2007年11月16日金曜日

Alfresco Community Conference in Paris

リンク: Alfresco



パリで開催されたAlfresco Community Conferenceに参加してきました。
Community Conferenceへの参加は初めてでしたが、今後のVision、Road Map、デモ、事例紹介など、興味深いプレゼンテーションが聴くことができ、大変面白かったです。
何よりも、普段Eメールでしか会話したことのないAlfrescoのメンバーと顔をあわせることができたのが良かったですね。
やはり、見たことのない人とのメールのやり取りより、相手の顔を頭に浮かべながらやり取りをするほうが、コミュニケーションも円滑になります。



Conferenceでは各セッションに質問タイムがあるのですが、日本と同じようにあまり手を挙げて質問する人はいませんでした。活発に質問するのはアメリカ人だけなのでしょうか。
その代わり、ランチタイムには、テーブルに豪勢な食事(前菜、メイン、デザート)が用意され、その席に座ったAlfrescoメンバーの人と気軽に会話ができるような形になっていました。
日本では立食形式のコミュニケーションセッションはありますが、あまり着席形式のものは聞かないように思います。こういうのは面白いですね。
我々の席にはAlfresco Supportチームの人がいたため、日本からの要望をしっかりと伝えてきました。日本語関連のエラーが少なくなるように今後に期待です。



Road MapなどConferenceの内容は、また後日、紹介したいと思います。



(文責 Shonosuke Kano)



Alfresco Press Releases - Alfresco Launches First Enterprise Application for Facebook

リンク: Alfresco Press Releases - Alfresco Launches First Enterprise Application for Facebook.



こんばんは、aegif 技術担当役員の石井です。また少し間があいてしまいましたが、Alfrescoがまた面白いプレスリリースを出しましたので、簡単にご紹介を。



Alfrescoの最新バージョンではWikiやBlogとの連携が可能になっています(今のところ、あくまで拡張という扱いですが)。今回発表されたFacebook(SNS)との連携はその路線をさらに推し進めたものですが、WikiやBlogといった仕掛けではなくFacebookという具体的な他社のソーシャルサービスとの連携であるというのが面白いと思います。
これによりFacebookのユーザは自分の組織のAlfrescoリポジトリの最新情報をFacebook側のインターフェースで把握することができるようになります。弊社でも社内の情報共有のためにSNSを導入していますが、今のところ社内のAlfrescoリポジトリとは完全に分離されています。これらがうまく連携すると確かにコラボレーション環境としては相当使い勝手が向上するのではないかと思います。



FacebookにはAlfrescoユーザのコミュニティがあるため私もアカウントを取得しています。なるべく早く試してみたいと思います。(SVNのソースツリーを見て前々からそういうモジュールができつつあることには気がついていたのですが、なかなか面白いタイミングで面白いものを発表してきたものだと思います)



(文責 Ishii Akinori ITC)



2007年10月26日金曜日

日本語によるAlfrescoコミュニティサイトAlfresco Forum JP正式オープン

aegif 技術担当役員の石井です。



かなり以前から折に触れ話題にさせていただいているAlfrescoフォーラムの日本語版がようやく立ち上がりました。本日正式オープンです。



今まではこのBlogでご質問等に対応させて頂いておりましたが、今後はフォーラム側でやって行きたいと思います。



今後ともよろしくお願いします。



Alfresco Forum JP



(文責 Ishii Akinori ITC)



2007年10月20日土曜日

An Open-Source Project with a Marketing Team. Imagine That. | Advice and Opinion

リンク: An Open-Source Project with a Marketing Team. Imagine That. | Advice and Opinion.



こんにちは、aegif 技術担当役員の石井です。



CIO MagazineにAlfrescoを扱った記事が出ていたようです。開発者とコードを中心に自然発生的に拡大していく一般的なオープンソースプロダクトと、Alfrescoのやり方を対比しています。Alfrescoの場合ははじめからまとまった資金をもって、FileNetやDocumentumなどの商用製品と競合すべくマーケティング活動を展開しています。ある意味で”オープンソースであること”自体もマーケティングの重要な要素の1つとなっていると言えるでしょう。



この記事に対してecmarchitect.comのJeff Pottsがさっそく反応を示しています。曰く、「Alfrescoの競合がJoomlaやDrupalではないという洞察は正しいが、広くオープンソース業界を見渡せばAlfrescoよりも大きな予算をもってビジネスマーケティングを展開しているプレーヤは珍しくない」。さらにそこに元記事の記者であるEsther Schindlerが、「確かにRedHatなどはより大規模な活動をしているが、はじめからビジネスマーケティングを意識して立ち上げられてるオープンソースプロジェクトは(唯一であるかはともかく)やはりとても希有な存在と言えるのでは?」というコメントを付けています。



我々aegifも元々はエンタープライズ系のソフトウェアを主に扱っていたコンサルタントを中心としたチーム構成であり、オープンソース関連の調査・インタビューの中ではやや珍しいプレイヤーだと認識されることが多いように感じています。AlfrescoのCommunity NetworkによってECM製品のメリットをより多くの(具体的には中小規模を含めた)企業に紹介していくという活動も、もちろん今後も続けていくつもりですが、エンタープライズクラスのニーズに向けた日本語での情報発信をもっと増やしていくべきではないか、と少し反省しました。



(文責 Ishii Akinori)



2007年10月19日金曜日

Open source CMSes prove well worth the price | InfoWorld | Review | 2007-10-08 | By Mike Heck

リンク: Open source CMSes prove well worth the price | InfoWorld | Review | 2007-10-08 | By Mike Heck.



