2014年10月30日木曜日

韓国のu-Paperlessというイベントで講演をしてきました

人生初の釜山です。u-Paperless 2014という韓国のDCA Digital Content Associationという日本で言えばJIIMAにあたる団体主催のイベントでドキュメントプロセスアウトソーシング DPO Document Process Outsourcingというテーマで講演をしてきました。(ちなみに、すごく正直なことを言うと、DCAに対しては韓国はこういう活動に政府の後押しがあって羨ましい、という気持ちを持っています。イベントも立派でした。)

様々なトラブルがあったのですが、なんとか生き延びました。

ECM委員長になっての初仕事というつもりで半ば軽い気持ちで引き受けたのですが、(あ、初仕事はeドキュメント JAPAN版ECMサミットでしたね)、思いの外立派な会場で、完全に気合い負けしてしまいました。講演後の食事の席などで、各国の皆さんから暖かい言葉をかけられ、個別に深掘りしたような話もできたので、会場で見られただけの他の出席者の方には大変申し訳ないのですが、私としては収穫の大きいイベントでした。

講演したテーマについては勝手に資料を公開して良いのかどうかまだ判断がつかないので、簡単にここにまとめてしまいますと、

  • DCAより歴史の古い(!)JIIMAの視点からみると、文書管理にはマイクロフィルム・デジタルイメージング・ボーンデジタルの大きな潮流あるいは「時代」があったと言える
  • マイクロフィルムはアナログからアナログ、デジタルイメージングはアナログからデジタル、ボーンデジタルは文字通り始めからデジタルのものの取り込み
  • それらの技術の提供者がオペレーションまで一括で引き受けるアウトソーシングには結構な歴史がある
  • 技術者依存、ハードウェア依存、ソフトウェア実装、という形で後に行くほど取り扱いに(つぶしが利かない技術という意味での)専門性が不要になっていく
  • アウトソーシングの分野でもBPO一般の事業をやっているプレイヤーや、所謂一般事務派遣に強い会社からのドキュメント関連プロセスへの参入がある
  • e-Governmentのランキングなどから見ても韓国はボーンデジタルへの移行という意味で日本の先を行っている
  • 日本の場合はドキュメントイメージングが主戦場であるという認識だが、そこにボーンデジタル時代の技術が援用できているという面白さもある
  • 例えば(現地で紹介した事例)では3、4ヶ月でこれだけの処理能力があるセンターが立ち上がっている
  • 新しい技術の活用とともにスキャニング前の事前準備の段階にノウハウの集積があるという点も重要である。このステップで時に10倍近くの生産性の差が生じると言われている
  • ドキュメントイメージングの必要性は今更指摘するまでもないところだが、このように事業者側の組織的な学習の実態もあるので、業界全体は今後も成長を続けると考える

というような内容でした。いや、絶対こんなにちゃんと喋れてないですけど。後で英訳してメールも送っておこうかな…

会場であったBEXCO

(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)