Gabriele氏は特にMavenに詳しく、AlfrescoでMavenを利用した取り組みもほとんど彼がやっているみたいですね)


CMIS 1.0を迎えて色々と新しい情報もでてくるのかと思いましたが、流石に大幅な変更はないみたいですね。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年11月24日火曜日

KM World Announces Finalists for 2009 Promise and Reality Awards


Alfresco (news, site) which doesn’t really need an introduction, is an open source enterprise content management system with a flexible architecture that provides document management, web content management and collaboration software to enterprise customers worldwide.

[From KM World Announces Finalists for 2009 Promise and Reality Awards]

KM Worldの2009年 Promise and Reality賞という賞のファイナリスト5つが発表されています。KM Worldは文書管理、コンテンツ管理、ナレッジマネジメントなどを専門とする業界誌 KM World Magazineの発行元で、年1回のカンファレンスを恒例としていて今年のイベントがKM World 2009、そこで毎年Promise賞とReality賞を発表している、ということのようですね。


AlfrescoがノミネートされているのはPromise賞の方のようです。


他に挙がっているのは、Autonomy、Cabinet NG、Cormine Intelligent Data、eTouch SamePage、Expert Systemといった顔ぶれで、元記事ではABC順で表記されているため、Alfrescoが筆頭になっています。


上に引用した部分を簡単に翻訳しますと、「Alfresco、今更紹介するまでもないオープンソースECM製品です。柔軟なアーキテクチャを持ち文書管理、Webコンテンツ管理、コラボレーションの環境を世界中のエンタープライズクラスの顧客に対して提供しています」といった感じでしょうか。直後に続くAutonomyが「Autonomy、もう一つの紹介を必要としない、、、」という書き出しなのが他人事(?)ながら少し嬉しいですね。(AutonomyはAlfresco DMでいうところのDocumentumにあたるAlfresco WCMのお手本、Interwovenを買収した会社です)


ファイナリストに残ったというだけで受賞したわけではありませんし、実際に受賞とならない限りはこのBlogで続報を伝えることもないとは思いますが、海外での認知度がますます向上していることを実感しました。(受賞イベント自体はむしろ以前の方が多かったと思いますが、「紹介を必要としない」という扱いになったのはつい最近のことだと思うので)


よく読むとファイナリストはまだまだいるみたいですね。5社をピックアップしたのはCMSWireの判断なのでしょうか。(KM Worldのサイトを直接確認してみました。ここでは紹介のしかたも少し違うみたいです)


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



2009年11月20日金曜日

8 Things SharePoint 2010 Needs to Be a True ECM System - Digital Landfill


For SharePoint 2010 to become the ECM category killer and truly threaten the market share of Open Text, EMC Documentum, IBM FileNet and others, the new version should have the following eight things:

[From 8 Things SharePoint 2010 Needs to Be a True ECM System - Digital Landfill]

8 thingsシリーズから「SharePoint 2010が真のECMシステムになるためには何が必要か」という記事をご紹介したいと思います。



  1. 永続リンク


  2. 1ソースマルチユース


  3. レコードマネジメント機能の改善


  4. メタデータ管理機能の改善


  5. 検索テンプレートと結果の保存


  6. アクセス管理(セキュリティ機能)の改善


  7. 使いやすい監査証跡機能


  8. さらなる業務システムとの連携


以上の8つがあがっています。


単純にECMを名乗るためには性能が足りないとか機能が足りないという話ではなく、実際に従来のSharePointを使いながらその他のECMとのギャップを解決してきた人の立場からの提言になっています。例えば、アクセス管理(セキュリティ機能)のところでも、すでにSharePointには十分強力な制御機構が備わっているが、実際の要件にあわせて権限の割当をおこなっていこうとすると、非常に手間がかかってしまう、という点を指摘しています。


永続リンクに関しての記述からは、SharePoint 2007では個別のコンテンツにユニークなURIを当てはめて外部とリンクをとることができなかったという点を大変重視しているということが読み取れます。通常のECMであれば各コンテンツにはユニークなIDがついているので、それをキーにしてやればいいがSharePointはパス名的な位置情報をからめたIDを使ってしまうので同じ感覚で使おうとすると難儀する、ということのようです。確かに他システムとの連携時に場所とIDが分離されていないのは少し苦しい物があるかもしれませんね。