こんにちは、aegif 技術担当役員の石井です。



少し前の記事になりますが、InfoWorldにオープンソースCMS製品比較記事が出ていました。Alfrescoはそのなかでもかなり高い評価を受けています。ここでいうCMSとはWCM、つまりWebコンテンツの管理システムを意味しているので、比較対象となった他の製品も、



  • Plone


  • Joomla


  • DotNetNuke


  • Drupal


など、普段のECMとしての比較では出てこないような顔ぶれになっています。



Alfresco WCMについてはInterwoven出身の開発者達の活躍もあり、設計・ポテンシャルという意味ではかなりの期待を寄せていたところではありますが、率直に言ってまだ他製品と比べれば成熟度が低いと思っていたため、今回の好評かは私にとっても少し意外なものでした。(WCMの初期リリースからそれなりに時間もたっているので、純粋に私がAlfrescoチームの実力を過小評価していたということかもしれません)



評価指標はEase-of-use(使いやすさ)、Features(機能)、Security(セキュリティ)、Scalability(スケーラビリティ)、Management(管理機能)、Value(他製品との比較による総合的評価)の6項目にならんでいます。それぞれを10点満点で評価した上で、その平均をとって最終的なスコアとしています。Alfrescoは9.2ポイントで5製品中トップの成績です。(Valueの項目自体が総合評価ではないか、という点が気になりますが、これはInfoWorldが持つレーティング方法論によるものであるようです。まず、ここに出てこないInteroperabillity(相互運用性)、Performance(パフォーマンス)などを含めた11の項目が定義されていて、そこから評価対象にあった項目をピックアップして比較記事を書いているということのようです)



Alfrescoのスコアの内訳は、



  • Ease-of-use 9点


  • Features 10点


  • Security 9点


  • Scalability 9点


  • Management 8点


  • Value 9点


となっています。Managementの項目だけはJoomlaとPloneの9点に遅れをとっていますが、他の項目についてはすべて1位です。



ECMエンジンとしての実力に加え、CIFSアクセスやJSR-170対応などが特徴として紹介されています。



我々ももう少し落ち着いてきたらWCMについての情報発信もしていきたいと思います。



(文責 Ishii Akinori ITC)



2007年10月18日木曜日

Alfresco Makes Leading Java Implementation JLAN Shared File Drive Interface Available via GPL

リンク: Alfresco Makes Leading Java Implementation JLAN Shared File Drive Interface Available via GPL.



aegif 技術担当役員の石井です。



Alfrescoの特徴的な機能の一つであるCIFS対応機能(Windowsの共有フォルダとしてドラッグ&ドロップに対応する機能)を実現しているオープンソースミドルウェア(ファイルサーバ)JLANがGPLライセンスに移行したようです。JLAN自体はAlfrescoよりも前から存在するソフトウェアですが、開発者がAlfresco社のメンバーになっており、メンテナンス・サポートもAlfrescoの名前でやっているようです。



CIFS・NFS・FTPの主要なファイル転送用プロトコルをサポートし、各種の認証基盤に対応しているミドルウェアのニーズは広く存在するはずであり、AlfrescoはこのJLANもOEM戦略に取り入れて活動していく模様です。



当面aegifとしてその部分の商用サポートを行う予定はありませんが、OEM戦略全体の動向調査の中で注意深く見守って行きたいと思います。



(文責 Ishii Akinori ITC)



2007年10月13日土曜日

”ワークフロー”について

ご無沙汰しております。aegif 技術担当役員の石井です。



具体的に何かお知らせをする内容があるわけではないのですが(本当は沢山あるのですがまだまとめきれていないためもう少しお待ちください)、今回は文書管理システムのお仕事のなかで頻繁に遭遇するキーワード ”ワークフロー”について書かせて頂こうと思います。ここでいうワークフローとは稟議書に代表されるような「承認業務の電子化」を意味しており、たとえば「Webサイト構築のワークフロー化」のようなビジネスプロセスそのものの見直しなどは対象外と考えてください。



まず、我々はワークフローのソリューションを大雑把に3種類に分けて考えています。第一に、ワークフローのための専用ソフトを導入するケース。次に、これが我々の得意分野ということになりますが文書管理システムをベースとしてその上にワークフロー環境を構築するケース。最後に、それ以外の(例えばERPパッケージやグループウェアなどの)システムの上に構築するケースです。



ワークフロー専門のソフトというと、純粋なアプリケーションとBPMエンジンといわれるようなミドルウェア的なものの2通りが考えられますが、ここでは純粋なアプリケーションを対象としています(BPMエンジンはどちらかと言えば3つめのカテゴリに含まれます)。専用ソフトはやはり使い勝手という意味で他の選択肢よりも優位性があります。特にシステム全体がそのワークフローのために構築されているという意味で、ユーザ側の混乱が最小化できるという意味でユーザビリティは他の方法に比べて一段高いレベルにあると言えるでしょう。価格も低廉なものが多いため、予め特定の「ワークフロー化したい申請業務」が明確かされており、その業務だけを対象とするのであればこのカテゴリのソリューションが最適解になる場合がほとんどであると考えられます。逆に、他のシステムと連携させる必要がある、各申請の経過や結果を文書として保管するアーカイブ要件がある、他の文書と統一の全文検索基盤の対象としたい、などの要件とは相性がよくありません。



次に文書管理システムを利用する場合ですが、文書管理システムのワークフロー機能というのはあくまでそのシステムで管理する文書の取扱方法の1バリエーションに過ぎません。文書管理システムのリポジトリ内でのステータス情報を切り替えるというのがその本質であり、ユーザは文書管理システムの標準的な使い方に習熟していることを期待されてしまいます。もちろんメール通知機能やID統合機能など様々なサポート機能が整備されてはいますが、やはり使い勝手という面では専用システムに及ばない部分がどうしても出てきてしまいます。これは、文書管理システムが「基盤」となることで真価を発揮するタイプの仕組みである以上仕方がないのかもしれません。逆に、全文検索やアーカイブの要件や、システムに直接関与できない社外を取り込む(たとえばスキャン文書を取り込めばワークフローの一部をFAXとすることもできます)などの複雑な要件に対する対応力は極めて高いと言えます。



