“Alfresco Records Management Module has the ability to transform the way in which government and commercial organizations approach their governance, retention and compliance strategies, as the open source pricing model will significantly reduce the barrier to regulatory compliance,” said John Newton
[From Alfresco Delivers Governance]
Alfrescoの公式サイトのPressリリースの紹介をしばらくさぼっていました。
ちょっと機会があってレコードマネジメントのモジュールについて調べていたのですが、そこでDoD 5015.2 Certificationの話題をスルーしていることに気がつきました。
国内でレコードマネジメントをやられている方の感覚としては、「何故DoD?」という感覚のようですね。やはりISO系の認証を得るためのレコード管理という案件が圧倒的に多いという現実があるわけです。その会話の中で仮説として提示していただいたのが、「ISOは自社でルールを決めなければならないが、DoD 5015.2であればルールが具体的で、実装しやすかった」という解釈だったのですが、これはかなり説得力があるのではないかと思います。
プレスリリースで取り上げられているのは最新バージョンのAlfrescoがDoD 5015.2のCertificationを取得したという話ですが、実は以前にも似たような発表がされています。何故今また発表があったかといいますと、基本的にこのCertificationがソフトウェアのバージョンがあがると再取得しないといけない性質のものだからなのだそうです。そのため途中のバージョンでは機能的にはRecord Managementのモジュールをバンドルしていながら、公式には対応を謳っていないという時代もありました。SharePointも同時期に取り組みを強化しているようですし、AIIM関係でもよく記事を見かけるのでまた米国ではレコードマネジメントがブームになっているのかもしれません。
もう少し調査した上で詳しいご報告をさせて頂きたいと思います。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)