2010に対する期待がいろいろな角度から表明されているという現状がよくわかりました。


#告知:私たちはMicrosoft SharePointの競合製品でもある英国Alfresco Software社のAlfrescoというオープンソースECM製品をAlfresco社とのパートナーシップに基づいて取り扱っています。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)



「業務の可視化、は誰の責任か」


「業務の可視化、は誰の責任か」という問いから

[From aegif blog: 「業務の可視化、は誰の責任か」という問いから考えた事 (1)]

先日のポストに対し、「結局、誰の責任なの?」というある種もっともな質問が寄せられました。


先日の記事は、あくまでその問いに触発されて考えた事を書き散らしたものなので、問いそのものに答える意図はなかったのですが、確かにそこを無視した記述をしてしまったのは「看板に偽り」の類と見なされてもしかたがないかもしれません。


しかし、率直に言って「状況による」としか言いようがない話であることも事実です。こういう場合は、どういう状況によるのか、をもう少し掘り下げてみるべきですね。



  • 何のために可視化をするのか。システム化か、業務改善か、制度対応か。


  • システム/業務/統制などの各観点を網羅的に理解している人材がいるか。いないとしてそのポジションに一番近いのはだれか。


得意な人、目的に関してポイントを外さない記述ができる人、がやった方が良い、という原則は1つあると思います。


ただ、そもそも業務の可視化や要件定義の文書化に関してユーザ部門側の負担が増えて来つつあるのは事実です。特にパッケージベースのシステムが増えてきた中で、そのメリットを十分に受けるためには、現業部門との緊密な協力体制が必須です。システムサイドの人材の独断により現業部門にとって使用に耐えないシステムができあがってしまう、という悲劇は過去に何度も繰り返されています。その意味で、現業部門を強く巻き込むアプローチ自体には大きな意義があると言えるでしょう。


その意味で、やはり現業部門といいますかユーザ部門がオーナーシップを持つべきタイプのタスクであり成果物であると考えます。スキルや時間的なリソースの問題で対応する余裕がないということであれば、(かなり我田引水ですが)我々のようなコンサルタントを使うという方法もあります。最近ではBABOKという「ビジネスアナリシス」の知識体系も公開されています。こうした技術を活用して、品質の高い業務の可視化と評価を行いつつ、システム側にシステム要件定義を渡していく、というのが現状妥当と考えられているフローになるのではないかと思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)




ERPって何?

30分くらい書けて書いていた記事のデータが消えました。 ectoのリッチテキストエディタモードとタグ入力モードの切り換えをやっただけだったのですが、、、


気持ちを切り換えてより短い文章で取り急ぎまとめてしまいたいと思います。


ITコンサルティングのお仕事の中では、業務アプリケーションの評価、パッケージの選定などを支援させて頂くことがあり、そうした文脈でECMだけでなくERPというのがどういうものなのか、という説明を求められるケースがまだまだ結構あります、というお話です。


ここ数年で中堅企業向けの業務パッケージはほぼすべて「ERP」を名乗るようになりました。しかし、SAPやOracle EBSを取り扱っている方々からみると、それらの中堅向け製品の多くは「本物のERPではない」ということになるようです。では、本物あるいは本格的なERPとして認められるための条件とはなんでしょうか。私は以下の3つの評価基準があり、それぞれの基準に対する合格ラインの設定の仕方が人によってまちまちなので、「本物」「偽物」なんていう議論が生じているのだと思います。



  • 「統合」の度合い


  • 「パラメータ設定」の適用範囲の広さ


  • 「グローバル/大規模」への対応力


の3つの基準に対して、それぞれレベルが設定できます。


「統合」



  1. 製品ファミリに一通りのモジュールがあってメニューも統一されている


  2. 内部で各モジュールがデータ連係している


  3. 内部的にも1ファクト1プレースが徹底されている(モジュール間で重複するデータを持たない)


「パラメータ設定」



  1. 特にパラメータ化されていない


  2. パラメータで業務の流れなどを細かく調整することができる


  3. 導入時のパラメータ設定を効率化するテンプレートが提供される


「グローバル/大規模」



  1. 規模の大きい会社には対応できない


  2. 規模が大きい会社にも対応できる


  3. グローバルな企業グループにもそのまま対応できる


それぞれの項目に対する評価が1であっても、ERPを名乗っているようなソフトは沢山ありますし、それが不誠実であるとも思いませんが、通常ERPと言った場合にはそれよりも少し上の製品群を期待するケースが多そうだということは理解しておく必要があると思います。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)