最後にその他のパッケージシステムを利用するケースですが、この場合の最大のメリットはユーザ側からみたインターフェースの統一にあると考えています。専用ソフトの場合はその承認業務のためだけのシステムを呼び出す手間がありますし、文書管理システムの場合もその文書管理システムにログインする必要があります。シングルサインオンなどでその手間をある程度低減することはできますが、結果的に何種類ものシステムを使い分けなければならないことに代わりはありません。しかし、ERPやグループウェアなどの既存の基盤に統合できれば、あくまで今まで使っていたシステムの延長線上で実現されるため、エンドユーザが把握すべきシステムの数は増えないわけです。この場合の弱点は主にコストとワークフロー機能自体の柔軟性にあります。ですので、やはり対応するべき業務がすでに明らかになっており、かつ連携すべきシステムも明確である場合にこそ選択されるべきソリューションということになるかと思います。



弊社はECMを得意分野としているため2番目のカテゴリである文書管理システムベースのメリットを説明させていただくことが多くなりますが、実際の提案活動の中では以上の分類を踏まえて専用ソフトなど他の選択肢を推薦することもあります。我々がお話をお聞きする時点では3番目の選択肢はお客様側ですでに棄却していることが多いため、3番目を改めてお勧めするというケースはあまりありません。Alfrescoの導入を前提としないワークフロー要件の検討も業務として行っておりますので、具体的な課題をお持ちの方は是非一度お話をお聞かせください。



(文責 Ishii Akinori)



2007年9月18日火曜日

Think ITの第2回記事

リンク: [Think IT] 第2回:AlfrescoがECMとして優れている理由.



おはようございます。aegif マーケティング担当役員の加納です。



先日、ThinkITさんに投稿した記事を石井より紹介いたしましたが、第2回の記事が引き続き掲載されています。題して、AlfrescoがECMとして優れている理由。Alfrescoの実際の画面スクリーンショットなどを交えて、基本的な機能について説明しています。日本語版の画面を実際にお見せできる機会も限られており、なかなか画面のご紹介をできていませんでしたが、この機会に是非ご覧ください。



(文責 Kano Shonosuke)



2007年8月24日金曜日

Alfresco ホワイトペーパー

リンク: Alfrescoホワイトペーパー - Alfresco Document Management 100% OpenSource



こんにちは。aegif マーケティング担当役員の加納です。



メディアへの露出とともに、Alfrescoについてのお問い合わせが増えております。
我々の力不足のため発信している情報が少なく、皆様にご迷惑をおかけしています。
数はまだ少ないですが、Alfresco社のホワイトペーパーを日本語化し、CNetZDNetのホワイトペーパーライブラリーに掲載しています。
会員登録の必要がありますが無料で入手できますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。





(文責 Kano Shonosuke)





2007年8月13日月曜日

ThinkITへの投稿

リンク: [ThinkIT] 第1回:NASAにも導入されたAlfrescoとは? (1/3).



おはようございます。aegif 技術担当役員の石井です。



ThinkITさんに記事を書かせて頂きました。本当にご紹介程度の内容ですが、Alfrescoを紹介する機会を頂いて大変ありがたいと思っています。(NASAにも導入された、という引きはいかにもという感じですが)



おかげで弊社のWebサイトやこのBlogのアクセス数も(もちろん一時的な効果でしょうが)伸びています。その他のメディアからもお声をかけて頂いているので、さらに積極的に情報配信をしていければと思います。



#ところでITコーディネータであることをThinkITさんのプロフィール上でも明示させて頂いた方が良かったのでしょうか? 知識ポイントになりそうな気がします。(今年はCISAの試験で賄えるはずなので無理にポイントを稼ぐ必要はないんですが)



(文責 Ishii Akinori ITC)



2007年8月8日水曜日

AlfrescoForge: Japanese Language Pack: 2.1

リンク: AlfrescoForge: Japanese Language Pack: Project Info.



各方面から問い合わせを頂いておりますので、まだ品質向上のために一部のメッセージを変更する可能性はありますが、日本語パックプロジェクトへのリンクを再度張っておきたいと思います。



(文責 Ishii Akinori)



2007年8月7日火曜日

Documentum 新バージョン発表とその影響

リンク: Trends: Documentum formally announces D6.



おはようございます。aegif 技術担当役員の石井です。



先週末にいよいよEMC社が伝統あるプロプライエタリECMパッケージであるDocumentumの新バージョンを正式に発表しました。CMS Watchがいち早く反応した記事を載せています。



やはり今回のバージョンアップはSOAを中心とする開発環境の充実にあるようですね。DocumentumチームはAlfresco社と同じく、OEM戦略など企業システムの基礎コンポーネントとしてECM製品を利用するというコンセプトについて情報発信をしていたので、これは自然な帰結であるように思います。



CMS Watchでも、忠誠度が高いDocumentumユーザ(その多くが、昨今話題が豊富なOracle/IBM Filenet/Alfrescoにまさに開発上の利便性という意味で興味をもっていた)にとって、結論として喜ばしいニュースである、というような言い方をしています。



結論として、という言い方になってしまうのはもちろん、ECMパッケージにとって新バージョンへのアップグレードが非常に手間のかかる作業である、という大前提があるからです。新しいバージョンの発表により旧バージョンへのサポートにも不安が生じます。これは現時点では新参のAlfrescoにとっても大きなビジネスチャンスであると言えるでしょう。我々としても、安全にシステムを移行させるだけでなく、その後のサポートも含めてお客様に安心していただけるサービスを提供していかなければなりません。



(文責 Ishii Akinori ITC)



2007年8月6日月曜日

Release 2.1

リンク: Release 2.1 - AlfrescoWiki.



