2009年8月26日水曜日

仮想化を巡る動き、SpringSource続報 InfoQ: SpringSource Cloud Foundryが公開される


InfoQ: SpringSource Cloud Foundryが公開される





先日、ここでも取り上げたVMWareによるSpringSourceの買収ですが、さっそく次の動きが見えてきましたね。

SpringSourceがCloud Foundryの買収とSpringSourceの名を冠したSpringSouce Cloud Foundryという製品の概要を発表しました。

Cloud FoundryはSpringベースのJavaアプリケーションやGrailsアプリケーションをAamazon EC2クラウドにデプロイし管理するツールを提供しています。今後はSpring Tool Suite、Roo、Mavenなどによるビルドにも対応させていく予定だそうです。

Springベースのアプリケーションの管理手法が整備されていく流れが綺麗に描かれていると感じますが、実際にVMwareとのシナジーが出て、”プライベートクラウド”へのアプローチが明確化されるのはもう少し先なのかもしれません。如何にもバズワード、な感がある「仮想化」「クラウド」ですが、我々も立場上真面目に評価のフレームワークを考えておかないといけません。(仮想化されたJVMで従来のJ2EEアプリの延長にあるソフトウェアを動作させるという方法と、初めから分散環境に特化した技術で1からソフトウェアを書き起こすという方法の対立は、RDBMSとXMLDB/OODBの対立に近いものがあると思います。なので、そこをとりあえずの出発点と考えています。が、この対比についてはすぐボロが出そうなので、Blog上は深追いするとしても別の機会にします)

いずれにしてもすぐ結論がでるようなことではないようですね。元記事でもVMWareについては、”リソースが増えた”って側面にまず触れる形のようですし。

��文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)