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数少ないリクエストにお応えするためにCMISの話を。
とはいえ先日の0.62以後は特に表立った発表はないので、Alfresco BlogのCMIS関連ポストのうち比較的新しいものをご紹介したいと思います。6月24日の記事ですね。
まず、その時点での「今」の話から。だいたい以下のようなことが書かれています。
- 3.2 LabsのSVN HeadのバージョンでCMIS関連の機能が強化されました。v0.61の必須機能とオプショナル機能の大部分を実装しています。
- 表面上だけラップしたものではなくエンジンの深いところから対応させています。
- ActiveVOSのエンジニアにも「Alfresco CMIS Service just works」と高評価を受けました。
- テストツールも作って品質向上に努めています。他のCMIS実装とも共有できるかもしれません。
- 特に「売り」なのがクエリ機能です。(Joinには非対応ですが)
- SQLクエリの中でAlfrescoの新しい全文検索クエリ言語であるAlfresco FTS Languageを使うこともできます。しかも、この言語セットはAlfrescoリポジトリから離れてスタンドアロンでも利用可能です。
そして、「次」の話。
- とにかく、Alfrescoとしては積極的にCMISに投資しています。
- CMISのAPIとSURFプラットフォームを活用してAlfresco Share上にレコード管理のアプリケーションを構築しました。
- これによりAlfresco以外のCMISリポジトリにShareからアクセスする、という図式にも一歩近づいたといえるでしょう。
ということで、技術的には結構面白いことになっているのではないかと思います。個人的にはFTSの方が気になりますが(DocumentumでいうところのDQLのRepeatフィールドみたいなことができるということでしょうか?)、元記事が強調しているのは「次」の方でしょうね。実際、このCMISクライアントとしてのAlfresco製品という取り組みに関しては、専用のスライドまで用意されています。余裕があればこれも日本語化したいですね。
(文責 Ishii Akinori IT-Coordinator)