おはようございます。aegif 技術担当役員の石井です。
先日、加納がVersion 2.1の話題に触れてから1週間以上が経ってしまいました。遅れてしまって申し訳ありません。



以下、技術者向けリソースであるAlfresco WikiのVersion 2.1についてのまとめページの内容のうち新機能に関する部分を抜粋してご紹介したいと思います。



コアとなるECM部分の機能



  • WebScript: RESTベースのリモートAPIから利用できるサービスやUI部品が増えました。


  • Javascript API: ユーザ管理、WCM、ワークフローなどについて機能強化されました。


  • PHPスクリプティング: WebScriptの言語として利用可能になり、AMP形式でのパッケージングに対応しました。


  • WebScriptデバッギング: Javascriptデバッガが統合され、Alfresco環境上での開発効率の向上が期待できます。


  • FreeMarkerテンプレートAPI: ワークフロー、WCMへのサポートを強化しました。


  • JSR-168ポータル統合: WebScript機能の統合を果たしました。またLiferay 4.3およびJBoss Portal 2.6との統合でGA認証を取得する予定です。


  • Word2003統合: Microsoft Wordから直接リポジトリへの書き込みをすることができます。


  • Webクライアント統合: WebScriptをAlfresco標準のWebクライアントと組み合わせて使うことでスペースの見栄えをカスタマイズできます。


  • JSR-168ポートレット: AJAXを利用したフィッシュアイズーム、サムネイルなどの構築済みポートレットが同梱されています。


  • Office用スクリプト: 構築済みのWebScriptを利用してOfficeからチェックイン/チェックアウトをしたり、バージョン機能を利用したりできるようになりました。


  • ワークフロー: コメント、履歴、タイマーなどの機能が追加されました。


WCM関連の機能



  • コンテンツのデプロイ: Enterprise 2.0.1Eからの機能でコミュニティ版での評価を開始しています。トランザクション処理、インクリメンタルなデプロイ、複数サーバへの対応、などの特徴を持ちます。


  • 検索: 最新のステージング環境に対する非同期インデクシングの機能を実装しました。


  • コンテンツのローンチング: 変更のレビューのタイミングで公開開始の時間を設定できます。公開承認後もレビュワのサンドボックスでその内容を追跡できます。


  • コンテンツの失効: 失効日を設定して自動的にコンテンツの公開を廃止することができます。


  • ロック: Webクライアント上で編集されたコンテンツを任意にロックすることができます。


  • TinyMCEツールバー: ツールバーのカスタマイズが可能になりました。


β版扱いの機能



  • WCMポートレット: MyWebFormsやMyModifiedを表示するポートレットが同梱されています。


  • リンク管理: リンクのバリデーションチェックができます。


  • リモートファイルサーバへのデプロイ: ステージングのスナップショットをリモートのサーバへトランザクション処理として転送できます。RC1以降のバージョンに同梱される専用のサーバサイドのサービスをインストールする必要があります。


  • ブログ投稿: Alfresco上のコンテンツを外部のWordPressやTypePadへの投稿として公開することができます。この機能はAMP形式で公開されています。


(文責 Ishii Akinori ITC)



2007年7月24日火曜日

Alfresco2.1コミュニティ版リリース

リンク: Alfresco2.1コミュニティ版リリース.



こんにちは。aegif マーケティング担当役員の加納です。



弊社のニュースリリースにもありますが、Alfrescoの最新版であるAlfresco2.1のコミュニティ版がリリースされました。
今回のAlfresco2.1では、RESTベースの"WebScript"を活用し、他のシステム・ツールとの連携がより簡単に行えるようになりました。
2.1のリリースにあわせて、弊社でも日本語のランゲージパックを作成しております。
詳細については、あらためて弊社CTOの石井よりご案内させていただきます。



(文責 Kano Shonosuke)



2007年7月9日月曜日

Content Log: Alfresco Now a Sourceforge Finalist

リンク: Content Log: Alfresco Now a Sourceforge Finalist.



こんばんは。aegif 技術担当役員の石井です。



SourceForgeのCommunity Choice Awardsの企業向けソフト部門にAlfrescoがノミネートされているようですね。投票期間は今月20日までのようです。



同部門における他の候補は、



  • ADempiere Bazaar




  • vtiger CRM




  • WebGUI




  • Zimbra Collaboration Suite




  • Hobbit monitor




  • OpenNMS




  • OrangeHRM




  • Firebird




  • Openbravo ERP


といったところのようです。他のものと違ってAlfrescoは企業向け部門だけのノミネートとなっています。



(文責 Ishii Akinori)



2007年7月5日木曜日

ビアクルーズパーティー

おはようございます。aegif マーケティング担当役員の加納です。



このブログや弊社社長のブログでも触れられていますが、先日東京湾でビアクルーズパーティーを開催しました。
aeigfだけでなく、仲良くさせていただいている友人の方達との共同企画でしたが、
200人もの人に集まっていただき、好評のうち終了することができました。
来ていただいた方はどうもありがとうございました。
夜景や音楽や風(小雨まじりでしたが)やお酒などと色々な要素がありましたが、
やはり多くの人に来ていただいたことが、パーティーを華やかにし、
好評であった一番の理由かと思います。



こんなに多くの方に来ていただいた要因としては、
 ・ビアクルーズという企画自体が面白かったこと
 ・参加費を気軽な価格帯に設定したこと
 ・人数を限定したこと(実は最初の案内では120人限定としていました)
などが挙げられますが、私個人の思いとしては、
 ・今まで培ってきた人間関係と信用
の成果だと感じています。(自画自賛になってしまいますが)
「あの人の企画だから楽しいに違いない」
「あの人が企画しているから大勢連れて行って盛り上げてあげよう」
といったように、まずは個人を信用していただき、
それが企画への期待へとつながったのでしょう。
これは、前回の忘年会での雰囲気や日々のお付き合いの中で生まれるものだと思います。
こういった毎回の積み重ねで信用力が高まっていくのでしょう。



この事は会社にも当てはまると思います。
大企業であれば、企業の信用力で個人の信用力をカバーしてもらえます。
しかし、弊社のような社歴も短く小さな企業では、個人の信用力の積み重ねが企業の信用力となっていきます。
いかに個人に対して信用力をつけるかということが非常に重要ですので、
日々の一つ一つの仕事を真摯に行わなければいけないと改めて思いました。



今回のパーティーで残念だったのが、多くの方に来ていただいたため、
私自身が直接お誘いした方とゆっくりお話しすることができなかったことです。
一部の方とは話をしたり共通項のある方を紹介したりすることができたのですが、
全員とは話をすることができませんでした。非常に申し訳ないと思っています。
次回はもう少し人数を抑えてコミュニケーションを深くできる形にしたいと思います。



(文責 Kano Shonosuke)



2007年7月2日月曜日

プロジェクトマネジメント講座

リンク: プロジェクトマネジメントのアイシンク株式会社 PMシミュレーション講座.



