2009年11月10日火曜日

High Performance Interface (HPI) - Search


HPI Search increases user productivity by enabling less user training, fewer user errors and improved output capacity with an intuitive, streamlined interface.

[From High Performance Interface (HPI) - Search]

ソリューションショーケースも残りわずかになってきました。Technology Services Group社のHPI(OpenContent High Performance Interface)です。


CMISベースで開発されたエンドユーザ向けの作業環境ということのようなのですが、今ひとつリンク先のショーケース内のページだけでは内容が把握できなかったので、Technology Services GroupのWebサイトも見てみました。


元々Documentum上で動作する金融機関向けのソリューションだったようですね。セントラルスキャナからの取り込みやDocumentum等のシステムアカウントを統合したインボックス(受信箱)もつ「ダッシュボード」に加え、フォルダとファイルの管理、ワークフロー、テンプレート、ノート、関連文書リンク、2面表示のビューワといったDocumentumの機能を使いやすくするためのオルタナティヴクライアントとしての「デスクトップ」と、今回ソリューションショーケースとしてAlfresco対応が謳われている「サーチ」の3つのコンポーネントがあるようです。


OpenContent HPI全体としては、DocumentumファミリのTaskSpaceと比較されるようなカテゴリの製品で、WDKなどのEMC独自の技術に依存せずOut of the box(カスタマイズなしの、標準のという意味のIT業界でよく使う表現ですがOOTBって略すこともあるんですね。このページではじめて気がつきました)のDocumentumさえあれば動作する、ということをメリットとしてあげています。SpringベースでSOAP Webサービスを意識した作りになっているということなので全体がCMISベースのソリューションとしれリファインされ、「サーチ」以外のものもAlfrescoに対応する日もそう遠くないかもしれませんね。


、、、と思ったら HPI now supports Alfresco! というリンクを見付けました。リンク先のPDFファイルを読むと、ソリューションショーケースにあった「サーチ」にあたるであろう”Configurable Search and Retrieval”というコンポーネントと"HPI Admin"という管理者向けのコンポーネントの紹介とスクリーンショットが含まれていました。Documentum向けに開発されたすべての機能が網羅されているわけではありませんが、Alfrescoの弱点の一つである管理者支援の弱さを保管するソリューションになっているようです。


(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)