おはようございます。aegif 技術担当役員の石井です。



先日、PMP資格維持のためにアイシンク株式会社さんのPMシミュレーション講座を受講してきました。
理想形としては4人1チームで4チームくらいの競争をするのが最も効果的な教材の使い方、ということでしたが、今回は急遽キャンセルが出てしまったため、2人だけのチームで挑戦することになりました。
予め設定されている作業の流れ(アクティビティダイアグラムとガントチャートが用意されています)に対してリソースを配分し、次々と発生する問題にリアルタイムに回答していく、というなかなか興味深い講座でした。EVMベースでコスト・スケジュールを評価されてしまうため、クリティカルパスに着目して当初計画のもっていたフロートを最大限活かすような計画にくみ直していた我々のチームは「上司」から何度も苦言を呈されてしまいました。このあたりは、ツールの柔軟性に問題があるともとれる点ですが、逆にEVMの特性がよく理解できて面白かったです。
また、このツールの背後にあるモデルはチームメンバーのモチベーションという要素を重視していて、QCD+モチベーションを常にモニタリングしながら作業を進める形になります。その中で、モチベーションを向上させる具体的な施策として、



  • 全員参加のチームミーティング




  • 1対1のディスカッション




  • 懇親会(昼食、スポーツなど)




  • パーティ




  • トレーニング


などが設定可能です。なかでも印象的だったのがパーティです。
重要な課題をこなした後に、機を逃さずに”パーティ”をすると、コミュニケーションも円滑になりモチベーションも上がる、ということでシミュレーション内でもかなり大きな効果が現れる設定になっていました。欧米的だなぁ、という感想をもちましたが、講師の先生(PM専門のコンサルタントとして現場でも活躍されている方です)曰く、日本の実務においても非常に効果的なんだそうです。
弊社でも何度かパーティ的な催しを実施したことがありますが、プロジェクト内でのイベントとしては経験がないので、機会があればどこかで試してみたいと思います。



(文責 Ishii Akinori)



2007年6月30日土曜日

Alfrescoと内部統制

おはようございます。aegif 技術担当役員の石井です。



先日、内部統制についての取り組みとAlfrescoについて簡単に触れさせて頂きましたが、その内容が誤解を招きかねないものだったという指摘を社内から受けました。内容自体が不適切だったわけではありませんでしたが、私にとって新鮮な指摘であったため、そのやりとりについても追加でご紹介させて頂きたいと思います。(実際には、前回の投稿の内容だけでなく、外部のお客様と内部統制やAlfrescoについてお話をさせて頂く機会全般についての指摘でしたが)



その指摘とは、「結局、Alfrescoが内部統制対応に使えるのか使えないのかよくわからない(事業内容として親和性が高いと言っているのに、現行の内部統制プロジェクトで推薦していないというのは矛盾ではないのか?)」というものでした。



前回も少し触れましたが、我々は現行の内部統制対応プロジェクトに関しては、コンサルタントとしていたずらに「日本版SOX法対応パッケージ」というような言い回しをするわけにはいかないという事情があります。現在の日本版SOX法という文脈においては、業種や各企業の個別の事情を超えた統一的な基準というのは存在していないからです。また、金融庁や各監査法人や公認会計士協会が発信している情報を読む限り、必ずしもIT投資をしてIT基盤を技術的に強化することが求められているとも言いづらい状況があるわけです。我々が現在取り組んでいる内部統制関連のお仕事の中では日本版SOX法への対応プロジェクトが主流ですから、その要求に対する答えとしてAlfrescoを位置づけるのは難しいということになります。



しかし一方で、単なる日本版SOX法に対する法対応としての作業と、”内部統制の強化”というコンセプトの間には大きなギャップがあり、その線引きに今現在も多くの企業で悩みを抱えている状態だと思います。我々の上記の矛盾点もそこに起因しているといえそうです。



つまり、「Alfrescoは日本版SOX法対応(プロジェクト)ツールではないが、内部統制の強化を実現できる製品である」というメッセージをもっと明確に打ち出す必要があったと反省しました。



ここしばらくの間、日本版SOX法対応のプロジェクト支援ツールとして、フローチャートなどの文書化を行うためのドローイングツールと、それらの文書を管理するための文書管理ツールが必要である、というのがある種の定説とされてきました(現在は運用面に着目したツールに関心が移りつつあるようですが)。そういう意味では、Alfrescoも内部統制文書のための文書管理ツールとして使うことはもちろん可能です。しかし、Alfresco導入のメリットはそこに留まるものではありません。弊社としては、より実質的な効果を上げられるところを対象にした導入を提案していきたいと考えています。
#Alfresco社以外のECMベンダーが、あまりSOX法対応のみを対象とした取り組みに熱心でないように見えるのもそのあたりに理由があるのではないかと考えています。



(文責 Ishii Akinori)



2007年6月25日月曜日

Blog再開

おはようございます。aegif 技術担当役員の石井です。



おかげさまで弊社もいくつものプロジェクトを並行させる状況となり、現場仕事に忙殺されてしばらく投稿できませんでした(完全にマーケティング担当の加納にまかせきりでした)。最近になってようやくペースを摑めてきましたので、今後はもう少し技術トピックも投稿していきたいと思います。



ここ数ヶ月の間はいわゆる日本版SOX法のお仕事が大きなウェイトを占めていました。今後もしばらくその状態は続くと思います。と、いう書き方をしてしまいますと、『SOX法対応ソリューションとしてのAlfresco』の話をしていると思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現時点では弊社としては特にそういう形でのプロモーションはしておりません。



我々はAlfresco社のパートナーであると同時に、会計とITのコンサルティングファームでもあります。日本版SOX法関係のお仕事はあくまで内部統制のコンサルタントとして参画させて頂いております。今はまだ各社とも内部統制についての方針を決め、自社の業務を可視化し、改善の必要があるポイントを絞り込んでいる段階です。Alfrescoなどの文書管理、コンテンツ管理を強化するソフトウェアの導入という具体的施策を検討するのはまだ時期尚早である、というケースがほとんでではないかと思われます。



また、Alfresco社もあまりそういったプロモーションはしていないようです。というのも、AlfrescoのようなECMツールの場合、「監査証跡・ログ」「バックアップ」「アクセス制御」「バージョン管理」などの機能はいわば従来から出来て当然の標準機能であり、SOX法対応などのキーワードに絡めるには、新鮮味に欠けるという事情があるような気がします。このあたりの話題については具体的な事例が出始めた時点で、またあらためてご紹介したいと思います。



(文責 Ishii Akinori)



2007年6月8日金曜日

LinuxWorld Tokyo を終えて

リンク: LinuxWorld Conference & Expo/Tokyo 2007.











5月30日から6月1日までLinuxWorld Conference & Expoへ参加してきました。
Booth0601_21 去年より参加者が多かったようですが、全体としては少しさびしかったような気がします。とはいえ、3日間の開催とあってCOSF
時よりも多くの方にAlfrescoをご紹介することができました。また、実際は、たくさんの方に来ていただいても、弊社の説明できる人数が限られてい
て、ゆっくりご説明できないことも多くありました。次回
はもう少し体制を強化して、さらに多くのメリットや機能などをご紹介したいと思います。



既にAlfrescoをご存知の方やNECさんのSpikeSourceソリューションの中で紹介されていたりと、Alfrescoの認知度も高まっているのを感じました。また、今回はユーザのお客様だけでなく、ソリューションパートナーとなるような企業の方々からの関心が高かったようです。様々な企業の方とパートナーシップを結んで、幅広くAlfrescoを展開していきたいと思います。



( 文責 Kano Shonosuke )



2007年5月23日水曜日

Webサイトリニューアル

リンク: イージフ|aegif.



Webサイトをリニューアルしました。
blogのほうに力をいれていて、Webサイトは、設立したての時にとりあえず作ったまま、1年経ってしまいましたが、1周年を期にリニューアルのプロジェクトを立ち上げ、遂にオープンとなりました。



まだまだcoming soonのページが多いですが、順次コンテンツや絵を充実させていく予定です。
また、Webサイトリニューアルにあわせて、当社CEOのblogもはじまりました。題してフジイメセン。これも、計画はずっと前からあったのですが、遂にオープンになりました。こちらもあわせて、よろしくお願いします。



(文責 Kano Shonosuke)



2007年5月2日水曜日

Roadmap - Alfresco 3.0

リンク: Roadmap - AlfrescoWiki.



11月にリリース予定の3.0のRoadmap情報をAlfresco Wikiからご紹介します。
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Release 3.0 (end November 2007)
リリース3.0は11月末に提供する予定です。(11月はAlfrescoの会計4半期末になります)



  • RESTベースAPI
    この時期までに新しいコンテンツ管理標準規格がRESTベースで策定されると見込んでいます。


  • JSR-283
    このリリースで、JSR-283(JCR2.0)のいくつかの機能を実現します。


  • SQLベースクエリ言語
    新しいREST APIインタフェースとSQLベースの新しい言語定義が標準になる予定です。強化されたJCRスタイルのインタフェースを通して、この種の機能を提供していく予定です。


  • レプリケーション
    地理的に分散している複数リポジトリに対する横断検索機能や多方向レプリケーションによって、分散機能を強化します。


  • システム管理
    より自動化されたシステム管理機能を提供します。


  • アーキテクチャリファクタリング
    アーキテクチャの一部をリファクタリングし、ライセンスの柔軟性を制限するコンポーネントや他により良い代替手段が存在するコンポーネントを置き換えます。


(文責 Kano Shonosuke)



2007年4月25日水曜日

VirtueCode設立

リンク: 新会社の設立について.
既にプレスリリースで発表しましたが、香港にて新会社VirtueCode, Ltd.を設立しました。この新会社では、Second Lifeの3D空間を利用した風水・インテリア・不動産に関するサービスを提供します。Second Lifeはオープンソースへと移行した3D空間の新しいプラットフォームであり、aegifは今後も様々なオープンソースと関わりをもって、サービスを拡充していく予定です。



また、今回の新会社設立はオープンソース事業の展開ということ以上に、aegifメンバーのJoshuaによる新会社設立ということが、aegifにとって大きな意味のあることです。
優秀な人材がaegifに集い、aegifにいることでその能力を十分に発揮でき、その結果、社会により一層貢献できるという流れを作り出したいと考えています。優秀な人材による貢献がaegifの社内にのみ還元されるのではなく、お客様や社会に対しても還元されなければ意味がありません。



社内での事業化だけでなく、今回のように独立を支援し、まずは良いサービスを社会に提供し、その結果めぐりめぐってaegifにもいつか還元されるものだと考えています。映画「Pay It Forward」の思想ですね。
今後も、このように良いアイディアをもっている人を積極的に支援していきたいと思います。今すぐ起業を考えていなくても、アイディアを温めていて将来起業したいと考えている方、また、起業せずとも企業内で事業化し、リーダーとしてその事業を展開していきたいと考えている方は、是非aegifで一緒に働き、aegifを自己実現の場として利用していただきたいと思います。



  *aegifで働くことにご興味のある方は info@aegif.jp までご連絡ください。



(文責 Kano Shonosuke)



2007年4月13日金曜日

LinuxWorld Conference & Expo/Tokyo 2007 事前登録開始

リンク: LinuxWorld Conference & Expo/Tokyo 2007.



aegifが出展する予定のLinuxWorld Confernce & Expo 2007の事前登録が開始されました。入場料5,000円ですが事前登録すれば無料となりますので、ご検討している方は是非ご登録ください。



プログラム一覧 よりセッションの紹介を見ることが出来ますが、基調講演は以下のとおりとなっています。 



━━━━━
5月30日(水)
開幕基調講演 10:00-10:40
米Googleよりオープンソース業界のキー・パーソンが来日!
LinuxWorld Expo Tokyo/2007開幕基調講演
講師:Google Inc. Engineering Dept. Uber Tech Lead グレッグ・スタイン氏

━━━━━
5月31日(木)
基調講演 10:00-10:40
昨年1月のIPA OSSセンター設立からの活動報告を中心に、何故OSSを推進するのか?田代センター長にお話いただきます。
いま、なぜ、OSSなのか?
講師:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)オープンソースソフトウェア・センター センター長 田代 秀一氏

━━━━━
6月1日(金)
基調講演 10:00-10:40
インフラをサービスとして取りこむことによるスケーラビリティ問題の改善方法そしてスケーラビリティの新概念を検証いたします。
Amazonウェブサービスを利用したスケーラビリティ性の高いインフラの構築
講師:Amazon.co.jp Amazonウェブサービス日本担当 エマーソン・ミルズ氏


(文責 Kano Shonosuke)


2007年4月9日月曜日

Roadmap - Alfresco 2.X

リンク: Roadmap - AlfrescoWiki.
Alfresco2.1のリリース後、3.0が11月にリリースされる予定ですが、その間アドオンパッケージがいくつかリリースされるようです。前回に引き続き、AlfrescoWikiRoadmap情報からReleases 2.xのパートをご紹介します。
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Releases 2.x (between May and October)
リリース2.1と3.0の間に、いくつかのアドオンパッケージをリリースパッケージとして提供します。
これはリリース2.0で提供されるパッケージング技術を利用します。
現段階で予定しているパッケージ:



  • 新しいWebサイトデザイナー




  • システム管理用インタフェース




  • カレンダー




  • レコード管理機能強化




  • Microsoft OfficeとOpen Office向けの新しいOfficeプラグイン




  • ブログ




  • E-mailリスナー


来年にはさらに追加される予定です。
(文責 Kano Shonosuke)



2007年4月3日火曜日

Roadmap - Alfresco 2.1

リンク: Roadmap - AlfrescoWiki.
Alfresco 2.0が既にリリースされていますが、AlfrescoのRoadmapによると、2.1のベータが2007年4月、リリースが2007年5月に提供される予定です。



Roadmapに記載されているRelease 2.1のパートをご紹介したいと思います。
-----------------------
Release 2.1 (Beta - mid-April / Release - mid-May)

リリース2.1は、WCM機能の追加、Web 2.0機能の追加および企業向け設定オプションの追加を行い2007年4月にリリースされる予定です。



  • Web 2.0コンポーネント
     Webクライアントの一部をコンポーネント化しWeb 2.0コンポーネントとして他のアプリケーションとマッシュアップできるようにします。




  • Officeプラグイン
     新しいWeb 2.0コンポーネント活用の例として、状況に応じたMicrosoftOfficeのタスクペインの活用があります。これはこのリリースのプレビューとして提供される予定です。




  • Webクライアント拡張
     新しい横断検索、多言語対応、フォームのメリットを得るため、Webクライアントのユーザインタフェースを機能強化します。




  • WCMの拡張
     ページレイアウト、サイト管理、配置、依存関係の管理を簡素化するための新しいツールをWCMに追加します。




  • Wiki
     他のオープンソースプロジェクトとのより密接な共同作業により、待望のWikiが利用できるようになる見込みです。




  • パフォーマンス
     このリリースではリポジトリ内のアイテム数5千万を目標に、パフォーマンスの向上を引き続き図っていきます。




  • Alfresco Networkプログラム
     法人顧客に対してアドバイス、情報提供、設定支援を行うNetworkプログラムに新しいを特色を追加します。ソースコードは利用可能としますが、情報は企業向けサポートとサービスを購入した人のみに提供します。




  • 100%Webサービス
     WebServiceのフル機能実装は作業が遅れてきました。しかし、現在では別サーバへ機能を分離するニーズが高まっており、対応を図っていきます。




  • OpenID
     認証プロトコルとしてOpenIDを追加することを検討しています。AOLやWikipediaなど他のサイトと同じIDを利用したシングルサインオンによってAlfrescoにアクセスすることができるようになります。ただし、CIFSへの対応は調査が必要です。




(文責 Kano Shonosuke)



2007年3月24日土曜日

Alfrescoインストールガイド&ユーザガイド

Alfresco日本語Webサイトの立ち上げが遅れており皆様にはご迷惑をおかけしています。Alfresco2.0とWCMのリリースと共にイギリスのAlfrescoのHPも様変わりをしており、翻訳に時間がかかっています。3月中を目処に頑張っていますので、今しばらくお待ちください。



Webサイトと同様にAlfrescoのドキュメンテーションも同時並行で翻訳を行っております。現在の最新のドキュメンテーションはAlfresco1.4のものですが、インストールガイドとユーザガイドは翻訳が完了しています。日本語版をお望みの方は、info@aegif.jpまでご連絡ください。その他のドキュメンテーションも翻訳が完了次第お知らせいたします。



(文責 Kano Shonosuke)



2007年3月16日金曜日

LinuxWorld Conference & Expo/Tokyo 2007

リンク: LinuxWorld Conference & Expo/Tokyo 2007.



先月のCommercial Opensource Forum Japan 2007に続いて、LinuxWorld Conference & Expo/Tokyo 2007にも出展することになりました。ここ数年LinuxWorld自体の魅力が低下しており、来場者も減っていたようですが、主催側の株式会社IDGジャパン さんも危機感をもっており、今年はLinux+OSS(Open Source Software)ということで、Linuxだけでなく、OSSにも今までよりスポットをあてて魅力を上げていこうという意気込みが感じられました。



現時点ではAlfresco2.0を基に展示内容を考えていますが、Alfrescoのロードマップによると、次の2.1が出ている頃なので、検証が間に合えば2.1を基にした新機能などもご紹介できると思います。(それにしても、Alfrescoの開発スピードは速すぎて、ついていくのが大変です)
日程は5月30,31日,6月1日の3日間となっています。ご興味ある方は是非ご来場ください。



(文責 Kano Shonosuke)



2007年3月6日火曜日

GPLへの移行

リンク: Open Source Licensing at Alfresco.



先日、石井がBlogに書いていますが、AlfrescoのCommunityライセンスがGPLへと移行しました。今までのMPLとGPLの大きな違いは、「ソースコードに変更を加えたら、その変更点をコミュニティにオープンにしなければならない」ことです。ただし、GPLが適用されるケースは限られており、問い合わせをいただいていますので、簡単にポイントをまとめておきたいと思います。



1. 移行したのはCommunityのみ
  Enterpriseについては別途商用ライセンスを用意しています。



2. GPLが適用されるのは再頒布する時のみ
  通常に社内や組織内で利用する場合は特に気にする必要がありません。



→1&2により、ほとんどのユーザの方は今回のGPL移行の影響を受けることはありません。



3. OEMライセンスを用意
  Alfrescoを自社のプロプライエタリ製品に組み込んでビジネスを行おうと考えている企業のために、OEMライセンスを用意しています。



4. FLOSS Exception
  MySQLなどと同様にFLOSS例外条項がついています。Alfrescoが指定したOSI(Open Source Initiative)承認ライセンスを適用すれば、GPLの例外となります。



5. GPL version 2
  MySQLやLinuxカーネルと同様に、Alfrescoのライセンス供与に効力を持つのはGPL version 2だけです。現在も議論中のGPL version 3が完成した段階で、version 3を適用するかどうかアナウンスがあるようです。





他にも、ライセンスについてお問い合わせがあれば、随時このBlogに載せていきたいと思います。



(文責 Kano Shonosuke)





2007年3月1日木曜日

リフレッシュスペース

オフィスにリフレッシュスペースができました。三角形のコーナーの所に扇形に畳の小上がりを作りました。イグサの香りがして、癒しのスペースとなっています。寝転がれるくらいのスペースがあり、眠気を誘う午後の時間には昼寝もできるようになっています。眠気を我慢するより、15分ほど仮眠して頭をリフレッシュしたほうが効率的に仕事ができるそうで、早速私も活用しています。ここで、あぐらを書いて雑談しながら良いアイディアが生まれるのが楽しみです。
(文責 Kano Shonosuke)



2007年2月24日土曜日

[COSF]Commercial Opensource Forum Japan 2007

リンク: [COSF]Commercial Opensource Forum Japan 2007.



2月22日にコマーシャルオープンソースフォーラムへ参加してきました。簡単なパンフレットの配布と、PC環境を使ったデモだけの簡易的な出展でしたが、様々な方にAlfrescoをご紹介することができ、非常に有意義な1日となりました。
既にAlfrescoをご存知の方も多数いらっしゃって、あらためて期待の高さを感じる日となりました。



今期前半の重要テーマとして、Alfrescoのマーケティング活動に力を入れています。日本語のWebサイトやコミュニティのほかフォーラム等にも積極的に参加していき、多くの方と情報交換をしていきたいと思います。





( 文責 Kano Shonosuke )



Alfresco バージョン2.0のリリースとGPL化の発表

リンク: Alfresco - Open Source Enterprise Content Management (CMS) including Web Content Management.



ついにWCMを統合した新バージョンがリリースされました。それとともにCommunity Network版のライセンスがGPLに移行しています。(商用ライセンスであるEnterprise Networkについては従来通りです)



我々の日本語ランゲージパックの更新と、Alfrescoのリリース計画の間にもタイムラグがあるため、最新版はForgeの方から取得された方が良いかもしれません。(スクリプト開発の都合を考え、”データディクショナリ”周りを英語に戻すなどの処置をしています)



また、このバージョンではCJKAnalyzerがバンドルされ設定作業なしで日本語全文検索が出来るようになっています。



(文責 Ishii Akinori ITC)



1周年

しばらく、投稿を行えず放置状態にあったこのBlogですが、今日からまた復活させたいと思います。



昨日2月22日は、aegifの創立1周年にあたる記念日でした。あっという間の1年でしたが、Alfresco関係でも内部統制コンサルの分野でも色々なノウハウを集積することが出来たと思います。しかし、Alfresco関係ではまだまだ未実現の構想が沢山ありますので、このBlogや近日中に(ようやく)オープン予定の公式サイトを中心に取り組みを推し進めて行くつもりです。



(文責 Ishii Akinori ITC)



[COSF]Commercial Opensource Forum Japan 2007

リンク: [COSF]Commercial Opensource Forum Japan 2007.



2月22日にコマーシャルオープンソースフォーラムへ参加してきました。簡単なパンフレットの配布と、PC環境を使ったデモだけの簡易的な出展でしたが、様々な方にAlfrescoをご紹介することができ、非常に有意義な1日となりました。
既にAlfrescoをご存知の方も多数いらっしゃって、あらためて期待の高さを感じる日となりました。



今期前半の重要テーマとして、Alfrescoのマーケティング活動に力を入れています。日本語のWebサイトやコミュニティのほかフォーラム等にも積極的に参加していき、多くの方と情報交換をしていきたいと思います。





( 文責 Kano Shonosuke )



Alfresco バージョン2.0のリリースとGPL化の発表

リンク: Alfresco - Open Source Enterprise Content Management (CMS) including Web Content Management.



ついにWCMを統合した新バージョンがリリースされました。それとともにCommunity Network版のライセンスがGPLに移行しています。(商用ライセンスであるEnterprise Networkについては従来通りです)



我々の日本語ランゲージパックの更新と、Alfrescoのリリース計画の間にもタイムラグがあるため、最新版はForgeの方から取得された方が良いかもしれません。(スクリプト開発の都合を考え、”データディクショナリ”周りを英語に戻すなどの処置をしています)



また、このバージョンではCJKAnalyzerがバンドルされ設定作業なしで日本語全文検索が出来るようになっています。



(文責 Ishii Akinori ITC)



1周年

しばらく、投稿を行えず放置状態にあったこのBlogですが、今日からまた復活させたいと思います。



昨日2月22日は、aegifの創立1周年にあたる記念日でした。あっという間の1年でしたが、Alfresco関係でも内部統制コンサルの分野でも色々なノウハウを集積することが出来たと思います。しかし、Alfresco関係ではまだまだ未実現の構想が沢山ありますので、このBlogや近日中に(ようやく)オープン予定の公式サイトを中心に取り組みを推し進めて行くつもりです。



(文責 Ishii Akinori ITC)